印鑑の廃棄方法|実印・銀行印を安全に処分する手順と注意点
印鑑の廃棄は、『悪用を防ぐため、印面(押す面)を削るか潰してから処分し、実印は印鑑登録の廃止、銀行印は金融機関への届け出をあわせて行う』のが基本です。印鑑をそのまま捨てると、悪用される恐れがあります。特に実印・銀行印は、登録・届け出の手続きも必要です。遺品整理で出た故人の印鑑の扱いも含め、印鑑を安全に廃棄する方法を知っておきましょう。
「いらない印鑑をどう処分する?」「故人の実印は?」という方に向けて、この記事では印鑑の安全な廃棄方法と、必要な手続きを解説します。
この記事でわかること
- 印鑑を安全に廃棄する方法
- 実印・銀行印の手続き
- 印面を処理する方法
- 故人の印鑑・特殊な印鑑の扱い
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印鑑とあわせて、個人情報を含む書類も安全に処分しましょう。シュレッダーなどで、情報を守りながら片付けてください。
01
印鑑を廃棄する前に
印鑑を処分する前に、その印鑑が何に使われていたか確認しましょう。
- 実印:印鑑登録された印鑑。登録の廃止手続きが必要
- 銀行印:金融機関に届けた印鑑。変更・廃止の届け出が必要
- 認印:登録・届け出なしの印鑑。そのまま処分できる
実印・銀行印は、ただ捨てるだけでなく、登録・届け出の手続きもあわせて行います。どの印鑑かを確認してから、処分を進めましょう。
02
印面を処理して安全に処分
印鑑は、そのまま捨てると悪用される恐れがあります。印面を処理してから処分します。
- 印面(文字が彫られた面)を、削る・潰す・傷をつける
- カッター・やすりで削る、ペンチで潰すなど
- 印面が読めない・押せない状態にする
- 処理してから、自治体のルールで処分(素材による)
印鑑をそのまま捨てると、拾われて悪用される恐れがあります。必ず印面を削る・潰すなどして、押せない状態にしてから処分しましょう。これが、印鑑廃棄で最も大切な点です。
03
実印の廃棄手続き
実印を廃棄する場合は、印鑑登録の廃止手続きが必要です。
- 市区町村の役所で、印鑑登録の廃止(または改印)を届け出る
- 印鑑登録証(カード)を返却する
- 新しい実印にする場合は、改印の手続き
- 手続き後、古い印鑑は印面を処理して処分
実印は、登録されたままだと、悪用のリスクが残ります。廃棄する場合は、必ず役所で登録の廃止・改印の手続きをしましょう。手続きをしてから、印鑑本体を処分します。
04
銀行印の廃棄手続き
銀行印を廃棄する場合は、金融機関への届け出が必要です。
- 金融機関で、印鑑の変更(改印)を届け出る
- 新しい印鑑に変更してから、古い印鑑を処分
- 通帳・本人確認書類が必要
- 手続き後、古い印鑑は印面を処理して処分
銀行印を変更せずに捨てると、その口座のセキュリティに関わります。銀行印を廃棄するなら、先に金融機関で印鑑を変更(改印)してから、古い印鑑を処分しましょう。口座を使い続ける場合は、特に注意が必要です。
05
遺品整理で出た故人の印鑑
遺品整理では、故人の印鑑が複数出てくることがあります。慎重に扱いましょう。
- 実印・銀行印は、相続手続きで必要になることがある
- すぐ捨てず、どの印鑑か確認する
- 相続手続きが終わるまで、保管しておく
- 手続き後、印面を処理して処分
- 故人の印鑑登録は、死亡届の提出で抹消される
故人の印鑑は、相続手続き(遺産分割協議書への押印など)で使うことがあります。手続きが終わるまでは、捨てずに保管しましょう。不要になったら、印面を処理して安全に処分します。
06
象牙などの印鑑の処分
印鑑の素材によって、処分方法が異なります。
- 木材・プラスチック・水牛など:自治体のルールで処分(燃える/燃えないゴミ)
- 象牙の印鑑:価値があることも。買取・専門業者に相談
- 金属・チタン:燃えないゴミ・金属類
- 素材に応じて、自治体の分別ルールを確認
象牙の印鑑は、価値があることがあり、買取の対象になる場合もあります。捨てる前に確認しましょう。一般的な印鑑は、印面を処理したうえで、素材に応じて自治体のルールで処分します。
★ あわせて準備したい
貴重品・印鑑の保管に
使う印鑑や、相続手続きで必要な印鑑は、ケースにまとめて保管すると安心です。貴重品を整理して管理しましょう。
よくある質問
Q. 印鑑はどうやって廃棄すればいいですか?
A. 悪用を防ぐため、印面(押す面)を削る・潰す・傷をつけて押せない状態にしてから処分します。カッター・やすりで削る、ペンチで潰すなどします。実印は印鑑登録の廃止、銀行印は金融機関への届け出をあわせて行い、処理後は素材に応じて自治体のルールで処分します。
Q. 実印を捨てるときに必要な手続きは?
A. 市区町村の役所で印鑑登録の廃止(または改印)を届け出て、印鑑登録証(カード)を返却します。新しい実印にする場合は改印の手続きをします。実印は登録されたままだと悪用のリスクが残るため、必ず役所で手続きをしてから、印面を処理して印鑑本体を処分しましょう。
Q. 銀行印を捨てるときはどうすればいいですか?
A. 金融機関で印鑑の変更(改印)を届け出て、新しい印鑑に変更してから古い印鑑を処分します(通帳・本人確認書類が必要)。銀行印を変更せずに捨てると口座のセキュリティに関わるため、口座を使い続ける場合は特に、先に改印してから古い印鑑の印面を処理して処分しましょう。
Q. 遺品整理で出た故人の印鑑はどうすればいいですか?
A. 実印・銀行印は相続手続き(遺産分割協議書への押印など)で必要になることがあるため、すぐ捨てずどの印鑑か確認し、相続手続きが終わるまで保管します。故人の印鑑登録は死亡届の提出で抹消されます。不要になったら印面を処理して安全に処分しましょう。
Q. 象牙の印鑑はどう処分すればいいですか?
A. 象牙の印鑑は価値があることがあり、買取の対象になる場合もあるため、捨てる前に買取・専門業者に確認しましょう。木材・プラスチック・水牛などは自治体のルールで(燃える/燃えないゴミ)、金属・チタンは燃えないゴミ・金属類で処分します。印面を処理したうえで素材に応じて処分します。
この記事のまとめ
- 印鑑は印面を削る・潰して押せない状態にしてから処分(悪用防止)
- 実印は役所で印鑑登録の廃止・改印、銀行印は金融機関で変更の届け出が必要
- 認印は登録・届け出なしでそのまま処分できる
- 故人の印鑑は相続手続きで使うことがあるため、終わるまで保管してから処分
- 象牙の印鑑は価値があることも。素材に応じて自治体ルールで処分
参考・出典
※制度・料金は改正や地域差があります。最新の情報は各公式サイト・お住まいの自治体でご確認ください。
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EDITORIAL TEAM
こもれび編集部 | お役立ち情報担当
監修:終活・遺品整理の実務に詳しい編集チーム
本記事は公的機関の情報や一般的な実務をふまえて編集部が作成し、定期的に見直しています。内容に誤りがあれば編集部までご連絡ください。
最終更新日: 2026年06月15日




