高齢者を支える支援制度まとめ|介護・生活・お金の公的サポート
高齢者を支える公的な支援制度には、『介護保険、地域包括支援センター、高額療養費、年金、各種手当、成年後見制度、住宅改修の補助など』多くのものがあります。これらは申請しないと使えないものが多く、知らずに損をすることも。介護・生活・お金の面で、高齢者本人や家族を支える制度を知っておきましょう。困ったときの相談先もまとめて解説します。
「高齢の親が使える支援制度は?」という方に向けて、この記事では介護・生活・お金の公的支援制度と、相談先をまとめて解説します。
この記事でわかること
- 高齢者を支える主な支援制度
- 介護・医療の支援
- お金・生活の支援
- 相談窓口と利用のポイント
★ あわせて準備したい
介護・支援制度の参考書
高齢者の支援制度は数が多く、本でまとめて知ると役立ちます。介護や手続きの本で、使える制度を把握しておきましょう。
01
介護を支える制度
介護に関する、主な支援制度です。
- 介護保険:要介護・要支援認定を受けると、介護サービスを1〜3割の自己負担で利用できる
- 地域包括支援センター:高齢者の総合相談窓口。介護・福祉・健康の相談
- 住宅改修の補助:介護保険で、手すり設置・段差解消などの改修費を補助
- 福祉用具のレンタル・購入:介護保険で利用できる
介護の支援は、まず介護保険の認定を受けることから始まります。地域包括支援センターが、その窓口・相談先になります。
02
医療・健康を支える制度
医療費の負担を軽くする制度です。
- 高額療養費制度:1か月の医療費が上限を超えた分が払い戻される
- 後期高齢者医療制度:75歳以上の医療保険
- 医療費の自己負担割合:年齢・所得により1〜3割
- 高額介護合算療養費:医療費と介護費の合算で負担を軽減
医療費が高額になったときは、高額療養費制度で払い戻しが受けられます。事前に『限度額適用認定証』を用意すれば、窓口での支払いを上限までに抑えられます。医療費がかさむときは、必ず確認しましょう。
03
お金・生活を支える制度
生活やお金を支える制度です。
- 年金:老齢年金。受給の手続き・繰り下げなど
- 各種手当:障害年金、特別障害者手当など(条件あり)
- 生活保護:生活に困窮した場合の最後のセーフティネット
- 生活福祉資金貸付:低所得世帯への貸付
お金の面で困ったときも、支援制度があります。年金の手続きや、生活に困窮した場合の相談は、自治体や年金事務所、社会福祉協議会で受けられます。
04
判断能力を支える制度
認知症などで判断能力が低下したときを支える制度です。
- 成年後見制度:判断能力が低下した人の財産管理・契約を支援
- 任意後見:元気なうちに、後見人を決めておく
- 日常生活自立支援事業:福祉サービスの利用援助、金銭管理の支援
認知症で判断能力が低下すると、預金の引き出しや契約ができなくなることがあります。成年後見制度を使えば、後見人が本人に代わって財産管理や手続きを行えます。任意後見は元気なうちにしか使えないため、早めの検討が大切です。
05
相談窓口
高齢者の支援について、困ったときの相談窓口です。
- 地域包括支援センター:介護・福祉・健康・権利擁護の総合相談
- 市区町村の窓口:介護保険・福祉・各種手当
- 年金事務所:年金の相談
- 社会福祉協議会:生活支援・貸付
- ケアマネジャー:介護サービスの相談・調整
『何を相談すればいいか分からない』ときは、まず地域包括支援センターに相談しましょう。高齢者の総合窓口として、適切な制度や窓口につないでくれます。
06
制度を利用するポイント
支援制度を上手に利用するポイントです。
- 多くの制度は、申請しないと使えない
- 『使える制度がないか』を、窓口で相談する
- 介護はまず要介護認定、医療は高額療養費を確認
- 判断能力が心配なら、早めに後見制度を検討
- 家族も制度を知り、本人を支える
支援制度は、知って申請してこそ使えます。『こんな制度があるとは知らなかった』と損しないよう、困ったら窓口に相談しましょう。介護や生活の負担を、公的支援で軽くできます。
★ あわせて準備したい
手続き・情報の整理に
支援制度の手続きで使う書類や情報は、ファイルにまとめて整理すると管理しやすくなります。必要なときに取り出せるようにしましょう。
よくある質問
Q. 高齢者を支える介護の支援制度は?
A. 介護保険(要介護・要支援認定で介護サービスを1〜3割負担で利用)、地域包括支援センター(高齢者の総合相談窓口)、住宅改修の補助(手すり設置・段差解消など)、福祉用具のレンタル・購入などがあります。介護の支援は、まず介護保険の認定を受けることから始まり、地域包括支援センターが窓口です。
Q. 医療費の負担を軽くする制度はありますか?
A. 高額療養費制度(1か月の医療費が上限を超えた分が払い戻される)、後期高齢者医療制度(75歳以上)、高額介護合算療養費(医療費と介護費の合算で軽減)などがあります。事前に『限度額適用認定証』を用意すれば、窓口での支払いを上限までに抑えられるため、医療費がかさむときは確認しましょう。
Q. お金や生活に困ったときの支援は?
A. 年金(老齢年金の受給手続き)、各種手当(障害年金・特別障害者手当など、条件あり)、生活保護(生活困窮の最後のセーフティネット)、生活福祉資金貸付(低所得世帯への貸付)があります。年金の手続きや生活困窮の相談は、自治体・年金事務所・社会福祉協議会で受けられます。
Q. 認知症になったときに使える制度は?
A. 成年後見制度(判断能力が低下した人の財産管理・契約を支援)、任意後見(元気なうちに後見人を決めておく)、日常生活自立支援事業(福祉サービスの利用援助・金銭管理の支援)があります。認知症で判断能力が低下すると預金引き出しや契約ができなくなることがあり、任意後見は元気なうちにしか使えないため早めの検討が大切です。
Q. 高齢者の支援は何から相談すればいいですか?
A. 『何を相談すればいいか分からない』ときは、まず地域包括支援センターに相談しましょう。介護・福祉・健康・権利擁護の総合窓口として、適切な制度や窓口につないでくれます。多くの制度は申請しないと使えないため、『使える制度がないか』を窓口で相談することが、損をしないポイントです。
この記事のまとめ
- 高齢者の支援制度は介護保険・地域包括支援センター・高額療養費・年金・成年後見など多数
- 介護はまず要介護認定。地域包括支援センターが総合相談窓口
- 医療費は高額療養費制度で払い戻し。限度額適用認定証で窓口負担を抑えられる
- 判断能力の低下には成年後見・任意後見(元気なうちに)・日常生活自立支援事業
- 多くは申請が必要。困ったらまず地域包括支援センターに相談を
EDITORIAL TEAM
こもれび編集部 | 介護・シニアの暮らし担当
監修:終活・遺品整理の実務に詳しい編集チーム
本記事は公的機関の情報や一般的な実務をふまえて編集部が作成し、定期的に見直しています。内容に誤りがあれば編集部までご連絡ください。
最終更新日: 2026年06月14日




