お悔やみの服装は、通夜・葬儀では準喪服(男性は黒スーツ、女性は黒のワンピースやアンサンブル)が基本です。急な弔問や「平服でお越しください」と案内された場合は、地味な色のスーツやワンピースで代用できます。シーンによって求められる服装の格が異なるため、事前に確認しておくと慌てません。

訃報は突然届くことが多く、「どんな服装で行けばいいのか」「平服でと言われたが本当にラフな格好でいいのか」と迷う方は少なくありません。この記事では、お悔やみの服装マナーを通夜・葬儀・後日弔問といったシーン別に解説し、男女別の喪服の種類、子供の服装、持ち物のマナー、喪服が手元にない場合の対処法まで具体的にまとめます。

この記事でわかること

  • 通夜・葬儀・後日弔問それぞれで求められる服装の格
  • 男女別・子供の服装マナーと避けるべきNG項目
  • 「平服でお越しください」と言われた場合の正しい解釈
  • 急な訃報で喪服がない場合の対処法(レンタル・購入)

★ あわせて準備したい

急な訃報に備える喪服・小物の準備

通夜・葬儀は急に訪れるものです。手持ちの喪服がワンサイズ合わなくなっていた、小物が足りないといった事態を防ぐため、フォーマルバッグや黒ストッキングなど消耗しやすい小物は常備しておくと安心です。

準喪服 通夜・葬儀での基本の服装
男性は黒スーツ・女性は黒ワンピース
1万〜2万円 喪服レンタルの相場
急な訃報で購入が間に合わない場合
3千〜5千円 子供用喪服レンタルの相場
制服がない場合の代用

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01 お悔やみの服装の基本|格式は「正喪服・準喪服・略喪服」の3段階

弔事の服装には格式があり、シーンに応じて使い分けます。

  • 正喪服:喪主・遺族が着る最も格式の高い喪服。男性はモーニングコートや紋付袴、女性は黒無地の紋付や黒のフォーマルドレス
  • 準喪服:一般の参列者が通夜・葬儀で着る服装。男性は黒無地のスーツ、女性は黒のワンピースやアンサンブル
  • 略喪服:急な弔問や「平服で」と案内された場合の服装。ダークスーツやダークカラーのワンピース

一般的な参列者であれば、通夜・葬儀ともに準喪服を着用するのが基本です。喪主・遺族より格式の高い服装(正喪服)を着るのは失礼にあたるため避けましょう。

かつては「通夜に喪服で行くのは不幸を予期していたようで失礼」という考え方もありましたが、近年は通夜も葬儀と同様に大切な儀式として扱われるようになり、通夜から準喪服で参列するのが一般的になっています。地域や世代によって考え方に差がある場合もあるため、迷ったときは家族や周囲の人に確認するとよいでしょう。

01 お悔やみの服装の基本|格式は「正喪服・準喪服・略喪服」の3段階
写真: cottonbro studio / Pexels

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02 通夜・葬儀での服装マナー|男女別の具体例

通夜と葬儀で服装の格式に大きな差はありませんが、それぞれ確認しておくべきポイントがあります。

男性の服装

  • 黒無地のスーツ(シングル・ダブルどちらも可)
  • 白無地のワイシャツ、黒無地のネクタイ(光沢のないもの)
  • 黒の靴下・黒の革靴(金具の目立たないシンプルなデザイン)

女性の服装

  • 黒のワンピース、アンサンブル、スーツ(膝が隠れる丈)
  • 黒のストッキング(薄手・厚手どちらも可、素足はNG)
  • 黒のパンプス(金具やエナメルなど光沢のあるものは避ける)
  • アクセサリーは結婚指輪と一連の真珠のネックレスのみ可(二連は「重なる=不幸が重なる」を連想させ避ける)

メイクは控えめに、香水も避けるのがマナーです。バッグは光沢のない布製の黒いフォーマルバッグを選びます。

男女ともに、光沢のある素材やアニマル柄・エナメル素材は「殺生」を連想させるため避けるのが望ましいとされます。冬場のコートも会場に入る前に脱ぐのがマナーで、色は黒・紺・グレーなど地味なものを選びましょう。夏場の参列では、ノーネクタイや半袖シャツは基本的に避け、上着を着用したうえで会場内で調整するのが望ましいとされています。

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03 「平服でお越しください」と言われた場合の正しい解釈

家族葬や法要の案内で「平服でお越しください」と書かれていることがありますが、これは普段着で構わないという意味ではありません。

  • 平服の実際の意味:「かしこまった喪服でなくてよい」という意味で、実際には略喪服(ダークスーツ・ダークカラーのワンピース)を指す
  • 男性の平服の目安:黒・紺・グレーなど地味な色のスーツ、控えめなネクタイ
  • 女性の平服の目安:黒・紺・グレーなどのワンピースやアンサンブル、派手なアクセサリーは避ける

「平服で」と言われたからといってカジュアルすぎる服装で行くと浮いてしまうため、迷ったら略喪服〜準喪服の間の服装を選ぶのが無難です。

特に三回忌以降の法要では、施主が参列者の負担を減らす目的で「平服で」と案内することが増えています。この場合も、Tシャツやジーンズといったカジュアルな服装ではなく、ビジネスシーンで着用するようなきちんとしたスーツやワンピースを選ぶのが基本です。会場の雰囲気や他の参列者の服装が分からず不安な場合は、施主に直接尋ねても失礼にはあたりません。

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04 子供・学生の服装マナー

子供の場合は、大人ほど厳格な服装マナーは求められませんが、基本の考え方を押さえておきましょう。

  • 学校の制服がある場合:制服が最も適切な喪服代わりになる
  • 制服がない・乳幼児の場合:黒・紺・グレーなど地味な色の服を選ぶ。キャラクターものや派手な色柄は避ける
  • :黒や紺の靴。光る素材やスニーカーでも、派手な色でなければ許容されることが多い

子供服の喪服を毎回購入するのは負担が大きいため、地味な色の服を1着用意しておき、冠婚葬祭で使い回すのが現実的です。

赤ちゃんや乳児の場合は、白やグレーなど落ち着いた色の服であれば問題ないとされることが多く、フォーマルさよりも快適さを優先しても構いません。ただし、キャラクターがプリントされた服やレースの多いフリフリのデザインは避け、シンプルなデザインを選ぶよう心がけましょう。

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02 通夜・葬儀での服装マナー|男女別の具体例
写真: RDNE Stock project / Pexels

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05 後日弔問・法事での服装マナー

通夜・葬儀に参列できず、後日改めて弔問する場合や、四十九日・一周忌などの法要に参列する場合の服装も確認しておきましょう。

  • 後日弔問(葬儀後の自宅への弔問):喪服ではなく、地味な色の平服(略喪服)で伺うのがマナー。喪服で伺うと「不幸を予期していた」という印象を与えかねないため避ける
  • 四十九日・一周忌:準喪服が基本。三回忌以降は略喪服でも差し支えないとされる
  • 三回忌以降の法要:施主・遺族が略喪服にする場合、参列者も合わせるのが自然

法要の案内状に服装の指定がある場合はそれに従い、指定がない場合は施主や他の参列者に事前に確認すると安心です。

後日弔問では、玄関先で長居せず、手短に挨拶を済ませることもマナーの一つです。線香をあげさせてもらう場合は、事前に「お線香をあげさせていただいてもよろしいでしょうか」と一言断りを入れるとより丁寧な印象になります。

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06 急な訃報で喪服がない場合の対処法

訃報は突然届くため、喪服が手元にない、サイズが合わなくなっているといった事態も起こり得ます。対処法を知っておきましょう。

  • 喪服レンタル:全国チェーンやネット宅配レンタルで1万〜2万円程度から借りられる。当日・翌日発送に対応する業者も多い
  • 子供用喪服レンタル3千〜5千円程度から借りられ、成長で買い替えが必要な子供服の負担を抑えられる
  • 量販店での急ぎ購入:紳士服・婦人服の量販店では即日仕立て直しに対応する店舗もある
  • 手持ちのダークスーツで代用:通夜など急な参列であれば、黒・紺の地味なスーツで代用しても大きな失礼にはならないとされる

訃報は予期せず届くものです。服装に関して多少の不備があっても、故人を悼む気持ちを持って参列することが何より大切です。迷ったときは葬儀社や周囲の年長者に確認しながら、失礼のない範囲で準備を整えましょう。

近年は宅配レンタルサービスが充実しており、インターネットで注文すれば当日または翌日に自宅や葬儀会場へ直接届けてくれる業者も増えています。サイズ展開も豊富なため、体型が変化して以前の喪服が合わなくなった場合にも活用しやすい選択肢です。急な出張先や旅行先で訃報を受けた場合にも、現地で受け取れるレンタルサービスを検討するとよいでしょう。

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この記事のまとめ

  • 弔事の服装には正喪服・準喪服・略喪服の3段階があり、一般参列者は通夜・葬儀とも準喪服が基本
  • 男性は黒無地スーツ、女性は黒のワンピースやアンサンブルにパールの一連ネックレスが定番
  • 「平服で」は普段着の意味ではなく、地味な色のスーツやワンピース(略喪服)を指す
  • 子供は制服があれば制服、なければ地味な色の服で代用し、レンタルの活用も現実的
  • 急な訃報で喪服がない場合は1万〜2万円程度のレンタルサービスが当日・翌日発送にも対応

参考・出典

※制度・料金は改正や地域差があります。最新の情報は各公式サイト・お住まいの自治体でご確認ください。

EDITORIAL TEAM

こもれび編集部 | 葬儀・お墓・供養担当

監修:終活・遺品整理の実務に詳しい編集チーム

本記事は公的機関の情報や一般的な実務をふまえて編集部が作成し、定期的に見直しています。内容に誤りがあれば編集部までご連絡ください。

最終更新日: 2026年07月01日

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