一日葬の流れをわかりやすく|前日の準備から火葬・収骨まで
一日葬の流れは『臨終→搬送・安置→打ち合わせ→納棺→(通夜なし)→葬儀・告別式→出棺・火葬→収骨』が基本です。通夜を省き、葬儀・告別式と火葬を1日で行うため、一般葬の2日間に比べて短い時間で完了します。高齢の参列者や遠方の親族の負担を減らしたい方に選ばれています。
身近な方を亡くしたとき、「どんな流れで進むのか」「前日までに何をすればいいのか」と不安になる方は多いものです。この記事では、一日葬の前日までの準備から当日の進み方、時間の目安、メリットと注意点までをやさしく解説します。
この記事でわかること
- 一日葬の全体の流れ(順を追って)
- 前日までの準備(安置・打ち合わせ・納棺)
- 当日の流れと時間の目安
- 通夜を省くメリットと注意点・費用の目安
★ あわせて準備したい
故人を偲ぶ供養の準備に
一日葬のあとも、ご自宅で手を合わせる時間は続きます。お線香やろうそくなど、故人を偲ぶための供養の品を整えておくと安心です。
01
一日葬とはどんな葬儀か
一日葬とは、通夜を省いて、葬儀・告別式と火葬を1日で行う葬儀の形です。
- 一般葬は通夜と葬儀・告別式の2日間で行う
- 一日葬は通夜を行わず、1日で完了する
- 火葬のみの直葬とは違い、告別式は行う
- 近年、高齢化や家族の負担軽減から選ばれている
一般的な葬儀(一般葬)は、初日に通夜、翌日に葬儀・告別式と火葬を行う2日間が基本です。これに対して一日葬は、通夜を省き、葬儀・告別式と火葬を同じ日にまとめて行います。読経や焼香、お別れの時間といった告別式の儀式はきちんと行うため、火葬だけを行う直葬とは異なります。儀式の心は大切にしながら、日程を1日に短縮できるのが特徴です。
02
一日葬の全体の流れ
一日葬は、亡くなってから収骨までを次のような順で進めます。
- 臨終(医師による死亡確認・死亡診断書の受け取り)
- 搬送・安置(ご遺体を自宅や安置施設へ)
- 葬儀社との打ち合わせ(日程・場所・内容を決める)
- 納棺(故人を棺に納める)
- 葬儀・告別式(通夜は行わない)
- 出棺・火葬・収骨
一般葬との一番の違いは、通夜を行わない点です。臨終から安置、打ち合わせ、納棺までの前日までの流れは一般葬とほぼ同じですが、一日葬では通夜の代わりに、葬儀・告別式の当日まで静かに故人を見守ります。そのうえで当日に告別式から火葬・収骨までをまとめて行うため、参列する方も1日だけ予定を空ければよく、負担が軽くなります。
03
前日までの準備(安置・打ち合わせ・納棺)
当日を落ち着いて迎えるために、前日までにいくつかの準備を整えます。
- 搬送・安置:病院や自宅から安置場所へご遺体を移し、安置する
- 打ち合わせ:葬儀社と日程・会場・参列人数・予算・宗教の希望を決める
- 連絡:親族や参列をお願いする方へ日程を知らせる
- 納棺:故人の身支度を整え、棺に納める
まず、ご遺体を病院などから安置場所へ搬送し、安置します。法律で死後24時間は火葬ができないため、この間に故人を安らかに見守りながら準備を進めます。次に葬儀社と打ち合わせを行い、日程や会場、参列人数、予算、お寺を呼ぶかどうかなどを決めます。あわせて親族や参列をお願いする方へ連絡し、出棺前には納棺の儀式で故人の身支度を整えて棺に納めます。ここまでが前日までの流れです。
04
当日の流れと時間の目安
当日は、葬儀・告別式から始まり、火葬・収骨までを半日ほどで行うのが一般的です。
- 参列者の受付・着席(開式前)
- 葬儀・告別式(読経・焼香・お別れ/1時間ほど)
- 出棺(霊柩車で火葬場へ移動)
- 火葬(1〜2時間ほど待つ)
- 収骨(お骨を骨壺に納める)
当日は受付・着席のあと、僧侶による読経や参列者の焼香、最後のお別れといった葬儀・告別式を1時間ほどかけて行います。その後、出棺して火葬場へ移動し、火葬には1〜2時間ほどかかります。その間は控室で待ち、火葬が終わると収骨(お骨上げ)を行います。午前に告別式を始めれば、昼過ぎから午後にかけて収骨まで終えられることが多く、全体としては半日が一つの目安です。会食を行うかどうかは家族の希望で選べます。
05
通夜を省くメリットと注意点
一日葬は負担が軽い一方で、事前に気をつけたい点もあります。
- メリット:高齢の参列者や遠方の親族の負担が減る
- メリット:2日間拘束されず、宿泊や交通の負担も軽い
- メリット:通夜にかかる費用が抑えられる
- 注意:菩提寺がある場合は事前の了承が必要なことがある
- 注意:参列者へ通夜がないことを丁寧に伝える
注意したいのは、お付き合いのある菩提寺がある場合です。お寺によっては通夜を省くことに理解を得る必要があり、事前に相談せずに進めると納骨を断られるなどのトラブルになることもあります。必ず葬儀社や菩提寺に相談しておきましょう。また、参列者には「通夜は行わず、当日の告別式のみ」であることを案内状や連絡で丁寧に伝え、当日に戸惑わせないようにすることが大切です。
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費用の概略と一日葬が向いている人
一日葬は、通夜を省くぶん費用や手間を抑えられるのが特徴です。
- 通夜の会場費・通夜ぶるまいの飲食費がかからない
- そのぶん一般葬より費用を抑えやすい
- 火葬料・お布施など必要な費用はかかる
- 高齢の家族・遠方の親族が多い場合に向く
- 少人数で静かに見送りたい家族に向く
一日葬は通夜を行わないため、通夜の会場費や通夜ぶるまいの飲食費がかからず、一般葬に比べて費用を抑えやすい葬儀です。ただし火葬料やお布施、棺・祭壇などの基本的な費用はかかります。具体的な金額は地域や会場、人数で変わるため、複数の葬儀社で見積もりを取って比べると安心です。高齢の家族や遠方の親族が多く負担を軽くしたい方、少人数で静かに見送りたい方に向いた形といえます。
★ あわせて準備したい
ご自宅での後飾り・供養に
収骨のあとは、ご自宅にお骨を安置し、四十九日まで手を合わせます。後飾り用のろうそくやお線香を用意しておくと、落ち着いて供養できます。
よくある質問
Q. 一日葬の流れを教えてください。
A. 一日葬は『臨終→搬送・安置→葬儀社との打ち合わせ→納棺→葬儀・告別式→出棺・火葬→収骨』の順で進みます。通夜を行わない点が一般葬との大きな違いです。前日までに安置・打ち合わせ・親族への連絡・納棺を済ませ、当日に告別式から火葬・収骨までをまとめて行います。臨終から安置・打ち合わせ・納棺までの流れは一般葬とほぼ同じで、通夜を省くぶん全体が短くなります。
Q. 一日葬と一般葬や直葬はどう違いますか?
A. 一般葬は通夜と葬儀・告別式の2日間で行いますが、一日葬は通夜を省き、葬儀・告別式と火葬を1日で行います。直葬は告別式を行わず火葬のみを行う形ですが、一日葬は読経や焼香、お別れといった告別式の儀式をきちんと行う点が異なります。儀式は大切にしながら日程を1日に短縮できるのが一日葬の特徴です。
Q. 亡くなった当日に火葬できますか?
A. できません。法律で死後24時間は火葬してはならないと定められているため、亡くなった当日にすぐ火葬することはできません。一日葬でも、安置して24時間が過ぎたあとに火葬を行います。この間にご遺体の安置や葬儀社との打ち合わせ、納棺などの準備を進め、翌日以降に告別式から火葬・収骨までを行うのが一般的な流れです。
Q. 一日葬を選ぶときに気をつけることは?
A. お付き合いのある菩提寺がある場合は、通夜を省くことについて事前に了承を得ておくことが大切です。相談せずに進めると、納骨を断られるなどのトラブルになることがあります。また、参列者には『通夜は行わず当日の告別式のみ』であることを案内状や連絡で丁寧に伝え、当日に戸惑わせないようにしましょう。
Q. 一日葬の費用は一般葬より安くなりますか?
A. 通夜を行わないため、通夜の会場費や通夜ぶるまいの飲食費がかからず、一般葬に比べて費用を抑えやすい傾向があります。ただし火葬料やお布施、棺・祭壇などの基本的な費用はかかります。具体的な金額は地域や会場、参列人数によって変わるため、複数の葬儀社で見積もりを取り、内訳を比べて選ぶと安心です。
この記事のまとめ
- 一日葬は通夜を省き、葬儀・告別式と火葬を1日で行う葬儀。流れは臨終→搬送・安置→打ち合わせ→納棺→告別式→出棺・火葬→収骨
- 前日までに安置・葬儀社との打ち合わせ・親族への連絡・納棺を済ませる。死後24時間は火葬できない
- 当日は告別式(1時間ほど)→出棺→火葬(1〜2時間)→収骨。全体で半日ほどが目安
- 通夜を省くと高齢・遠方の参列者の負担と費用を減らせる。菩提寺の了承と参列者への周知に注意
- 高齢の家族や遠方の親族が多い方、少人数で静かに見送りたい方に向いている
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EDITORIAL TEAM
こもれび編集部 | 葬儀・お墓・供養担当
監修:終活・遺品整理の実務に詳しい編集チーム
本記事は公的機関の情報や一般的な実務をふまえて編集部が作成し、定期的に見直しています。内容に誤りがあれば編集部までご連絡ください。
最終更新日: 2026年06月25日




