仏壇を自分で処分する方法|閉眼供養から解体・粗大ごみまで手順
仏壇は、『先に閉眼供養(魂抜き)をして、中の位牌・ご本尊・仏具を分けてから、本体を自治体のルールに沿って粗大ごみなどで出せば、自分で処分できます』。仏壇 処分は専門業者に頼まなくても、手順を踏めば自分で進められます。多くは木製で、大きい場合は解体もできますが、金具やガラスには注意が必要です。あわてず順番に進めれば、費用をおさえて見送ることができます。
親の家を片付けるとき、長く手を合わせてきた仏壇をどうするか迷う方は少なくありません。供養の気持ちを大切にしながら、できるだけ自分で、納得して片付けたい。この記事では、仏壇を自分で処分する手順を、閉眼供養から解体・ごみ出しまで、やさしく順を追って解説します。
この記事でわかること
- 仏壇を自分で処分する全体の流れ
- 閉眼供養(魂抜き)の理由と依頼方法
- 位牌・ご本尊・仏具と本体の扱い方
- 自分で解体・ごみ出しするときの注意
★ あわせて準備したい
仏壇を自分で解体する道具に
大きい仏壇を自分で解体するなら、ドライバーやのこぎりがあると作業しやすくなります。けが防止の手袋も用意すると安心です。
01
仏壇を自分で処分する全体の流れ
仏壇を自分で処分するときは、いきなり捨てるのではなく、決まった順番で進めます。
- まず僧侶に閉眼供養(魂抜き)を依頼する
- 中の位牌・ご本尊・仏具を分けて取り出す
- 位牌やご本尊はお焚き上げなどで供養する
- 仏壇本体を自治体のルールに沿って処分する
大まかな流れは、①閉眼供養 ②中身を分ける ③本体を処分、の三段階です。仏壇そのものは法律上ふつうの家具と同じように扱えますが、長く先祖を祀ってきた大切なものなので、多くの方は先に供養をしてから片付けます。位牌やご本尊は本体と分けて、別にていねいに供養するのが一般的です。順番を知っておけば、何から手をつければよいか迷わずに進められます。
02
まず閉眼供養(魂抜き)をする理由と依頼方法
仏壇を片付ける前に、多くの方が閉眼供養(魂抜き)を行います。
- 仏壇に宿った魂を抜き、ただの『もの』に戻す儀式
- 気持ちの区切りをつけ、安心して処分するため
- 菩提寺やお付き合いのあるお寺に依頼する
- お布施の目安はおおむね1〜5万円程度
閉眼供養は、仏壇やご本尊に込められた魂をいったん抜き、感謝して見送るための儀式です。宗教上の決まりというより、遺された方の気持ちの区切りとして大切にされてきました。依頼先は、ふだんお付き合いのある菩提寺が基本です。心当たりがない場合は、宗派を確認したうえで近くのお寺や僧侶手配サービスに相談できます。このとき、位牌やご本尊をどう供養するかもあわせて相談しておくと、その後の手順がスムーズです。
03
位牌・ご本尊・仏具の扱い方
仏壇本体を処分する前に、中の位牌やご本尊、仏具を分けて取り出します。
- 位牌はお焚き上げで供養するのが一般的
- ご本尊や掛軸もお寺で供養してもらう
- おりんや花立てなどの仏具は分別して処分
- 金属・陶器・木製で分け、自治体ルールに従う
位牌はご先祖の名前が記された大切なものなので、ごみとして捨てるのではなく、お寺でお焚き上げをしてもらうのが一般的です。ご本尊や掛軸も同様に供養します。閉眼供養のときにまとめてお願いできることが多いので、事前に確認しましょう。おりん・燭台・花立てなどの仏具は、金属・陶器・ガラスなど素材ごとに分け、自治体のごみ分別ルールに沿って処分します。まだ使えるものは、お寺や親族に引き取ってもらえる場合もあります。
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本体を自治体の粗大ごみで出す方法と料金目安
閉眼供養と中身の整理がすんだら、仏壇本体を処分します。
- 多くの自治体で粗大ごみとして出せる
- 料金の目安はおおむね数百円〜2,000円程度
- 事前申し込み・粗大ごみ処理券が必要なことが多い
- 大きすぎる場合は解体するか持ち込みを検討
仏壇本体は、多くの自治体で粗大ごみとして出せます。料金は大きさや地域によりますが、数百円から2,000円程度が目安です。多くの場合、事前に電話やインターネットで申し込み、コンビニなどで粗大ごみ処理券を購入して貼り付け、指定日に出します。回収日や出し方は自治体ごとに違うため、お住まいの市区町村のごみ分別ページで必ず確認しましょう。サイズが規定を超える場合は、解体して小さくするか、自分でごみ処理施設へ持ち込む方法もあります。
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大きい仏壇を自分で解体する道具と安全注意
大きな仏壇は、解体して小さくすると処分しやすくなります。
- プラスドライバーで扉や金具を外す
- のこぎりで木の部材を分けて小さくする
- 軍手・保護メガネでけがを防ぐ
- ガラス戸・鏡・金箔の部分は無理をしない
仏壇の多くは木製で、ドライバーやのこぎりがあれば自分で解体できます。まず扉や引き出し、金具をドライバーで外し、本体を板ごとに分けると小さくなります。作業中は軍手と保護メガネをつけ、けがに注意しましょう。ガラス戸や鏡は割れると危ないので、外して新聞紙で包みます。金箔や漆塗りの部分、太い柱は固くて道具が滑りやすいため、無理をせず手に負えないと感じたら中断し、不用品回収や専門業者に相談する判断も大切です。
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金仏壇など処分しにくいものと写真・遺影のマナー
仏壇のなかには、自分で処分しにくいものもあります。
- 金仏壇は金箔・漆で重く、解体が難しい
- 大型の唐木仏壇も一人では運び出しにくい
- 遺影や古い写真はお焚き上げで供養できる
- 難しいときは仏壇店や回収業者に依頼する
金箔を多く使った金仏壇や大型の唐木仏壇は、重くて固く、自分での解体や運び出しが難しいことがあります。無理をせず、購入した仏壇店の引き取りサービスや、許可のある不用品回収業者に頼むと安心です。仏壇とあわせて出てくる遺影や古い写真は、そのまま捨てるのをためらう方が多いものです。お寺や専門業者のお焚き上げで供養してもらえるので、気持ちの整理がつくまで急がず、ご家族で相談しながら見送りましょう。
★ あわせて準備したい
解体時のけが防止に
仏壇の解体では、とがった金具やガラスでけがをしないよう、丈夫な作業手袋があると安心です。
よくある質問
Q. 仏壇は自分で処分してもいいのですか?
A. 仏壇は法律上ふつうの家具と同じように扱えるため、自分で処分できます。ただし長く先祖を祀ってきた大切なものなので、多くの方は先に閉眼供養(魂抜き)をしてから片付けます。流れは、①僧侶に閉眼供養を依頼する ②中の位牌・ご本尊・仏具を分けて供養する ③本体を自治体のルールに沿って粗大ごみなどで処分する、の三段階です。順番を守れば、費用をおさえて自分で見送ることができます。
Q. 閉眼供養(魂抜き)は必ず必要ですか?
A. 宗教上の絶対の決まりではありませんが、仏壇に込められた魂を抜き、感謝して見送る区切りとして多くの方が行います。依頼先は、ふだんお付き合いのある菩提寺が基本です。心当たりがなければ、宗派を確認して近くのお寺や僧侶手配サービスに相談できます。お布施の目安はおおむね1〜5万円程度です。位牌やご本尊の供養もあわせてお願いしておくと、その後の手順がスムーズに進みます。
Q. 位牌やご本尊はどう処分すればいいですか?
A. 位牌はご先祖の名前が記された大切なものなので、ごみとして捨てず、お寺でお焚き上げをしてもらうのが一般的です。ご本尊や掛軸も同じように供養します。閉眼供養のときにまとめてお願いできることが多いので、事前に確認しましょう。おりんや花立てなどの仏具は、金属・陶器・ガラスなど素材ごとに分け、自治体のごみ分別ルールに従って処分します。まだ使えるものは親族に引き取ってもらえる場合もあります。
Q. 仏壇本体はいくらくらいで処分できますか?
A. 中身を整理したあとの仏壇本体は、多くの自治体で粗大ごみとして出せます。料金は大きさや地域によりますが、数百円から2,000円程度が目安です。多くの場合、事前に電話やインターネットで申し込み、粗大ごみ処理券を購入して貼り、指定日に出します。出し方は市区町村ごとに違うため、お住まいの自治体のごみ分別ページで確認しましょう。サイズが大きすぎる場合は、解体するか処理施設へ持ち込む方法もあります。
Q. 大きい仏壇を自分で解体しても大丈夫ですか?
A. 仏壇の多くは木製なので、ドライバーやのこぎりがあれば自分で解体できます。扉や金具を外し、板ごとに分けると小さくなります。作業中は軍手と保護メガネをつけ、ガラス戸や鏡は外して包むなど、けがに注意してください。ただし金箔の金仏壇や太い柱は固く危険なため、無理は禁物です。手に負えないと感じたら中断し、仏壇店の引き取りや許可のある不用品回収業者に相談しましょう。
この記事のまとめ
- 仏壇は、閉眼供養→中身を分ける→本体を処分、の順で自分でも片付けられる
- 先に菩提寺などへ閉眼供養(魂抜き)を依頼し、気持ちの区切りをつける
- 位牌・ご本尊はお焚き上げで供養し、仏具は素材ごとに分別する
- 本体は多くの自治体で粗大ごみとして数百円〜2,000円程度で処分できる
- 金仏壇や大型仏壇、遺影は無理をせず、仏壇店や専門業者にも相談を
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EDITORIAL TEAM
こもれび編集部 | 葬儀・お墓・供養担当
監修:終活・遺品整理の実務に詳しい編集チーム
本記事は公的機関の情報や一般的な実務をふまえて編集部が作成し、定期的に見直しています。内容に誤りがあれば編集部までご連絡ください。
最終更新日: 2026年06月25日




