法要の服装は、『四十九日や一周忌など早い時期は喪服(準喪服)が基本、三回忌以降や案内に〈平服で〉とある場合は略喪服にする』のが基本のマナーです。時期が進むにつれて装いは少しずつ軽くなりますが、施主・遺族は参列者より格を下げないよう気をつけます。何回忌かと、案内状の内容を確認してから装いを決めると安心です。

法要は、亡くなった方をしのんで営む大切な集まりです。同じ法要でも、四十九日と三回忌では求められる服装が違い、立場によっても変わるため迷う方は少なくありません。この記事では、時期ごと・立場ごとにどう装いが変わるのかを軸に、男女・子どもの別や小物・季節の注意点まで、法要全般の服装をわかりやすく解説します。

この記事でわかること

  • 法要の服装が時期で変わる仕組み(喪服→略喪服)
  • 施主・遺族側と参列者側の装いの違い
  • 男性・女性・子どもそれぞれのふさわしい装い
  • アクセサリー・小物・季節ごとの注意点

★ あわせて準備したい

法要の服装をひとそろえ用意するなら

今後も続く法要に備えて、長く着られる礼服を一着用意しておくと安心です。手持ちの喪服が体に合わなくなっていたら、この機会に見直しておくと急なときにも慌てません。

早い時期は 喪服
準喪服が基本
三回忌以降 略喪服
平服案内が増える
遺族は 格を
下げない

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法要の服装は時期で少しずつ変わる

法要の服装で最も大切なのは、『何回忌か』によって装いが変わるという考え方です。

  • 四十九日・一周忌など早い時期は喪服(準喪服)が基本
  • 三回忌以降は略喪服や『平服』の案内が増えていく
  • 時期が進むほど、装いは少しずつ軽くなる傾向
  • ただし軽くなっても、地味で落ち着いた装いは変わらない

葬儀に近い四十九日や一周忌では、悲しみも新しく、参列者も多いため、喪服のなかでも準喪服を着るのが基本です。年月がたって三回忌、七回忌と進むと、ごく身内で営むことが増え、施主から『平服でお越しください』と案内されることも多くなります。このように法要の服装は、時期とともに段階的に軽くなっていくのが特徴です。まずは何回忌の法要かを確認し、それに合わせて装いを考えるのが基本になります。

法要の服装は時期で少しずつ変わる

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早い時期(四十九日・一周忌まで)は喪服が無難

四十九日や一周忌など、亡くなってから日が浅い法要では、喪服(準喪服)を選んでおくのが無難です。

  • 準喪服とは、黒で統一した正式な礼服のこと
  • 男性は黒のスーツ、女性は黒のワンピースやアンサンブル
  • 葬儀のときと同じ装いで問題ない
  • 案内に特別な指定がなければ、喪服を選べば失礼にならない

早い時期の法要は、参列する人も多く、改まった雰囲気で営まれることがほとんどです。案内状に服装の指定がない場合は、準喪服を着ておけばまず失礼になりません。準喪服は、同じ黒でもビジネス用のスーツより深く濃い黒で、光沢を抑えた生地が使われます。葬儀で着た喪服があれば、それをそのまま着れば十分です。迷ったときは『軽すぎるより、きちんとしている方が安心』と覚えておくとよいでしょう。

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三回忌以降・『平服』案内のときは略喪服に

三回忌を過ぎたあたりから、施主が『平服でお越しください』と案内することが増えてきます。

  • ここでの平服は普段着ではなく『略喪服』のこと
  • 男性は黒・紺・グレーなどのダークスーツに地味なネクタイ
  • 女性は黒・紺・グレーなどの地味なワンピースやスーツ
  • ジーンズ・Tシャツ・派手な色などの普段着は避ける

法要で言う『平服』とは、Tシャツやジーンズのようなくだけたものではなく、略喪服を指します。男性は黒や濃紺、グレーのダークスーツに白いシャツ、地味なネクタイを合わせます。女性も落ち着いた色のワンピースやスーツを選びましょう。施主が平服を案内するのは、参列者に気をつかわせたくないという配慮であることが多いものです。その気持ちをくんで、地味で控えめな装いにそろえると、場にふさわしい装いになります。指定がなく回数も浅い場合は、準喪服を選んでおくと安心です。

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男性・女性・子どもそれぞれの装い

同じ法要でも、男性・女性・子どもでふさわしい装いの中身が変わります。

  • 男性:黒のスーツ、白い無地のシャツ、黒のネクタイ、黒の靴下・靴
  • 女性:黒のワンピースやアンサンブル、黒のストッキング、露出を控える
  • 子ども:制服があれば制服。なければ黒・紺・グレーなど地味な服
  • 男女とも、光る金具やくだけた素材は避ける

男性は黒のスーツに白い無地のシャツ、黒の無地のネクタイを合わせ、靴下と靴も黒でそろえます。略喪服のときは、濃紺やグレーのスーツに地味なネクタイでもかまいません。女性は黒のワンピースやアンサンブルを選び、肌の露出を控えめにして、ストッキングも黒にします。スカート丈は膝が隠れる長さが安心です。子どもは学校の制服があれば制服が正装になります。制服がなければ、黒・紺・グレーなどの落ち着いた色の服を選び、運動靴でも目立たない物にしましょう。

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早い時期(四十九日・一周忌まで)は喪服が無難

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施主側と参列者側で気をつける点が違う

法要では、招く側の施主・遺族と、招かれる側の参列者とで、装いの考え方が異なります。

  • 施主・遺族:招く側として、参列者より格を下げない
  • 参列者:案内に従い、準喪服または指定された平服
  • 遺族が『平服で』と伝えたら、参列者はそれに合わせる
  • 参列者が遺族より格上になりすぎると気をつかわせてしまう

法要を主催する施主や遺族は、招く側として参列者より軽い装いにならないよう気をつけます。三回忌以降で略喪服にする場合でも、参列者より格を下げないことが大切です。一方、参列者は遺族からの案内に従いましょう。遺族が『平服で』と伝えているのに、自分だけ正式な喪服を着ると、かえって遺族に気をつかわせてしまうことがあります。自分が招く側か招かれる側かを確かめ、案内の内容に合わせて装いを選ぶことが、互いに心地よく過ごすコツです。

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アクセサリー・小物・髪型の整え方

服そのものだけでなく、小物や身だしなみにもふさわしい選び方があります。

  • アクセサリーはパールが基本。一連のネックレスが無難
  • 金色や光る装飾、二連のネックレスは避ける
  • バッグは黒の布製で、金具の目立たない物
  • 靴は黒で光沢のない物。革やエナメルは避ける
  • 髪はすっきりまとめ、爪や化粧も控えめにする

アクセサリーは、パールのネックレスやイヤリングなら身につけてかまいません。ただし、不幸が重なることを連想させる二連のネックレスや、金色・光る装飾は避けます。結婚指輪以外の指輪も控えめにしましょう。バッグは黒の布製で金具が目立たない物、靴も黒で光沢のない物が安心です。髪型はすっきりまとめ、明るすぎる色や派手なヘアアクセサリーは控えます。略喪服のときも、こうした小物や身だしなみの考え方は変わりません。全体を地味で落ち着いた印象にまとめると、法要にふさわしい装いになります。

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夏冬の注意と避けたいもの

季節によって、暑さ寒さへの工夫と、避けるべきものへの配慮が必要です。

  • :会場では上着を基本に、半袖でも露出は控えめにする
  • :女性は黒の薄手ストッキング、男性は黒の靴下を忘れずに
  • :コートは黒や紺などの地味な色。会場前に脱ぐ
  • 毛皮や革を多く使った物は避ける(殺生を連想させるため)
  • 派手な色・大きな柄・光沢のある素材も避ける

夏でも、法要の席では上着を着るのが基本ですが、暑い時期は会場の様子に合わせて調整します。女性は素足を避け、薄手でも黒のストッキングをはきましょう。冬はコートを着てもかまいませんが、黒や紺などの地味な色を選び、会場に入る前に脱ぐのがマナーです。毛皮や革を多く使った物は、殺生を連想させるため避けます。お墓参りを伴う場合は、防寒と地味さを両立できる装いにしておくと安心です。時期が進んで略喪服になっても、こうした避けたいものへの配慮は同じように心がけましょう。

★ あわせて準備したい

法要に合わせる小物をそろえるなら

黒のフォーマルバッグやパールのネックレスは、これから先の法要でもくり返し使えます。ひとそろえ用意しておくと、急な集まりにも慌てず対応できます。

よくある質問

Q. 法要の服装は喪服でないといけませんか?

A. 四十九日や一周忌など早い時期の法要では、喪服のなかでも準喪服(ブラックフォーマル)を着るのが基本です。男性は黒のスーツに白いシャツと黒のネクタイ、女性は黒のワンピースやアンサンブルに黒のストッキングが基本になります。葬儀のときと同じ装いで問題ありません。三回忌以降や案内状に『平服で』とある場合は、略喪服にあたるダークスーツや地味な色のワンピースを選びます。

Q. 三回忌や七回忌でも喪服を着るべきですか?

A. 三回忌以降になると、ごく身内で営むことが増え、施主から『平服でお越しください』と案内されることも多くなります。その場合は略喪服にあたるダークスーツや地味なワンピースで参列します。案内に服装の指定がなければ、準喪服を選んでおけば失礼になりません。時期が進むにつれて装いは少しずつ軽くなりますが、地味で落ち着いた装いという基本は変わりません。

Q. 『平服でお越しください』と言われたら何を着ればいいですか?

A. ここでの平服は普段着ではなく、略喪服を意味します。男性は黒・紺・グレーなどのダークスーツに白いシャツ、地味な色のネクタイを合わせます。女性も黒・紺・グレーなど落ち着いた色のワンピースやスーツを選びましょう。Tシャツやジーンズは避けます。施主が参列者に気をつかわせないよう配慮しての指定が多いので、地味で控えめな装いを心がけてください。

Q. 施主や遺族と参列者で服装は違いますか?

A. 招く側の施主・遺族は、参列者より格を下げないようにします。三回忌以降で略喪服にする場合でも、参列者より軽い装いにならないよう気をつけましょう。参列者は遺族からの案内に従います。遺族が『平服で』と伝えている場合は、それに合わせ、自分だけ格上の正式な喪服を着ないようにします。立場と案内の内容を確認して装いを選ぶのが、互いに心地よく過ごすコツです。

Q. 法要にアクセサリーや小物はどうすればいいですか?

A. アクセサリーはパールのネックレスやイヤリングなら身につけてかまいません。ただし、不幸が重なることを連想させる二連のネックレスや、金色・光る装飾は避けます。バッグは黒の布製で金具の目立たない物、靴も黒で光沢のない物が安心です。髪型はすっきりまとめ、爪や化粧も控えめにします。略喪服のときも、こうした小物や身だしなみの考え方は変わりません。

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この記事のまとめ

  • 法要の服装は時期で変わり、四十九日・一周忌など早い時期は喪服(準喪服)が基本
  • 三回忌以降や『平服で』と案内されたら、普段着ではなく略喪服(ダークスーツや地味なワンピース)にする
  • 施主・遺族は参列者より格を下げない。参列者は遺族の案内に合わせる
  • 男性は黒スーツ・白シャツ・黒ネクタイ、女性は黒のワンピースに黒ストッキング、子どもは制服か地味な服
  • アクセサリーはパールが基本、二連や光る物は避ける。夏も露出を控え、冬のコートは地味な色で会場前に脱ぐ

参考・出典

※制度・料金は改正や地域差があります。最新の情報は各公式サイト・お住まいの自治体でご確認ください。

EDITORIAL TEAM

こもれび編集部 | 葬儀・お墓・供養担当

監修:終活・遺品整理の実務に詳しい編集チーム

本記事は公的機関の情報や一般的な実務をふまえて編集部が作成し、定期的に見直しています。内容に誤りがあれば編集部までご連絡ください。

最終更新日: 2026年06月25日

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