喪主の挨拶・案内状の書き方|例文とシーン別のポイント総まとめ
喪主が言葉を用意する場面は、大きく分けて3つあります。
この記事でわかること
- 通夜・告別式での喪主挨拶の書き方と文例
- 訃報連絡・案内状の書き方
- 案内状・礼状で句読点を使わない理由と現代の慣習
- 香典返し・会葬礼状の書き方
★ あわせて準備したい
喪主の挨拶や文例に迷ったときの一冊
喪主の挨拶や案内状の文例集は一冊持っておくと、シーンごとの言い回しをすぐに確認できて安心です。急な葬儀でも慌てずに対応できます。
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01 喪主が書く・話す文章の全体像|3つの場面
- ①通夜・告別式・精進落としでの挨拶:参列者への感謝と故人の紹介を口頭で伝える
- ②訃報連絡・案内状:葬儀の日時・場所を知らせるはがきやメール
- ③香典返し・会葬礼状:香典や供花への感謝を伝える書面
共通する基本の型
いずれの場面も「①感謝の言葉→②故人との関わりや近況→③今後のお願い」という3段構成にすると、自然にまとまります。難しい言葉を使う必要はなく、素直な言葉で伝えることが最も大切です。
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02 通夜・告別式での喪主挨拶の書き方と文例
喪主挨拶は1〜3分程度にまとめるのが目安です。長々と話すと参列者の負担になるため、要点を絞りましょう。
告別式・出棺前の挨拶文例
「本日はご多用中にもかかわらず、父〇〇の葬儀にご参列いただき、誠にありがとうございます。生前は皆様に大変お世話になり、家族一同、心より御礼申し上げます。残された私どもはいまだ実感が湧きませんが、皆様に支えられ、前を向いて進んでまいります。今後とも変わらぬご厚誼を賜りますよう、お願い申し上げます。本日は誠にありがとうございました」
精進落としでの挨拶(献杯前)文例
「本日は最後までお付き合いいただき、ありがとうございます。ささやかではございますが、お食事を用意いたしました。故人を偲びながら、思い出話などお聞かせいただければ幸いです。それでは献杯のご発声を〇〇様にお願いしたいと存じます」
【原稿は手元に用意してよい】暗記する必要はありません。カンペを見ながら話しても失礼にはあたらないため、事前にメモを用意し、当日は落ち着いて読み上げましょう。
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03 訃報連絡・案内状の書き方
訃報連絡には「取り急ぎ電話・メールで伝える一報」と「正式な案内状(はがき・書面)」の2種類があります。
電話・メールでの第一報の文例
「〇〇の家族です。かねてより療養中の〇〇(続柄)が、〇月〇日に永眠いたしました。生前のご厚誼に深く感謝申し上げます。葬儀の詳細は改めてご連絡いたします」
案内状(はがき)の文例
「父 〇〇儀 かねてより病気療養中のところ 〇月〇日に永眠いたしました ここに生前のご厚誼を深謝し謹んでお知らせ申し上げます 通夜 〇月〇日(〇)午後〇時より 告別式 〇月〇日(〇)午前〇時より 場所 △△セレモニーホール 喪主 〇〇」
家族葬の場合の案内文(辞退の意向を含む)
「故〇〇儀 葬儀は近親者のみにて相営みました 誠に勝手ながら ご香典・ご供花・ご弔問はご辞退申し上げます ここに生前のご厚誼を深謝し 謹んでご通知申し上げます」
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04 案内状・礼状で句読点を使わない理由と現代の慣習
伝統的な弔事の案内状・礼状には句読点(。、)を使わないという慣習があります。理由には諸説ありますが、代表的なものは次のとおりです。
- 「区切りをつけない」という願い:不幸が続かないようにという意味合い
- もともと毛筆の手紙に句読点を打つ習慣がなかった名残:読点は本来、読みやすくするための後付けの記号だったため
句読点の代わりに、行を変える・スペースを空けることで区切りを表現します。ただし近年はメールやLINEでの略式連絡では句読点を使う場面も増えており、正式な印刷はがきや会葬礼状では句読点なし、電話やメール・メッセージでの連絡では通常の文章でよいと考えて差し支えありません。
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05 香典返し・会葬礼状の書き方
香典返しに添える礼状(会葬礼状)は、感謝の気持ちを簡潔に伝える書面です。
会葬礼状の文例
「謹啓 先般 亡父 〇〇儀 葬儀に際しましては ご多用中にもかかわらずご会葬いただき また丁重なるご厚志を賜り 誠にありがとうございました おかげをもちまして 滞りなく葬儀を終えることができました つきましては 供養のしるしまでに心ばかりの品をお送りいたします 何とぞご受納くださいますようお願い申し上げます まずは略儀ながら書中をもって御礼申し上げます 敬具」
会葬礼状に含めるべき要素
- 参列・香典への感謝
- 葬儀を無事終えられた報告
- 香典返しの品を送る旨
- 直接お伺いできないことへのお詫び(略儀の断り)
親しい間柄であれば、定型文だけでなく一言、故人との思い出やお世話になったエピソードを添えると、より心のこもった礼状になります。
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06 喪主の文章で避けるべき忌み言葉と表現
弔事の文章では、不幸が重なることを連想させる言葉(忌み言葉)を避けるのがマナーです。
| 避けるべき言葉 | 言い換え例 |
|---|---|
| 重ね重ね・たびたび・ますます | (重ね言葉全般を避ける) |
| 死ぬ・死亡 | 永眠・逝去・他界 |
| 再び・続く・引き続き | (不幸の連続を連想させるため避ける) |
| 四・九(数字) | 可能な範囲で別の表現に置き換える |
また、宗教・宗派によって適切な表現が異なります。仏式では「成仏」「冥福」、神式では「御霊のご平安」、キリスト教式では「安らかな眠り」といった言い方が使われるため、故人の信仰に合わせた言葉を選びましょう。
07
07 喪主の文章作成でよくある失敗と防止策
最後に、喪主が文章を作成する際にありがちな失敗と防止策をまとめます。
- 挨拶が長すぎて参列者を待たせてしまった:1〜3分の目安を意識し、要点を絞って原稿を用意する
- 忌み言葉に気づかず使ってしまった:事前にチェックリストで確認するか、葬儀社の文例を参考にする
- 案内状に句読点を使ってしまい違和感を持たれた:正式な印刷物は句読点なし、略式連絡は通常の文章と使い分ける
- 宗派に合わない言葉を使ってしまった:仏式・神式・キリスト教式で表現が異なることを事前に確認する
- 案内状に日時や場所の誤記があった:印刷前に必ず家族・葬儀社の担当者とダブルチェックする
喪主が書く文章は形式より気持ちが大切です。基本の型と忌み言葉さえ押さえておけば、初めてでも失礼のない言葉を用意できます。迷ったときは葬儀社の担当者に文例を見せてもらい、状況に合わせて言葉を調整しましょう。
メール・LINEでの案内文の書き方
近年は親しい友人や若い世代の親族には、メールやLINEで訃報や案内を伝えることも増えています。この場合は堅苦しい文語調にこだわる必要はなく、「〇〇(続柄)が〇月〇日に亡くなりました。葬儀は近親者のみで執り行います。お気持ちだけありがたく頂戴し、香典・供花はご遠慮させていただいております」程度の平易な文章で十分です。ただし、目上の方や会社関係者にはメール・LINEのみで済ませず、電話や正式な案内状も併用するのが望ましいでしょう。
葬儀社のサポートを活用する
多くの葬儀社では、喪主挨拶や案内状・会葬礼状の文例集を用意しており、担当者に相談すれば故人の続柄や宗派に応じた文面を提案してもらえます。特に初めて喪主を務める場合は、自分で一から作文しようとせず、葬儀社の文例をベースに名前や日付を差し替える形で作成すると、時間の余裕がない中でも失礼のない文章に仕上げられます。
この記事のまとめ
- 喪主が書く・話す文章は「挨拶」「案内状」「香典返しの礼状」の3種類で、いずれも感謝→関わり→お願いの型でまとめる
- 喪主挨拶は1〜3分が目安で、原稿・メモを見ながら話しても問題ない
- 正式な案内状・礼状は句読点を使わない伝統があるが、メール等の略式連絡では通常の文章でよい
- 忌み言葉(重ね言葉・死亡等の直接表現)は避け、宗派に合った言葉を選ぶ
- 家族葬の案内状では香典・供花・弔問の辞退を明記しないとトラブルの元になる
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EDITORIAL TEAM
こもれび編集部 | 葬儀・お墓・供養担当
監修:終活・遺品整理の実務に詳しい編集チーム
本記事は公的機関の情報や一般的な実務をふまえて編集部が作成し、定期的に見直しています。内容に誤りがあれば編集部までご連絡ください。
最終更新日: 2026年06月30日
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