夜泣きはいつから?始まる時期とピーク・いつまで
夜泣きは、生後3〜6ヶ月ごろから始まり、6ヶ月〜1歳半ごろにピークを迎えることが多いとされています。そして多くは1歳半〜2歳ごろまでに自然と落ち着きます。始まる時期もおさまる時期も個人差が大きく、月齢どおりでなくても心配はいりません。
とはいえ「いつから覚悟すればいい?」「ピークはいつ?」「いつまで続くの?」と、先が見えない不安はつきものです。この記事では、夜泣きが始まる時期・ピーク・いつまで続くかという「時期」を軸に、月齢別の特徴や原因、今日からできる対処、親の負担を減らす工夫まで解説します。
この記事でわかること
- 夜泣きが始まる時期・ピーク・いつまで続くかの目安
- 月齢別の夜泣きの特徴と、考えられる原因
- 今日からできる対処と、生活リズム・寝室環境の整え方
- 受診を考えたほうがいいサインと、つらいときの相談先
01
夜泣きはいつから始まる?
まず多くの方が気になる「いつから」から確認します。時期の目安と、個人差の大きさを知っておきましょう。
夜泣きが始まる時期は、生後3〜6ヶ月ごろが多いとされています。この時期は、昼夜の区別がつき始め、睡眠のリズムが大きく変化するタイミング。脳の発達に伴って眠りが浅くなり、夜中に泣いて目を覚ますことが増えてきます。
ただし、これはあくまで目安です。新生児期からよく泣く子もいれば、1歳近くなって急に始まる子もいます。「平均より早い・遅い」と比べて不安になる必要はありません。夜泣きの有無や始まる時期は、その子の個性の範囲と考えて大丈夫です。
TIP
「夜泣き=異常」ではありません。むしろ脳や睡眠リズムが順調に発達している過程で起こる、ごく自然な現象です。
02
そもそも夜泣きとは?
対処を考える前に、夜泣きが何なのかを知っておくと、必要以上に不安にならずにすみます。
夜泣きとは、はっきりした理由が見当たらないのに、夜間に赤ちゃんが泣いて目を覚ます現象を指します。おむつや空腹、暑さ寒さといった原因がないのに泣く点が特徴です。
実は、夜泣きの原因は医学的にもはっきりとは解明されていません。睡眠リズムの未熟さ、日中受けた刺激の処理、浅い眠りのタイミングなど、複数の要因が関係すると考えられています。「原因がわからない」のが普通であり、特定できなくても焦らなくて大丈夫です。
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夜泣きが始まる時期と月齢別の特徴
「いつから」をもう少しくわしく、月齢別の傾向で見てみましょう。時期によって泣き方や背景が少しずつ違います。
| 時期 | 夜泣きの傾向 |
|---|---|
| 新生児〜2ヶ月 | 昼夜の区別がなく、空腹で頻繁に起きる(夜泣きとは区別) |
| 3〜5ヶ月 | 睡眠リズムが整い始め、夜泣きが出てくる子も |
| 6〜11ヶ月 | 夜泣きが本格化しやすい。ピークに入る時期 |
| 1歳〜1歳半 | 日中の刺激や成長で続くことも。徐々に減少へ |
新生児期に頻繁に起きるのは、胃が小さく空腹になりやすいためで、いわゆる夜泣きとは区別されます。本格的な夜泣きは、睡眠リズムが発達してくる生後半年前後から増えてくるのが一般的です。
04
夜泣きのピークはいつ?
「いちばん大変な時期はいつ?」という問いへの答えです。ピークの時期を知っておくと、心の準備ができます。
夜泣きのピークは、生後6ヶ月〜1歳半ごろになりやすいといわれます。この時期は、寝返り・ハイハイ・つかまり立ちなど運動面の発達がめざましく、日中の刺激が増えます。脳がその情報を処理する過程で睡眠が浅くなり、夜泣きが増えると考えられています。
歯が生え始める時期とも重なり、歯ぐずりが夜泣きに影響することもあります。ピークは数週間〜数ヶ月で波があり、「急にひどくなった」「少し落ち着いた」をくり返しながら、徐々に減っていくのが一般的な経過です。
05
夜泣きはいつまで続く?
終わりが見えると、今のつらさも乗り越えやすくなります。おさまる時期の目安を確認しましょう。
夜泣きは、多くが1歳半〜2歳ごろまでに自然と落ち着きます。言葉が出てきて気持ちを表現できるようになり、生活リズムが整ってまとまって眠れるようになると、夜中に泣く回数は減っていきます。
中には3歳ごろまで続く子もいますが、成長とともにほとんどがおさまります。「いつまでも終わらない」ように感じても、必ず終わりは来ます。今が永遠に続くわけではない、と知っておくだけでも気持ちが少しラクになります。
TIP
おさまる時期にも個人差があります。早く落ち着く子もいれば、ゆっくりの子もいます。よその子と比べず、わが子のペースを見守りましょう。
06
夜泣きの主な原因と考えられること
原因がわかれば対処の糸口になります。はっきり解明されていないものの、関係するとされる要因を整理します。
- 睡眠リズムの未熟さ:眠りが浅く、夜中に目を覚ましやすい
- 日中の刺激:たくさんの経験を脳が処理する過程で起こることも
- 空腹・喉の渇き:おなかがすいて目を覚ます
- 暑さ・寒さ・湿度:寝室環境の不快さ
- 歯ぐずり:歯が生える時期の違和感
- 生活リズムの乱れ:昼寝が長すぎる・就寝が遅いなど
これらが単独、あるいは複数重なって夜泣きにつながると考えられています。ただし、思い当たる原因がまったくないこともよくあります。原因探しに疲れすぎず、整えられる環境から見直していきましょう。
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今日からできる夜泣きへの対処
原因がわからなくても、できることはあります。まず試したい、基本の対処をまとめました。
夜泣きが起きたら、まずはおむつ・空腹・室温など、思い当たる不快を取り除きます。それでも泣くときは、抱っこやトントン、やさしく声をかけるなどで落ち着かせます。明るくしすぎず、静かな環境を保つのがポイントです。
- おむつ・空腹・暑さ寒さなど、不快の原因を確認する
- 抱っこ・トントン・背中をさするなどで安心させる
- 部屋は暗めのまま、刺激を最小限にする
- 一度しっかり目を覚まさせてから、再度寝かしつける方法も
- ホワイトノイズや子守唄で入眠をうながす
対処法には合う・合わないがあります。いろいろ試して、わが子が落ち着きやすい方法を見つけていきましょう。くわしい対策は関連記事の「夜泣き対策まとめ」も参考にしてください。
08
生活リズムを整えて予防する
夜泣きを完全になくすことは難しくても、生活リズムを整えることで軽くなることがあります。
予防の基本は、朝は決まった時間に起こし、日中はしっかり活動し、夜は早めに寝るという規則正しいリズムです。朝日を浴びると体内時計が整い、夜の眠りが深くなりやすくなります。
昼寝が長すぎたり、夕方遅くまで寝ていると、夜の寝つきや眠りの質に影響します。昼寝は適度な時間で切り上げ、就寝の3〜4時間前までに済ませるとよいでしょう。毎日同じ流れをくり返すことが、安定した睡眠につながります。
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寝室環境の整え方
快適な睡眠環境は、夜泣きをやわらげる土台です。温度・明るさ・音の3点を見直しましょう。
| 項目 | 整え方の目安 |
|---|---|
| 室温 | 夏は26〜28℃、冬は20〜23℃が目安 |
| 湿度 | 40〜60%を保つ |
| 明るさ | 寝るときは暗く。夜間の世話は最小限の薄明かりで |
| 音 | 静かな環境。気になる物音はホワイトノイズでまぎらす |
| 寝具 | 汗を吸う素材。重ね着で調整し、厚着させすぎない |
赤ちゃんは大人より暑がりです。手足が冷たくても、背中やおなかが汗ばんでいれば暑いサイン。寝具や着せ方で調整しましょう。寝室を快適に保つだけで、夜中に目を覚ます回数が減ることもあります。
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夜間授乳・卒乳と夜泣きの関係
「授乳をやめれば夜泣きが減る?」という疑問は多いもの。月齢別の考え方を整理します。
夜間授乳が入眠の習慣になっている場合、卒乳・断乳で夜泣きが減ることがあります。一方で、卒乳の過程で一時的に夜泣きが増えることもあり、「やめれば必ず減る」とは限りません。
生後半年ごろまでは夜間授乳が必要なことも多く、無理にやめる必要はありません。月齢が進み、離乳食が3回食になって栄養が足りてきたら、家庭の方針に合わせて少しずつ夜間授乳を減らす方法もあります。焦らず、赤ちゃんと家庭のペースで進めましょう。
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やってはいけない対応・注意点
よかれと思った対応が逆効果になることもあります。安全のためにも避けたいことを確認しましょう。
- 激しく揺さぶる:乳幼児揺さぶられ症候群の危険。絶対に避ける
- 明るい照明をつける・スマホを見せる:覚醒して余計に眠れなくなる
- 無理に泣き止ませようと焦る:親の緊張が赤ちゃんに伝わる
- うつ伏せで寝かせる:窒息のリスク。あおむけが基本
- 厚着・布団のかけすぎ:暑さや窒息の原因に
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特に「激しく揺さぶる」ことは、赤ちゃんの脳に重大な損傷を与える危険があります。泣き止まなくてイライラしたら、安全な場所に寝かせていったんその場を離れ、深呼吸してから戻りましょう。
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親の負担を減らす工夫
夜泣き対応は、何より親が消耗します。倒れないために、負担を分け合う工夫が欠かせません。
夜泣きが続くと睡眠不足が重なり、心身ともに疲れがたまります。一人で抱え込まないことが何より大切です。パートナーと夜の当番を交代する、休日に交代で寝るなど、睡眠時間を確保する工夫をしましょう。
日中、赤ちゃんが昼寝するときは家事を後回しにして一緒に休むのも有効です。「家事より自分の睡眠」と割り切る時期があってよいのです。頼れる家族や一時保育、ファミリーサポートなど、外部の手も遠慮なく活用しましょう。
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受診を考えたほうがいい夜泣き
ほとんどの夜泣きは心配いりませんが、まれに体調不良が隠れていることもあります。見分けるポイントです。
- 発熱・嘔吐・下痢を伴う
- 泣き方がいつもと明らかに違う(甲高い・苦しそう)
- ぐったりして元気がない、顔色が悪い
- 体のどこかを痛がる、触ると激しく泣く
- 泣き止まずに長時間続く
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これらが見られる場合は、夜泣きではなく病気の可能性があります。気になるときは、夜間でも小児救急電話相談(#8000)や、かかりつけ・救急医療機関に相談してください。
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夜泣きがつらいときの相談先
つらさを我慢する必要はありません。一人で抱え込む前に、頼れる相談先を知っておきましょう。
自治体の保健センターや子育て支援センターでは、無料で育児相談ができます。保健師に夜泣きの悩みを話すだけでも気持ちが軽くなり、具体的なアドバイスをもらえることもあります。
夜間に体調が心配なときは、小児救急電話相談(#8000)で看護師や医師に相談できます。気持ちがつらくて限界を感じるときは、ためらわず公的な相談窓口や医療機関を頼ってください。睡眠不足が続くと親自身の心の健康にも影響します。
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夜泣きの時期・早見表
ここまでの「時期」をまとめました。先の見通しを持つための目安にしてください。
| ポイント | 時期の目安 |
|---|---|
| 始まる時期 | 生後3〜6ヶ月ごろが多い(個人差大) |
| ピーク | 生後6ヶ月〜1歳半ごろ |
| 落ち着く時期 | 1歳半〜2歳ごろ(3歳までにほぼ) |
| 受診の目安 | 発熱・嘔吐・ぐったり等を伴うとき |
時期はすべて目安です。早く始まる子・遅く始まる子、早く終わる子・ゆっくりの子、さまざまです。よその子と比べず、「うちの子はこういうペース」と受け止めて、終わりが必ず来ることを支えに乗り越えていきましょう。
よくある質問
Q. 夜泣きはいつから始まる?
A. 個人差が大きいですが、生後3〜6ヶ月ごろから始まる赤ちゃんが多いとされます。早い子は新生児期から、遅い子は1歳前後から始まることもあります。月齢どおりでなくても心配しすぎる必要はありません。
Q. 夜泣きのピークはいつ?
A. 生後6ヶ月〜1歳半ごろがピークになりやすいといわれます。脳や生活リズムが発達する途中の時期で、睡眠が浅くなりやすいことが背景にあると考えられています。
Q. 夜泣きはいつまで続く?
A. 多くは1歳半〜2歳ごろまでに自然に落ち着きます。言葉や生活リズムが整い、まとまって眠れるようになると減っていきます。3歳ごろまで続く子もいますが、成長とともにほとんどがおさまります。
Q. 夜泣きの原因は?
A. はっきりした原因は医学的にも解明されていません。睡眠リズムの未熟さ、日中の刺激、空腹や暑さ・寒さ、歯ぐずりなどが関係すると考えられています。原因が特定できないことも多く、それが普通です。
Q. 夜泣きしない子もいるの?
A. います。夜泣きの有無や程度には大きな個人差があり、ほとんど夜泣きしない子もいれば、毎晩何度も起きる子もいます。どちらも異常ではなく、その子の個性の範囲です。
Q. 夜泣きが激しいと発達に問題がある?
A. 夜泣きそのものは発達の問題を示すものではありません。ほとんどは成長の一過程です。ただし、急に泣き方が変わった、ぐったりする、発熱を伴うなどの場合は、体調不良のサインのこともあるので受診しましょう。
Q. 夜間授乳をやめると夜泣きは減る?
A. 必ずしもそうとは限りません。夜間授乳が習慣になっている場合、卒乳で夜泣きが減ることもありますが、逆に一時的に増えることもあります。月齢や授乳状況に応じて、無理のない範囲で進めましょう。
Q. 夜泣きがつらくて限界です。
A. 夜泣き対応は心身ともに消耗します。一人で抱え込まず、パートナーと交代する、日中に一緒に昼寝する、自治体の育児相談を利用するなど、頼れるものは頼りましょう。つらさを我慢する必要はありません。
まとめ
夜泣きは生後3〜6ヶ月ごろから始まり、6ヶ月〜1歳半ごろにピークを迎え、多くは1歳半〜2歳ごろまでに自然と落ち着きます。始まる時期もおさまる時期も個人差が大きく、夜泣きしない子もいます。
原因ははっきり解明されていませんが、生活リズムと寝室環境を整えることで軽くなることもあります。何より親が消耗しないよう、交代や相談先を活用しながら、必ず来る終わりを支えに乗り越えていきましょう。
SUMMARY
夜泣きは生後3〜6ヶ月から始まり、6ヶ月〜1歳半がピーク。
多くは1歳半〜2歳ごろまでに自然と落ち着きます。始まる時期もおさまる時期も個人差が大きく、原因は医学的にも未解明。生活リズムと寝室環境を整えつつ、激しく揺さぶらないなどの注意を守り、親が抱え込まないことが大切です。発熱やぐったりを伴うときは受診を。
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EDITORIAL TEAM
こもれび編集部 | 育児・ベビー担当
監修:育児・赤ちゃんの睡眠にくわしい編集チーム
本記事は公的機関の情報や一般的な実務をふまえて編集部が作成し、定期的に見直しています。内容に誤りがあれば編集部までご連絡ください。
最終更新日: 2026年06月06日




