賃貸の退去手続きは、「①解約予告(多くは退去の1か月前まで)→②退去日の決定→③ライフラインの解約→④荷物の搬出→⑤退去立会い→⑥鍵の返却→⑦敷金の精算」という流れで進みます。解約予告の期限を過ぎると、住んでいなくても家賃が発生するため、早めの連絡が大切です。

「退去って何をすればいい?」「いつまでに連絡する?」という方に向けて、この記事では賃貸の退去手続きの流れを時系列で整理し、必要なこと、敷金の精算、故人の部屋を退去する場合の注意点まで解説します。

この記事でわかること

  • 賃貸の退去手続きの流れ
  • 解約予告のタイミングと退去日の決め方
  • ライフラインの解約・立会い・鍵の返却
  • 敷金の精算と故人の部屋を退去する場合の注意点

★ あわせて準備したい

退去前の掃除・梱包グッズ

退去前に自分で掃除をしておくと、追加請求を抑えられることがあります。掃除グッズや、荷物をまとめる梱包資材を用意しておきましょう。

1か月
解約予告の目安
立会
部屋の状態を確認
敷金 精算
原状回復費を差し引く

01

賃貸の退去手続きの流れ

退去は、おおむね次の流れで進みます。期限のある手続きから動きましょう。

  • ①解約予告:管理会社・大家に退去を連絡(契約で定められた期限まで)
  • ②退去日の決定:引っ越し日・明け渡し日を決める
  • ③ライフラインの解約:電気・ガス・水道・ネットなど
  • ④荷物の搬出:引っ越し
  • ⑤退去立会い:管理会社・大家と部屋の状態を確認
  • ⑥鍵の返却
  • ⑦敷金の精算:原状回復費を差し引いて返金または追加請求
賃貸の退去手続きの流れ
写真: RDNE Stock project / Pexels

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解約予告のタイミング

退去でまず行うのが「解約予告」です。契約書で期限が決められています。

  • 多くの契約で「退去の1か月前まで」に通知が必要
  • 契約によっては2か月前・3か月前のこともある
  • 通知が遅れると、住んでいなくてもその期間分の家賃が発生する

解約予告の期限は契約書で必ず確認しましょう。退去が決まったら、まず管理会社・大家へ早めに連絡することが、ムダな家賃を払わないコツです。

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ライフラインの解約

退去日に合わせて、各種ライフラインを解約します。

  • 電気・ガス・水道:退去日を伝えて解約。ガスは立会いが必要なことがある
  • インターネット・固定電話:解約または移転手続き
  • NHK:住所変更または解約
  • 郵便物の転送届(郵便局)を出しておく

解約は、退去日の1〜2週間前までに連絡しておくとスムーズです。最終利用日までの料金を精算します。

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退去立会いと鍵の返却

荷物を搬出したら、退去立会いを行います。

  • 管理会社・大家と一緒に、部屋の傷や汚れを確認する
  • 指摘された内容は、その場で記録する(写真も撮る)
  • 原状回復の負担範囲について、あいまいにしない
  • 確認後、鍵を返却する

立会い前に自分で掃除をしておくと、印象が良く、追加請求を抑えられることがあります。入居時の写真があれば、もともとの傷の証拠になります。

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解約予告のタイミング
写真: Max Vakhtbovych / Pexels

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敷金の精算

退去後、敷金の精算が行われます。

  • 原状回復費・ハウスクリーニング代を敷金から差し引く
  • 敷金が余れば返金、足りなければ追加請求
  • 精算書(明細)を受け取り、内容を確認する

経年劣化や通常損耗は原則 大家負担です。高額な請求や、納得できない精算には、明細を求めて確認しましょう。トラブル時は消費者ホットライン188に相談できます。

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故人の部屋を退去する場合の注意点

亡くなった方の賃貸を退去する場合は、通常の退去に加えて注意が必要です。

  • 遺品整理:貴重品・遺言書を確保してから片付ける
  • 相続放棄を検討中なら:遺品の処分や解約が相続の承認とみなされる恐れがあるため、先に専門家へ相談
  • 名義・契約の確認:契約者・連帯保証人を確認し、管理会社と対応を相談
  • 原状回復:孤独死などで特殊清掃が必要な場合は、専門業者に依頼

故人の部屋の退去は、遺品整理・相続と関わるため、慌てて進めず、確認しながら対応しましょう。

★ あわせて準備したい

引っ越しの梱包に

退去には荷物の搬出が伴います。段ボールや緩衝材、ガムテープなどの梱包資材をまとめて用意しておくと、引っ越し作業がスムーズです。

よくある質問

Q. 賃貸の退去はいつまでに連絡すればいいですか?

A. 契約書で定められた解約予告の期限までです。多くは退去の1か月前までですが、2か月前・3か月前の契約もあります。通知が遅れると、住んでいなくてもその期間分の家賃が発生するため、早めに連絡しましょう。

Q. 退去手続きの流れを教えてください。

A. 解約予告→退去日の決定→ライフラインの解約→荷物の搬出→退去立会い→鍵の返却→敷金の精算、の順です。期限のある解約予告とライフラインの解約から動きましょう。

Q. ライフラインの解約はいつしますか?

A. 退去日に合わせて、1〜2週間前までに電気・ガス・水道・ネットなどへ連絡します。ガスは閉栓に立会いが必要なことがあります。郵便物の転送届も出しておくと安心です。

Q. 敷金は返ってきますか?

A. 原状回復費・ハウスクリーニング代を差し引いて精算され、余れば返金されます。経年劣化や通常損耗は原則 大家負担です。精算書(明細)を受け取り、納得できない請求は内容を確認しましょう。

Q. 亡くなった親の賃貸を退去するときの注意は?

A. 貴重品・遺言書を確保してから遺品整理を進めます。相続放棄を検討中なら、遺品の処分や解約が相続の承認とみなされる恐れがあるため、先に専門家へ相談しましょう。孤独死などで特殊清掃が必要な場合は専門業者に依頼します。

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この記事のまとめ

  • 退去は『解約予告→退去日決定→ライフライン解約→搬出→立会い→鍵返却→敷金精算』の流れ
  • 解約予告は多くが1か月前まで。遅れると住まなくても家賃が発生
  • 電気・ガス・水道・ネットは退去日の1〜2週間前までに解約連絡
  • 立会いで傷・汚れの責任をあいまいにしない。入居時の写真が証拠に
  • 故人の部屋は遺品整理・相続放棄に注意。慌てず確認しながら進める

参考・出典

※制度・料金は改正や地域差があります。最新の情報は各公式サイト・お住まいの自治体でご確認ください。

EDITORIAL TEAM

こもれび編集部 | 空き家・実家の片付け担当

監修:終活・遺品整理の実務に詳しい編集チーム

本記事は公的機関の情報や一般的な実務をふまえて編集部が作成し、定期的に見直しています。内容に誤りがあれば編集部までご連絡ください。

最終更新日: 2026年06月05日

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