相続税の申告が必要かは、遺産の総額が「基礎控除=3,000万円+(600万円×法定相続人の数)」を超えるかどうかで決まります。超えなければ原則 申告は不要、超える場合は申告が必要です。ただし、配偶者の税額軽減や小規模宅地の特例を使って非課税になる場合は、申告が条件になることがあります。

「うちは相続税の申告がいるの?」という方に向けて、この記事では申告が必要かの判断、基礎控除の計算、特例を使う場合、申告期限まで解説します。

この記事でわかること

  • 相続税の申告が必要かの判断基準
  • 基礎控除の計算方法
  • 特例を使う場合の申告の要否
  • 申告期限と申告しない場合のリスク

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3000万 +600万×人
基礎控除の計算式
10か月 以内
申告・納付の期限
特例 は申告要
非課税でも申告が条件

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相続税の申告が必要かの判断基準

相続税の申告が必要かどうかは、遺産の総額が「基礎控除」を超えるかどうかで決まります。

  • 基礎控除以下:原則として申告は不要
  • 基礎控除を超える:申告が必要(納税が必要な場合がある)
  • 特例で非課税になる:申告が条件になることがある

まずは遺産の総額を把握し、基礎控除と比べることが第一歩です。

相続税の申告が必要かの判断基準
写真: Leeloo The First / Pexels

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基礎控除の計算方法

基礎控除は、次の式で計算します。

基礎控除=3,000万円+(600万円 × 法定相続人の数)

  • 法定相続人が1人:3,600万円
  • 法定相続人が2人:4,200万円
  • 法定相続人が3人:4,800万円
  • 法定相続人が4人:5,400万円

遺産の総額(プラスの財産から借金などを差し引いた額)が、この基礎控除以下なら、原則として相続税はかからず、申告も不要です。

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遺産の総額に含めるもの

遺産の総額を計算するときは、次のものを含めます。

  • 預貯金・現金
  • 不動産(土地・建物)
  • 有価証券(株式・投資信託など)
  • 生命保険金(非課税枠を超える部分)
  • 死亡退職金(非課税枠を超える部分)
  • その他の財産(貴金属・自動車など)
  • ※借金・葬式費用などは差し引く

不動産の評価額は、路線価などで計算します。評価が難しい場合は、税理士に相談すると正確です。

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特例を使う場合は申告が必要

注意したいのが、特例で非課税になる場合です。次の特例を使うときは、税額がゼロでも申告が必要です。

  • 配偶者の税額軽減:配偶者が相続する財産は、1億6,000万円(または法定相続分)まで非課税。ただし申告が条件
  • 小規模宅地等の特例:自宅などの土地の評価を大幅に下げられる。申告が条件

「特例を使えば相続税はかからない」場合でも、特例の適用には申告が必要です。申告しないと特例が使えず、課税されてしまうことがあるため注意しましょう。

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基礎控除の計算方法
写真: www.kaboompics.com / Pexels

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申告期限と申告しない場合のリスク

相続税の申告・納付には期限があります。

  • 期限:相続の開始を知った日の翌日から10か月以内
  • 申告しないと:無申告加算税・延滞税などのペナルティがかかる
  • 特例を使うつもりが申告を忘れると、特例が使えず課税される

申告が必要なのに期限を過ぎると、本来より多くの税金を払うことになります。早めに準備しましょう。

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判断に迷うときの相談先

申告が必要か、特例が使えるかの判断は、専門的な部分もあります。

  • 税理士:相続税の申告・節税の専門家。相続に強い税理士を選ぶ
  • 税務署:一般的な相談に対応
  • 無料相談会(税理士会・自治体)も利用できる

遺産に不動産が多い、財産が基礎控除に近い、特例を使いたい場合は、早めに税理士に相談すると安心です。

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相続の書類整理に

相続税の申告では財産の資料を多く扱います。書類ケースでまとめておくと、税理士への相談や申告がスムーズです。

よくある質問

Q. 相続税の申告は必要ですか?

A. 遺産の総額が基礎控除『3,000万円+(600万円×法定相続人の数)』を超えるかどうかで決まります。超えなければ原則 申告は不要、超える場合は申告が必要です。ただし特例を使って非課税になる場合は、申告が条件になることがあります。

Q. 基礎控除はいくらですか?

A. 『3,000万円+(600万円×法定相続人の数)』で計算します。法定相続人が1人なら3,600万円、2人なら4,200万円、3人なら4,800万円です。遺産総額がこれ以下なら、原則として相続税はかからず申告も不要です。

Q. 相続税がかからなくても申告は必要ですか?

A. 配偶者の税額軽減や小規模宅地等の特例を使って非課税になる場合は、税額がゼロでも申告が必要です。申告しないと特例が使えず課税されてしまうことがあるため注意しましょう。基礎控除以下で特例も使わないなら申告は不要です。

Q. 相続税の申告期限はいつですか?

A. 相続の開始を知った日の翌日から10か月以内です。申告が必要なのに期限を過ぎると、無申告加算税・延滞税などのペナルティがかかり、本来より多くの税金を払うことになります。早めに準備しましょう。

Q. 申告が必要か迷ったら誰に相談すればいいですか?

A. 相続に強い税理士に相談するのが確実です。税務署でも一般的な相談に対応しており、税理士会や自治体の無料相談会も利用できます。遺産に不動産が多い、財産が基礎控除に近い、特例を使いたい場合は、早めに税理士へ相談すると安心です。

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この記事のまとめ

  • 相続税の申告要否は遺産総額が基礎控除を超えるかで決まる
  • 基礎控除=3,000万円+(600万円×法定相続人の数)。3人なら4,800万円
  • 遺産総額は預貯金・不動産・有価証券・保険金などの合計から借金等を引く
  • 配偶者の税額軽減・小規模宅地の特例は、非課税でも申告が条件
  • 申告期限は10か月。無申告はペナルティ。迷えば税理士へ

参考・出典

※制度・料金は改正や地域差があります。最新の情報は各公式サイト・お住まいの自治体でご確認ください。

EDITORIAL TEAM

こもれび編集部 | 相続・諸手続き担当

監修:終活・遺品整理の実務に詳しい編集チーム

本記事は公的機関の情報や一般的な実務をふまえて編集部が作成し、定期的に見直しています。内容に誤りがあれば編集部までご連絡ください。

最終更新日: 2026年06月07日

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