香典を辞退する断り方|案内文の文例と伝え方・当日の対応まとめ
香典を辞退する理由には、次のようなものがあります。
この記事でわかること
- 案内状・訃報連絡での断り方の文例
- 会社への香典辞退の伝え方
- 当日の受付での対応方法
- それでも香典を渡された場合の対応
★ あわせて準備したい
香典辞退の案内状づくりに
香典辞退の案内状は文例集やテンプレートを参考にすると、失礼のない言い回しで短時間に仕上げられます。急な家族葬でも慌てず対応できます。
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01 香典を辞退する理由と伝え方の基本方針
- 香典返しの手間・費用を減らしたい:香典返しの準備や発送は遺族にとって負担が大きい
- 参列者に気を遣わせたくない:家族葬・少人数の葬儀で、金銭的な負担をかけたくない
- 故人の遺志:生前に「香典は辞退してほしい」と本人が希望していた
伝え方の基本方針
香典を辞退する場合は、「案内状・訃報連絡の文面」と「当日の受付での声かけ」の両方で伝えるのが確実です。文面だけでは読み飛ばされることがあり、当日の声かけだけでは事前に用意してきた参列者を困らせてしまいます。両方を組み合わせることで、参列者・遺族双方が気まずい思いをせずに済みます。
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02 案内状・訃報連絡での断り方の文例
案内状や訃報連絡には、次のような定型文を使うと角を立てずに伝えられます。
はがき・印刷案内状の文例
「故〇〇儀 葬儀は近親者のみにて相営みました 誠に勝手ながら ご香典 ご供花 ご供物の儀は固くご辞退申し上げます ここに生前のご厚誼を深謝し謹んでご通知申し上げます」
電話・メールでの文例
「〇〇の葬儀は近親者のみで執り行いますため、誠に勝手ながらご香典やご供花はご辞退させていただいております。お気持ちだけありがたく頂戴いたします」
会葬礼状・受付での掲示文例
「本日はご会葬いただき誠にありがとうございます。誠に勝手ながら、ご香典・ご供花につきましては固くご辞退申し上げております。何卒ご理解のほどお願い申し上げます」
【表現のポイント】「辞退します」だけでなく「誠に勝手ながら」「固くご辞退申し上げます」といった柔らかい前置きと丁寧な言い切りをセットで使うと、角が立ちにくくなります。
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03 会社への香典辞退の伝え方
会社関係者に対しては、訃報連絡と同時に辞退の意向を明確に伝える必要があります。
- 上司への連絡時に明記する:「家族葬にて執り行いますため、香典・供花・弔電はご辞退申し上げます」と第一報の時点で伝える
- 社内共有文にも反映してもらう:社内で一斉共有される場合、辞退の一文を必ず入れてもらうよう依頼する
- 会社の規定による弔慰金は別扱い:個人の香典と異なり、会社の慶弔規定に基づく一律の弔慰金は辞退が難しい場合があるため、総務の案内に従う
会社関係者は「辞退の意向を知らずに香典を用意してしまう」ケースが多いため、忌引き連絡の際に必ず一言添えることを徹底しましょう。
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04 当日の受付での対応方法
案内状で辞退を伝えていても、当日香典を持参する参列者は一定数います。受付での対応をあらかじめ決めておくとスムーズです。
- 受付に「香典辞退」の掲示をする:芳名帳の近くに「ご香典・ご供花は固くご辞退申し上げます」の案内板を置く
- 受付担当者に対応方法を事前共有する:「差し出されたら丁重にお断りする」「どうしてもという場合は預かる」など方針を統一しておく
- 断る際の言葉:「お心遣いだけありがたく頂戴いたします。ご香典は辞退させていただいております」
受付を設けない小規模な家族葬の場合
ごく近しい親族のみで受付を設けない場合は、事前の案内状での周知が唯一の手段になります。この場合も念のため、喪主や親族が「香典は辞退している」旨を口頭で伝えられるよう準備しておきましょう。
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05 それでも香典を渡された場合の対応
辞退の意向を伝えていても、気持ちとして香典を渡したいと考える参列者は少なくありません。この場合の対応方法です。
- 強く固辞しすぎない:何度も断ると相手に気を遣わせてしまうため、一度丁重に断って、それでも渡された場合はありがたく受け取るのが実務的な対応
- 受け取った場合は香典返しを検討する:辞退していたにもかかわらず頂いた場合は、後日「志」として半返し〜3分の1程度の品を送るのが丁寧な対応
- 供花・供物も同様の考え方で対応する:辞退していても届いた場合は、お礼状を送るのがマナー
香典を受け取るか固辞するかは、その場の状況や相手との関係性によって柔軟に判断してよい部分です。無理に押し返して相手を困らせるより、感謝を伝えて受け取る対応のほうが円満に収まることが多いです。
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06 香典辞退と香典返しの関係
香典を辞退する最大のメリットは、香典返しの準備・手配の手間と費用を減らせることです。ただし、辞退していても一部の香典を受け取った場合は返礼が必要になるため、完全に手間がゼロになるとは限りません。
- 香典を全て辞退できた場合:香典返しの手配は基本的に不要
- 一部だけ受け取った場合:受け取った分だけ香典返し(半返し目安、2千〜5千円程度の品)を用意する
- 会社からの弔慰金を受け取った場合:会社への香典返しは不要とされることが多いが、慣習は会社によって異なるため確認する
香典辞退を選ぶ場合でも、参列者への会葬御礼品(500円〜1,000円程度の消え物)は用意するのが一般的です。香典返しとは別物として準備しておきましょう。
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07 香典辞退でよくある失敗と防止策
最後に、香典辞退の伝え方でありがちな失敗と防止策をまとめます。
- 案内状に辞退の一文を書き忘れた:テンプレートを確認し、「ご香典はご辞退申し上げます」の一文を必ず入れる
- 会社への連絡で辞退を伝え忘れた:忌引き連絡の第一報の時点で明確に伝える
- 受付で担当者ごとに対応がバラバラだった:事前に断り方の方針を統一しておく
- 頑なに固辞しすぎて相手を困らせた:一度丁重に断り、それでも渡されたら受け取る柔軟さも大切
- 一部受け取った香典への返礼を忘れた:受け取った分は忘れずに香典返しを手配する
香典辞退は「案内状での明記」と「当日の対応統一」の2段構えで伝えることが最も効果的です。丁寧な言葉遣いを心がければ、参列者の気持ちを尊重しながら、遺族の負担も軽減できます。
供花・弔電も合わせて辞退する場合の文面
香典だけでなく供花・弔電もまとめて辞退したい場合は、「ご香典・ご供花・ご弔電の儀は固くご辞退申し上げます」のように一文にまとめると簡潔です。供花は業者を通じて手配されることが多く、辞退の連絡が業者に届く前に発注されてしまうケースもあるため、訃報を伝える際にできるだけ早く辞退の意向を共有することが重要です。取引先など業務上のつながりがある相手には、総務や上司経由で辞退の意向を伝えてもらうと行き違いを防げます。
親族間で辞退の方針を統一しておく
喪主だけが辞退を希望していても、他の親族が「香典はいただいておくべきでは」と考えている場合、当日の対応がちぐはぐになることがあります。事前に親族間で「香典を辞退するかどうか」「辞退しても渡された場合はどう対応するか」の方針をすり合わせておくと、受付でのトラブルを防げます。
この記事のまとめ
- 香典辞退は案内状の文面と当日の受付対応の両方で伝えるのが最も確実
- 「誠に勝手ながら、ご香典はご辞退申し上げます」が定番の言い回し
- 会社へは忌引き連絡の第一報の時点で辞退の意向を明確に伝える
- 強く固辞しすぎず、渡された場合はありがたく受け取り後日香典返しで対応する
- 香典を全て辞退できても、参列者への会葬御礼品は別途用意するのが一般的
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EDITORIAL TEAM
こもれび編集部 | 葬儀・お墓・供養担当
監修:終活・遺品整理の実務に詳しい編集チーム
本記事は公的機関の情報や一般的な実務をふまえて編集部が作成し、定期的に見直しています。内容に誤りがあれば編集部までご連絡ください。
最終更新日: 2026年06月30日
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