お焚き上げを無料に近い形で行うには、『年始のどんど焼きや初詣時の納所など、お気持ち程度で受け付けてくれる機会を利用すること』が現実的な方法です。ただし、お焚き上げは社寺で供養して焼納する行為のため、品目や量によっては有料が一般的で、完全に無料とは限りません。無料・格安の方法と、有料が普通のケースを正しく知ることが大切です。

遺品整理や生前整理では、人形やお守り、お札、故人の手紙など『そのまま捨てにくい物』が出てきます。「お焚き上げに費用はかかるのか」「無料でできないか」と迷う方に向けて、この記事ではお焚き上げを無料・格安で行う方法と、注意点をやさしく解説します。

この記事でわかること

  • お焚き上げとは何か
  • 無料・お気持ちで受け付けるケース
  • 有料が一般的な品目と費用の目安
  • 対象になる物・ならない物と事前確認

★ あわせて準備したい

供養前の品を整理・保管するなら

お焚き上げに出す前に、人形やお守りなどを種類ごとに分けて保管すると持ち込みがスムーズです。紙箱や収納箱があると便利です。

どんど焼き など
無料の機会も
仏壇・位牌 大量の遺品
は有料が多い
事前確認
トラブル防止

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お焚き上げとは

お焚き上げとは、神社やお寺で、物を供養したうえで焼いて納める行為のことです。

  • 人形・ぬいぐるみを供養して納める
  • お守り・お札・破魔矢を納める
  • 故人の手紙・写真・遺品などを供養する
  • 感謝の気持ちを込めて手放す日本の風習

お焚き上げは、長く使った物や思い入れのある物を、ただ捨てるのではなく、感謝して手放すための日本古来の風習です。神社やお寺で、お祓いやお経などの供養をしてから焼納します。人形やお守りのほか、故人の写真や手紙など『そのまま処分するのは気が引ける物』を手放したいときに選ばれます。まずは、お焚き上げが『供養を伴う行為』であることを理解しておきましょう。

お焚き上げとは

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無料・お気持ちで受け付けるケース

すべてが有料というわけではなく、無料やお気持ち程度で受け付けてくれる機会もあります。

  • 年始のどんど焼き(左義長)でお守りやしめ縄を焼く
  • 初詣のときの『古札納所』に古いお守り・お札を納める
  • 地域の神社が行う行事やまつりでの受付
  • 金額が決まっておらず『お気持ち』を納める形

毎年1月中旬ごろに行われる『どんど焼き(左義長)』では、お守りやお札、しめ縄などを無料またはお気持ち程度で焼いてもらえることがあります。また、初詣の時期には神社に『古札納所』が設けられ、古いお守りやお札を納められます。決まった金額がなく『お気持ち』とされている場合は、賽銭程度や数百円から納める方も多いです。まずは身近な神社の年始の行事を確認してみましょう。

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有料が一般的な品目と費用の目安

一方で、品目や量によっては有料が一般的です。無料にこだわりすぎないことも大切です。

  • 仏壇・仏具は供養(閉眼供養)を伴い有料のことが多い
  • 位牌・遺影なども供養料がかかる場合がある
  • 段ボール何箱分もの大量の遺品は量に応じた費用
  • 個別に供養を依頼する場合はお布施・供養料が必要

仏壇や位牌、遺影など、魂やご先祖と関わる物は『閉眼供養(魂抜き)』を伴うことが多く、供養料が必要になるのが一般的です。費用は社寺や品目によって幅があり、数千円から、仏壇など大きな物では数万円かかることもあります。大量の遺品をまとめて出す場合も、量に応じた費用がかかります。無料の機会はあくまで一部であり、丁寧に供養してもらう分の費用は『感謝の対価』と考えると納得しやすいでしょう。

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郵送のお焚き上げ代行サービス

近くに頼める社寺がない場合や、量が多い場合は、郵送の代行サービスもあります。

  • 専用の箱や袋に詰めて送り、まとめて供養してもらう
  • 箱のサイズ(大きさ)ごとに料金が決まっていることが多い
  • 金属・ガラスなど焼けない物は対象外のことがある
  • 供養証明書を発行してくれるサービスもある

郵送のお焚き上げ代行は、箱に詰めて送るだけで供養してもらえる手軽な方法ですが、こちらは有料のサービスです。料金は箱の大きさごとに決まっていることが多く、小さい箱なら数千円程度から、大きい箱になるほど高くなります。遠方で社寺に持ち込めない方や、人形・手紙などをまとめて手放したい方に向いています。利用前に、対象になる物と料金、供養の方法をよく確認しましょう。

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無料・お気持ちで受け付けるケース

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自分で燃やすのは避ける

費用を抑えたいからといって、自宅の庭などで自分で燃やすのは避けましょう。

  • 家庭での野焼き(ごみの焼却)は法律で原則禁止
  • 煙やにおいで近隣トラブルになりやすい
  • 火事や火傷の危険がある
  • 自治体のごみ出しルールに従うのが基本

『お焚き上げ=燃やす』というイメージから、自宅で燃やそうと考える方がいますが、家庭でのごみの野焼きは法律で原則として禁止されています。煙やにおいで近隣トラブルになったり、火事や火傷の危険もあります。供養したい気持ちがあっても、自分で燃やすのは避けましょう。どうしても費用をかけたくない場合は、塩で清めて感謝し、自治体のルールに従ってごみとして出すという方法もあります。

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対象になる物・ならない物と事前確認

お焚き上げには、受け付けてもらえる物と、そうでない物があります。

  • 受け付けやすい:人形・お守り・お札・写真・手紙など(紙や布が中心)
  • 受け付けにくい:金属・ガラス・陶器・プラスチックなど燃えない物
  • 電池・ライターなど発火の危険がある物は不可
  • 社寺によって受付品目・量・時期が異なる

近年は、環境や消防上の事情から、お焚き上げの受付を制限したり、品目を絞る社寺も増えています。金属やガラス、プラスチックなど燃えない物は対象外のことが多く、人形でも金具を外すよう求められる場合があります。何を、いつ、いくらで受け付けてもらえるかは社寺ごとに違うため、持ち込む前に必ず電話や公式サイトで確認しましょう。事前確認をしておけば、当日に断られたり、想定外の費用がかかるのを防げます。

★ あわせて準備したい

供養したい品を郵送で送るなら

郵送のお焚き上げや遠方への発送には、丈夫な段ボール箱があると安心です。サイズを選んで無理なく梱包しましょう。

よくある質問

Q. お焚き上げは無料でできますか?

A. 完全に無料とは限りませんが、無料やお気持ち程度で受け付けてくれる機会はあります。年始のどんど焼き(左義長)や、初詣の時期に神社へ設けられる古札納所では、お守りやお札を無料またはお気持ちで納められることがあります。一方で、仏壇や位牌、大量の遺品などは供養を伴うため有料が一般的です。まずは身近な神社の年始の行事を確認してみましょう。

Q. どんな物をお焚き上げに出せますか?

A. 人形やぬいぐるみ、お守り、お札、破魔矢、故人の写真や手紙など、紙や布が中心の物は受け付けてもらいやすいです。一方、金属やガラス、陶器、プラスチックなど燃えない物は対象外のことが多く、人形でも金具を外すよう求められる場合があります。電池やライターなど発火の危険がある物も不可です。社寺によって受付品目が違うため、事前に確認しましょう。

Q. 仏壇や位牌のお焚き上げは費用がかかりますか?

A. 仏壇や位牌、遺影などは『閉眼供養(魂抜き)』を伴うことが多く、供養料がかかるのが一般的です。費用は社寺や品目によって幅があり、数千円から、仏壇など大きな物では数万円かかることもあります。丁寧に供養してもらう分の費用と考え、無料にこだわりすぎないことも大切です。金額は依頼する社寺へ事前に確認しておくと安心です。

Q. 近くに頼める社寺がない場合はどうすればいいですか?

A. 郵送のお焚き上げ代行サービスを利用する方法があります。専用の箱や袋に詰めて送り、まとめて供養してもらえます。こちらは有料で、箱の大きさごとに料金が決まっていることが多く、小さい箱なら数千円程度からが目安です。金属やガラスなど焼けない物は対象外のことがあるため、利用前に対象品目と料金、供養方法をよく確認しましょう。

Q. お焚き上げの代わりに自分で燃やしてもいいですか?

A. 自宅の庭などで自分で燃やすのは避けてください。家庭でのごみの野焼きは法律で原則禁止されており、煙やにおいによる近隣トラブルや、火事・火傷の危険もあります。供養したい気持ちがある場合は社寺や代行サービスを利用し、どうしても費用をかけたくないときは、塩で清めて感謝したうえで、自治体のルールに従ってごみとして出す方法もあります。

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この記事のまとめ

  • お焚き上げは、社寺で物を供養して焼納する日本の風習。完全無料とは限らない
  • どんど焼きや初詣時の古札納所では、無料・お気持ち程度で受け付けることがある
  • 仏壇・位牌・大量の遺品は供養を伴い有料が一般的。郵送代行サービスも有料
  • 自宅で自分で燃やすのは法律や近隣トラブルの面から避ける
  • 金属・ガラスは対象外のことが多い。品目・量・費用は事前に社寺へ確認を

参考・出典

※制度・料金は改正や地域差があります。最新の情報は各公式サイト・お住まいの自治体でご確認ください。

EDITORIAL TEAM

こもれび編集部 | 葬儀・お墓・供養担当

監修:終活・遺品整理の実務に詳しい編集チーム

本記事は公的機関の情報や一般的な実務をふまえて編集部が作成し、定期的に見直しています。内容に誤りがあれば編集部までご連絡ください。

最終更新日: 2026年06月25日

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