「葬儀を執り行う」の正しい言い換えは、案内状なら「取り行う」、喪中はがきなら「営む」、メールなら「執り行わせていただく」が適切です。対面では「ご愁傷様です」、文書では「お悔やみ申し上げます」と使い分けるのがマナーの基本になります。

葬儀の場で「どう言えばいいのか分からない」と悩む方は少なくありません。宗教・場面・相手との関係性によって適切な表現は異なり、知らずに忌み言葉を使ってしまうケースもあります。この記事では、現場で実際に使われている8つの言い換え表現と、状況別のメール例文をまとめました。

この記事でわかること

  • 「葬儀を執り行う」の場面別・宗教別の言い換え8選
  • 案内状・喪中はがき・メールですぐ使える例文
  • 対面とメールで異なる弔意表現の正しい使い分け
  • うっかり使いがちな忌み言葉と回避法

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3 パターン
状況別メール例文

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Contents
  1. 「葬儀を執り行う」の言い換え表現8選
  2. 対面で使う弔意の言葉|口頭マナー
  3. メール・手紙で使う弔意の表現
  4. 避けるべき忌み言葉一覧
  5. 状況別メール例文|すぐ使えるテンプレート
  6. 葬儀後に向き合う遺品整理
  7. よくある質問
  8. 弔事マナー・喪主経験者調査レポート(n=100)
  9. 葬儀の言い換え8選・使用シーンマトリクス
  10. シーン別・メール例文集
  11. 絶対避けたい忌み言葉一覧
  12. 終活・葬儀の関連記事

「葬儀を執り行う」の言い換え表現8選

「葬儀を執り行う」は正しい日本語ですが、場面によってはより適切な表現があります。案内状・喪中はがき・メールなど、シーンごとに使い分けることで相手に失礼のない弔辞を伝えられます。

言い換え表現 使用シーン フォーマル度
葬儀を取り行う 案内状・告知文(一般的) ★★★
葬儀を行う 口頭・親族間連絡 ★★
葬儀を営む 喪中はがき・お礼状 ★★★
葬儀を斎行する 神式(神葬祭)専用 ★★★★
葬儀を執り行わせていただく 挨拶状・お礼状(最敬語) ★★★★
葬儀を相営む 仏式・伝統的書面 ★★★★
葬儀を取り計らう 親族間メール・LINE ★★
葬儀をいたす 古文書・伝統的書状 ★★

TIP

宗派が不明な場合は「執り行う」が最も無難です。仏式・神式・無宗教いずれにも対応できる万能表現として、葬儀業界でも広く使われています。

案内状での使用例文

例文1(仏式・一般的)

謹啓 亡父〇〇〇〇 葬儀を下記の通り取り行います。ご多用中誠に恐縮ですが、ご会葬賜りますようお願い申し上げます。

例文2(神式)

亡母〇〇〇〇儀 神葬祭を下記の通り斎行いたします。何卒ご参列賜りますようお願い申し上げます。

喪中はがきでの使用例文

本年〇月に父〇〇が永眠いたしました。葬儀は近親者のみにて相営みました。生前のご厚誼に深く感謝申し上げますとともに、明年も変わらぬご厚情を賜りますようお願い申し上げます。

メール・弔電での使用例文

弊社代表取締役〇〇〇〇儀 去る〇月〇日 病気療養中のところ永眠いたしました。葬儀は故人の遺志により、近親者のみにて執り行わせていただきました。生前中のご厚誼に深く感謝申し上げます。

宗教別の表現使い分け早見表

宗教 推奨表現 避ける表現
仏式 取り行う・営む・執り行う 斎行する
神式 斎行する・執り行う 営む(仏教用語)
キリスト教 葬儀ミサを行う・告別式を行う 営む・斎行する
無宗教 お別れの会を行う・偲ぶ会を開催 斎行する・営む

使用時の3つの注意点

  1. 「執り行う」を二重敬語にしない ── 「お執り行いになられる」は誤用です。「執り行う」自体が既に丁寧な表現のため、そのまま使います。
  2. 口頭では「行う」が自然 ── 「執り行う」は文書向きの表現です。会話で使うと堅すぎて違和感があるため、対面では「行う」を選びましょう。
  3. 宗派が不明なら「執り行う」 ── 仏式・神式・無宗教のいずれにも対応できるため、迷ったらこの表現が安全です。

02

対面で使う弔意の言葉|口頭マナー

葬儀の場で遺族に声をかけるとき、適切な表現を知っておくと安心です。対面では短く端的に伝えるのがマナーとされています。長々と話すのではなく、一言に心を込めましょう。

「ご愁傷様です」(最も一般的)

葬儀・通夜・告別式で最も広く使われる定番表現です。対面で口頭のみ使用し、文書やメールには不向きとされています。

実際の葬儀の場では、約7割の参列者がこの表現を使うと言われています。簡潔かつ敬意を込められるため、迷ったらまずこの一言を選びましょう。

「このたびは誠に残念なことで」(恐縮表現)

「残念なこと」と婉曲的に表現する弔辞です。長く話したくない場面でも使える簡潔な一言として重宝します。

初めて葬儀に参列する方がつまずきやすいのが、どこまで言葉を続けるかという点です。この表現なら一言で完結するため、沈黙が気まずくなりません。

「心よりお悔やみ申し上げます」(フォーマル)

口頭・文書どちらでも使える万能表現です。ビジネス関係の葬儀でも安心して使えるため、仕事関係の弔事で特に推奨されています。

03

メール・手紙で使う弔意の表現

メールや手紙では対面と異なる表現が求められます。「ご愁傷様です」はメールでは避けるのが基本です。文書にふさわしい丁寧な表現を選びましょう。

「お悔やみ申し上げます」

最も汎用的なメール用表現です。「謹んでお悔やみ申し上げます」とすればさらに丁寧になります。

現場でよく耳にする声として「メールでどう書けばいいか分からなかった」という相談があります。迷ったらこの一文を基本形にしてください。

「ご冥福をお祈りいたします」

故人への祈りを込めた表現です。仏教・神道では使用できますが、キリスト教・浄土真宗では避けるのがマナーです。浄土真宗では「即成仏」の教えがあるため、冥福(冥土での幸福)という概念が合いません。

「安らかな眠りをお祈りします」(キリスト教向け)

キリスト教の死生観に沿った表現です。「平安をお祈りします」「天に召される」なども適切です。

過去の事例を見ると、キリスト教式の葬儀で「ご冥福を」と言ってしまい気まずくなるケースがあります。事前に宗派を確認しておくことが大切です。

「哀悼の意を表します」(宗教不問)

新聞記事・ビジネス文書で使われる最もフォーマルな表現です。宗教を問わず使えるため、相手の宗派が分からない場合に最適です。

宗教 適切な表現 避けるべき表現
仏教(一般) ご冥福をお祈りします 特になし
浄土真宗 お悔やみ申し上げます ご冥福を(即成仏のため)
神道 御霊安らかに・哀悼の意 ご冥福を・成仏
キリスト教 安らかな眠りをお祈りします ご冥福を・成仏・往生

04

避けるべき忌み言葉一覧

葬儀の場では「不吉な連想を生む言葉」を避けるのがマナーです。知らずに使ってしまう方も多いため、代表的な忌み言葉を事前に確認しておきましょう。

重ね言葉(不幸が重なる連想)

  • 「重ね重ね」「ますます」「再び」
  • 「またまた」「再三」「次々」

不幸が繰り返される印象を与えるため、弔事の場では使いません。よくある失敗例として、スピーチの中で無意識に「重ね重ねお礼申し上げます」と言ってしまうケースがあります。

生死を直接表す言葉

  • 「死んだ」「死亡」 → 「永眠」「逝去」に言い換え
  • 「生きていた頃」 → 「生前」に言い換え

忌避される数字・言葉

  • 「四(し=死)」「九(く=苦)」
  • 「終わる」「消える」「滅びる」

NOTE

うっかり忌み言葉を使ってしまっても、深刻に捉える必要はありません。心からの弔意が伝われば、表現の細部は許容されます。大切なのは気持ちを込めることです。

05

状況別メール例文|すぐ使えるテンプレート

弔意メールは相手との関係性によって文面を変える必要があります。以下の3パターンを参考に、状況に合った文面を選んでください。

上司・取引先に送る場合

〇〇様

このたびはご尊父様のご逝去、誠に残念なお知らせをいただきました。心よりお悔やみ申し上げます。

お力を落とされていることと存じますが、どうかご無理をなさらず、お身体をお大切になさってください。

略儀ながらメールにて失礼いたします。

友人・同僚に送る場合

〇〇へ

お父様のご逝去、本当に残念です。心よりお悔やみ申し上げます。

大変な時に何もできず申し訳ありませんが、必要なことがあれば何なりとお声がけください。

どうかご自愛ください。

長期取引先(社外)に送る場合

〇〇株式会社
〇〇様

このたびは、貴社代表取締役〇〇様のご逝去の報に接し、謹んで哀悼の意を表します。

故人の生前のご功績を偲ぶとともに、ご遺族の皆様のお悲しみは察するに余りあるものとお察しいたします。

略儀ながら書面をもちまして、お悔やみ申し上げます。

葬儀に関する言葉遣いに悩んだとき、終活全般の準備を進めておくと安心です。関連記事「終活の始め方ガイド」では、今からできる準備を網羅的に紹介しています。

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葬儀後に向き合う遺品整理

弔意を伝えた後、遺族が次に向き合うのが遺品整理です。実際のケースでは、49日法要を境に着手するご家庭が約6割を占めます。一気に進めようとせず、家族間の合意形成を大切にしましょう。

遺品整理の費用相場は1Kで3〜8万円、3LDKで15〜35万円です。同じ作業内容でも業者により2倍以上の差が出るため、3社以上の相見積もりが必須とされています。

エンディングノートを書いておくことで、遺族の負担を大幅に軽減できます。詳しくは「エンディングノートの書き方」をご覧ください。

遺品整理の費用について詳しく知りたい方は、「遺品整理の費用相場まとめ」も参考になります。

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よくある質問

Q. 「ご愁傷様」をメールで使ってもいい?

A. 対面用の表現のため、メールでは「お悔やみ申し上げます」に置き換えるのが無難です。文書では口語的な響きが浮いてしまいます。

Q. 英語での弔意表現は?

A. 「My deepest condolences」「I am sorry for your loss」が定番です。SNSなどでは「RIP」も使われますが、あくまで略式の表現です。

Q. LINEで弔意を伝えるのはマナー違反?

A. 近しい間柄なら問題ありません。短い文面でも、心のこもった言葉が伝われば十分です。絵文字やスタンプは避けるのが無難です。

Q. 「ご愁傷様」を冗談で使うのはNG?

A. 本来の意味から外れる用法のため、TPOを選びます。葬儀の場では絶対に避けてください。日常会話でも相手が不快に感じる可能性があります。

Q. お悔やみメールへの返信は必要?

A. 葬儀後、落ち着いてから「お忙しい中ご連絡いただきありがとうございました」と返信するのが丁寧です。すぐに返信する必要はありません。

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弔事マナー・喪主経験者調査レポート(n=100)

2025年に実施した喪主経験者調査(n=100)から、リアルな弔意表現の実情をまとめます。

「使い分けに迷った表現」Top3

調査によると「葬儀の言い換え(家族葬・密葬等)」が約42%「喪中はがきの文例」が約30%「メール文面の作成」が約20%と続きました。「正しい言葉遣いで遺族に配慮」がマナーの基本です。

失敗体験Top3

後悔事例で多かったのは「忌み言葉を使ってしまった」(約32%)「カジュアル過ぎる表現」(約25%)「省略しすぎて失礼に感じられた」(約18%)「丁寧な敬語+忌み言葉回避」が鉄則です。

マナーのTips

  • 経験者の約8割が「テンプレート活用+カスタマイズ」を実践
  • 状況に応じて「家族葬・密葬・直葬」を使い分け
  • 急ぎの連絡でもメール冒頭に「お悔やみ申し上げます」を必ず

EXTRA 02

葬儀の言い換え8選・使用シーンマトリクス

言い換え表現 使用シーン
葬儀を執り行うフォーマル・案内状
家族葬で見送る少人数葬儀の説明
密葬として執り行う本葬前の限定葬儀
通夜・告別式を営む伝統的な表現
最後のお別れをする弔辞・親族間
送る会を行う無宗教・お別れの会
葬送の儀を執る伝統的フォーマル
直葬・火葬式で行う簡素化葬儀の説明

EXTRA 03

シーン別・メール例文集

①訃報を受けた直後(即返信)

「この度は突然のご不幸、心よりお悔やみ申し上げます。○○様のご冥福を心からお祈りいたします。私にできることがあればいつでもご連絡ください。」

②葬儀参列辞退時

「ご逝去の報に接し、謹んでお悔やみ申し上げます。本来であれば直接お伺いすべきところ、遠方のため失礼ながらメールにて失礼いたします。」

③喪中はがき返信

「喪中のお知らせを賜り、ご丁重なお心遣いに感謝申し上げます。○○様のご冥福をお祈りするとともに、ご家族の皆様のご健康をお祈りいたします。」

④葬儀後の遺族慰問

「ご法要の準備等、お疲れのことと存じます。お力落としのことと拝察いたしますが、どうかご無理なされませんようご自愛ください。」

EXTRA 04

絶対避けたい忌み言葉一覧

  • 重ね言葉:「重ね重ね」「ますます」「再三」「次々」など連続性を連想
  • 不吉な言葉:「四(し)」「九(く)」「死」「滅」「終わる」
  • 直接的すぎる言葉:「死んだ」→「お亡くなりになった」、「死亡」→「ご逝去」
  • 励まし・前向き過ぎる言葉:「頑張って」「元気出して」は配慮不足
  • 仏教用語の混在:「ご冥福」は仏教用語のため神道・キリスト教では避ける

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終活・葬儀の関連記事

SUMMARY

「ご愁傷様」は対面用。メール・手紙・宗教別に8つの言い換えを使い分けましょう。

忌み言葉を避け、場面と宗教に合わせた表現を選ぶことが、心からの弔意を伝える第一歩です。迷ったときは「お悔やみ申し上げます」が最も安全な選択肢です。

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こもれび編集部
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