デジタル資産の管理方法|ネット口座・暗号資産を安全に管理する
デジタル資産の管理とは、『ネット銀行・ネット証券・暗号資産・電子マネーなど、デジタルな財産を把握し、一覧にして、安全に管理すること』です。デジタル資産は通帳がなく、本人しか把握していないことが多いため、管理を怠ると見失ったり、家族が引き継げなかったりします。把握・一覧化・パスワード管理・家族への引き継ぎが大切。デジタル資産の管理方法を知っておきましょう。
「デジタル資産をどう管理する?」「ネット口座や暗号資産は?」という方に向けて、この記事ではデジタル資産の管理方法と、備えを解説します。
この記事でわかること
- デジタル資産の種類
- 把握・一覧化の方法
- パスワード管理・家族への引き継ぎ
- 相続での扱い・終活での備え
01
デジタル資産の種類
デジタル資産とは、デジタルな形で存在する財産です。主に次のものがあります。
- ネット銀行:通帳のない銀行口座
- ネット証券:株・投資信託などの証券口座
- 暗号資産:仮想通貨
- 電子マネー・ポイント:チャージ残高、各種ポイント
- その他:キャッシュレス決済の残高など
これらは、通帳や現物がなく、デジタル上で管理されます。本人しか把握していないことが多く、管理が重要です。
02
把握・一覧化する
デジタル資産の管理は、まず把握・一覧化から始めます。
- 利用しているネット口座・暗号資産・電子マネーを書き出す
- 金融機関名・口座・おおよその残高を一覧に
- ログイン情報の保管場所を決める
- 定期的に、利用状況を確認する
デジタル資産は、通帳がないため、何があるか分からなくなりがちです。利用しているサービスを一覧にし、おおよその残高を把握しておきましょう。一覧があれば、見失わず、相続のときも家族が把握できます。
03
パスワード・セキュリティの管理
デジタル資産は、パスワードとセキュリティの管理が重要です。
- 強いパスワードを使い、使い回さない
- 二段階認証を設定する
- パスワードの保管場所を、安全に管理
- フィッシング・不正アクセスに注意
- 定期的に、不審な利用がないか確認
デジタル資産は、パスワードが漏れると不正に引き出されるリスクがあります。強いパスワード・二段階認証で守りましょう。パスワードの管理は厳重に、安全に保管します。不審なメールやアクセスにも注意が必要です。
04
家族への引き継ぎ
デジタル資産は、いざというとき家族が引き継げるようにしておくことが大切です。
- 利用しているデジタル資産を、一覧にして残す
- ログイン情報の保管場所を、信頼できる家族に伝える
- 本人しか分からない状態にしない
- 暗号資産は、特に把握が難しいので注意
デジタル資産は、本人しか分からないと、家族が引き継げず、財産を失うことになります。特に暗号資産は、ログイン情報がないとアクセスできません。利用しているデジタル資産を一覧にし、ログイン情報の場所を家族に分かるようにしておきましょう。
05
相続での扱い
デジタル資産も、相続財産になります。
- ネット口座の預金、ネット証券の株式は相続財産
- 暗号資産も、相続財産・相続税の対象
- 電子マネー・ポイントは、サービスにより扱いが異なる
- 相続税の申告では、これらも計上する
- 本人しか分からないと、相続で見逃される
デジタル資産も、相続税の対象になります。特に暗号資産は、価格変動が大きく、評価に注意が必要です。本人しか分からない資産は、相続で見逃され、申告漏れになることも。一覧にして、家族に分かるようにしておくことが、相続の備えになります。
06
終活でのデジタル資産の備え
デジタル資産は、終活でも大切な備えです。
- 利用しているデジタル資産を一覧にする
- ログイン情報・パスワードの場所を、家族に伝える
- 使っていないネット口座・サービスは整理する
- 暗号資産の扱いを、家族に伝えておく
- エンディングノートに、デジタル資産のことを記す
デジタル資産は、終活として整理・引き継ぎの備えをしておきましょう。利用しているサービスを一覧にし、ログイン情報の場所を家族に伝えておけば、いざというとき家族が困りません。使っていない口座は整理し、デジタル遺産の整理とあわせて進めましょう。
よくある質問
Q. デジタル資産とは何ですか?
A. ネット銀行(通帳のない口座)、ネット証券(株・投資信託の口座)、暗号資産(仮想通貨)、電子マネー・ポイント(チャージ残高・各種ポイント)、キャッシュレス決済の残高など、デジタルな形で存在する財産です。通帳や現物がなくデジタル上で管理され、本人しか把握していないことが多いため管理が重要です。
Q. デジタル資産はどう把握すればいいですか?
A. 利用しているネット口座・暗号資産・電子マネーを書き出し、金融機関名・口座・おおよその残高を一覧にし、ログイン情報の保管場所を決め、定期的に利用状況を確認します。通帳がないため何があるか分からなくなりがちで、一覧にしておけば見失わず相続のときも家族が把握できます。
Q. デジタル資産のセキュリティはどう管理しますか?
A. 強いパスワードを使い使い回さず、二段階認証を設定し、パスワードの保管場所を安全に管理し、フィッシング・不正アクセスに注意し、定期的に不審な利用がないか確認します。パスワードが漏れると不正に引き出されるリスクがあるため、厳重に管理し不審なメールやアクセスに注意しましょう。
Q. デジタル資産を家族に引き継ぐには?
A. 利用しているデジタル資産を一覧にして残し、ログイン情報の保管場所を信頼できる家族に伝え、本人しか分からない状態にしないことが大切です。特に暗号資産はログイン情報がないとアクセスできず、本人しか分からないと家族が引き継げず財産を失うため、一覧と保管場所を家族に分かるようにしておきましょう。
Q. デジタル資産も相続税の対象ですか?
A. 対象です。ネット口座の預金、ネット証券の株式、暗号資産は相続財産・相続税の対象で、電子マネー・ポイントはサービスにより扱いが異なります。特に暗号資産は価格変動が大きく評価に注意が必要です。本人しか分からない資産は相続で見逃され申告漏れになることもあるため、一覧にして家族に分かるようにしましょう。
この記事のまとめ
- デジタル資産はネット銀行・証券・暗号資産・電子マネー・ポイントなど。通帳がなく把握しにくい
- 利用サービス・残高を一覧化し、ログイン情報の保管場所を決める
- 強いパスワード・二段階認証で守り、フィッシング・不正アクセスに注意
- 本人しか分からないと家族が引き継げず財産を失う。暗号資産は特に注意
- ネット口座・暗号資産は相続財産・相続税の対象。一覧にして家族に分かるように
EDITORIAL TEAM
こもれび編集部 | お役立ち情報担当
監修:終活・遺品整理の実務に詳しい編集チーム
本記事は公的機関の情報や一般的な実務をふまえて編集部が作成し、定期的に見直しています。内容に誤りがあれば編集部までご連絡ください。
最終更新日: 2026年06月17日





