空き家を放置すると、「特定空き家に指定されて固定資産税が上がる」「建物が倒壊・劣化する」「不法侵入・放火・近隣トラブル」「損害賠償を負う」といった深刻なリスクがあります。相続した実家などを「とりあえずそのまま」にしておくと、年々リスクと負担が増していきます。

「相続した空き家をどうすれば?」「放置するとどうなる?」という方に向けて、この記事では空き家を放置するリスクと、それを避けるための対策を解説します。

この記事でわかること

  • 空き家を放置する具体的なリスク
  • 特定空き家の指定と税金の増額
  • 倒壊・不法侵入・近隣トラブル・損害賠償のリスク
  • 放置を避けるための対策

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特定 空き家
指定で税が最大6倍に
倒壊 賠償
管理責任が問われる
早め に判断
売却・解体・活用・管理

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空き家を放置する主なリスク

空き家を管理せず放置すると、次のような深刻なリスクがあります。

  • 特定空き家の指定:固定資産税の優遇が外れ、税負担が上がる
  • 建物の倒壊・劣化:放置で老朽化が進み、倒壊の危険
  • 不法侵入・放火:防犯上の問題
  • 近隣トラブル:草木の越境、ゴミの不法投棄、悪臭
  • 損害賠償:倒壊や落下物で他人に損害を与えると、管理責任を問われる
  • 資産価値の低下:傷むほど売却・活用が難しくなる

これらは時間が経つほど深刻になります。早めの対策が大切です。

空き家を放置する主なリスク
写真: Anton Grekhov / Pexels

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特定空き家と固定資産税の増額

最も大きなリスクの一つが、「特定空き家」への指定です。

  • 倒壊の危険、衛生上有害、景観を損なうなど、管理不全の空き家が対象
  • 自治体から助言・指導→勧告→命令と段階的に進む
  • 勧告を受けると、住宅用地の特例(固定資産税の軽減)が外れる
  • その結果、土地の固定資産税が最大で大幅に上がる(更地並みに)
  • 命令に従わないと過料、最終的には行政代執行(強制解体)も

「家が建っているから固定資産税が安い」状態が、特定空き家に指定されると崩れます。放置するほど、税負担が重くのしかかる可能性があります。

03

倒壊・損害賠償のリスク

老朽化した空き家は、倒壊や落下物のリスクがあります。

  • 地震・台風で倒壊し、近隣の家や通行人に被害を与える
  • 屋根材・外壁が落下してケガをさせる
  • このような場合、所有者が損害賠償責任を負うことがある

「自分は住んでいないから関係ない」では済みません。所有者には、空き家を適切に管理する責任があります。

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不法侵入・近隣トラブルのリスク

放置された空き家は、防犯・近隣の面でも問題を起こします。

  • 不法侵入、放火、犯罪の温床になる
  • 草木が伸びて隣家に越境する
  • ゴミの不法投棄、悪臭、害虫・害獣の発生
  • 近隣からの苦情、関係の悪化

空き家は、近隣の生活環境にも影響します。トラブルが起きてからでは関係修復が難しいため、定期的な管理や早めの対策が大切です。

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特定空き家と固定資産税の増額
写真: John Robertson / Pexels

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放置を避けるための対策

空き家の放置を避けるには、次の対策があります。

  • 売却する:維持費・税負担から解放される。早いほど売りやすい
  • 賃貸・活用する:収益化する
  • 解体する:倒壊リスクをなくす(更地は税が上がる場合あり、補助金も確認)
  • 管理する:定期的な見回り、または空き家管理サービスを利用

「管理し続けるか、手放すか」を早めに決めることが、リスクと負担を減らすカギです。判断に迷う場合は、不動産会社や自治体の空き家相談窓口に相談しましょう。

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まず相続登記・名義の確認を

相続した空き家の対策を進める前に、名義の確認が必要です。

  • 故人名義のままでは、売却も解体もできない
  • 相続登記(名義変更)は2024年から義務化(3年以内)
  • 相続人が複数なら、誰が相続するか決める

まず相続登記を済ませ、そのうえで売却・活用・解体・管理の方針を決めましょう。放置は、最もリスクの高い選択です。

★ あわせて準備したい

空き家の管理に役立つグッズ

当面 管理する場合は、防犯のセンサーライトや、郵便物対策、庭の手入れ用品があると役立ちます。最低限の備えをしておきましょう。

よくある質問

Q. 空き家を放置するとどうなりますか?

A. 特定空き家に指定されて固定資産税が上がる、建物が倒壊・劣化する、不法侵入・放火、近隣トラブル、倒壊で他人に被害を与えた場合の損害賠償、資産価値の低下といったリスクがあります。時間が経つほど深刻になります。

Q. 特定空き家に指定されると税金はどうなりますか?

A. 管理不全で勧告を受けると、住宅用地の特例(固定資産税の軽減)が外れ、土地の固定資産税が大幅に上がります(更地並みに)。命令に従わないと過料や、行政代執行(強制解体)の対象になることもあります。

Q. 空き家が倒壊して他人に被害を与えたら?

A. 所有者が損害賠償責任を負うことがあります。地震や台風で倒壊して近隣の家や通行人に被害を与えたり、屋根材や外壁が落下してケガをさせたりした場合です。『住んでいないから関係ない』では済まず、適切に管理する責任があります。

Q. 空き家の放置を避けるには?

A. 売却(維持費・税負担から解放)、賃貸・活用(収益化)、解体(倒壊リスクをなくす)、管理(定期的な見回りや管理サービス)があります。『管理し続けるか、手放すか』を早めに決めることがリスクと負担を減らすカギです。

Q. 何から始めればいいですか?

A. まず相続登記で名義を確認します。故人名義のままでは売却も解体もできません。相続登記は2024年から義務化(3年以内)されています。相続人が複数なら誰が相続するか決め、そのうえで売却・活用・解体・管理の方針を決めましょう。

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この記事のまとめ

  • 空き家放置のリスクは特定空き家指定・税増額・倒壊・不法侵入・近隣トラブル・損害賠償
  • 特定空き家に勧告されると住宅用地の特例が外れ、固定資産税が大幅に上がる
  • 倒壊や落下物で他人に被害を与えると所有者が損害賠償責任を負うことも
  • 対策は売却・賃貸活用・解体・管理。早めの判断がリスクと負担を減らす
  • まず相続登記で名義を確認。故人名義では売却も解体もできない

参考・出典

※制度・料金は改正や地域差があります。最新の情報は各公式サイト・お住まいの自治体でご確認ください。

EDITORIAL TEAM

こもれび編集部 | 空き家・実家の片付け担当

監修:終活・遺品整理の実務に詳しい編集チーム

本記事は公的機関の情報や一般的な実務をふまえて編集部が作成し、定期的に見直しています。内容に誤りがあれば編集部までご連絡ください。

最終更新日: 2026年06月07日

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