納骨の手続きは、「埋葬許可証を墓地・霊園の管理者に提出し、納骨式(納骨法要)を行って遺骨をお墓や納骨先へ納める」のが基本の流れです。納骨の時期に法的な決まりはなく、四十九日や一周忌に合わせて行うことが多いですが、急ぐ必要はありません。

「いつ・何を準備すればいい?」「お墓がない場合は?」という方に向けて、この記事では納骨の流れ、必要書類、時期、費用、お墓がない場合の選択肢まで具体的に解説します。

この記事でわかること

  • 納骨の手続きの流れと必要書類
  • 納骨の時期(四十九日・一周忌など)
  • 納骨式の準備・お布施・費用の目安
  • お墓がない場合の選択肢(永代供養・樹木葬・納骨堂)

★ あわせて準備したい

法要・納骨の準備に役立つ一冊

納骨や法要は、準備やマナーで迷うことが多いものです。法要の流れやお布施の目安がわかる本があると、慌てず準備を進められます。

埋葬 許可証
納骨に必須の書類
四十九日 が目安
時期に決まりはない
お布施 +刻字
納骨式の主な費用

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納骨とは?納骨の流れ

納骨とは、火葬した遺骨をお墓や納骨堂などに納めることです。一般的な流れは次のとおりです。

  • ①納骨先を決める:既存のお墓、または新たに購入・契約する
  • ②日程を決める:四十九日や一周忌など、法要に合わせることが多い
  • ③管理者・お寺に連絡する:納骨式の依頼、墓石への戒名の追加彫刻など
  • ④埋葬許可証を準備する:納骨に必須の書類
  • ⑤納骨式(納骨法要)を行う:僧侶に読経してもらい、遺骨を納める

墓石にカロート(納骨室)を開ける作業が必要な場合は、石材店に依頼します。

納骨とは?納骨の流れ
写真: Vinny Anugraha / Pexels

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納骨に必要な書類

納骨には、遺骨を納める正当な手続きを証明する書類が必要です。

  • 埋葬許可証(火葬許可証):火葬時に火葬場で押印され返却されたもの。納骨時に墓地・霊園の管理者へ提出する
  • 墓地使用許可証:そのお墓の使用権を持つことを示す書類(管理者が求める場合)
  • 分骨の場合:分骨証明書

埋葬許可証は、火葬後に骨壷と一緒に箱へ入れて返されることが多い大切な書類です。納骨まで紛失しないよう、保管しておきましょう。万一なくした場合は、自治体に再発行を相談します。

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納骨の時期

納骨の時期に法的な決まりはありません。区切りの良い法要に合わせて行うのが一般的です。

  • 四十九日:最も多い。忌明けの法要に合わせて納骨する
  • 百か日・一周忌・三回忌:お墓の準備が間に合わない場合など
  • すぐに納骨しない:気持ちの整理がつくまで自宅で保管してもよい

新しくお墓を建てる場合は、完成まで数か月かかることもあるため、一周忌などに合わせることもあります。焦らず、家族の気持ちとお墓の準備に合わせて決めましょう。

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納骨式の準備と費用

納骨式を行う場合、次のような準備と費用がかかります。

  • お布施:僧侶への読経のお礼。3万〜5万円程度が目安(法要と合わせる場合も)
  • 彫刻料:墓誌や墓石に戒名を追加彫刻する費用。数万円程度
  • カロートの開閉:石材店に依頼する場合の費用
  • お供え・お花・会食:参列者がいる場合
  • 納骨先が新規の場合は、墓地・納骨堂の取得費用

既存のお墓に納める場合は、お布施と彫刻料が中心です。新たに納骨先を用意する場合は、その費用が大きく影響します。

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納骨に必要な書類
写真: Caleb Jack / Pexels

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お墓がない場合の選択肢

「お墓がない」「お墓を持たない」場合も、さまざまな納骨先があります。

  • 永代供養墓:寺院・霊園が管理・供養。承継者がいなくても安心。5万円〜
  • 樹木葬:樹木や花を墓標とする。自然志向の人に人気。10万円〜
  • 納骨堂:屋内に納める。天候を気にせずお参りできる
  • 合祀(ごうし)墓:他の人と一緒に納める。費用を抑えられる
  • 手元供養・散骨:お墓を持たず、自宅供養や散骨を選ぶ

管理の手間・費用・お参りのしやすさ・承継者の有無を踏まえて選びましょう。

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納骨をスムーズに進めるコツ

納骨の準備で慌てないためのポイントです。

  • 埋葬許可証を紛失しないよう保管する
  • 納骨式の1〜2か月前には、お寺・霊園・石材店に連絡する
  • 戒名の追加彫刻には時間がかかるため早めに依頼する
  • お墓がない場合は、納骨先選びから時間に余裕を持って進める

分からないことは、菩提寺や霊園の管理者に相談すると、必要な準備を教えてもらえます。

★ あわせて準備したい

お供え・お参りの準備に

納骨やお墓参りには、お花やお供え、線香などを用意します。お参りグッズをそろえておくと、故人を偲ぶ時間を大切にできます。

よくある質問

Q. 納骨に必要な書類は何ですか?

A. 埋葬許可証(火葬時に押印され返却されたもの)が必須で、納骨時に墓地・霊園の管理者へ提出します。お墓の使用許可証を求められることもあります。分骨の場合は分骨証明書が必要です。

Q. 納骨はいつ行えばいいですか?

A. 法的な決まりはありません。四十九日の忌明け法要に合わせて行うことが多いですが、一周忌などでもかまいません。気持ちの整理がつくまで自宅で保管してもよく、焦る必要はありません。

Q. 納骨の費用はいくらですか?

A. 既存のお墓に納める場合は、お布施3万〜5万円程度と戒名の彫刻料(数万円)、カロートの開閉費が中心です。新たに納骨先を用意する場合は、永代供養5万円〜、樹木葬10万円〜などの取得費がかかります。

Q. お墓がない場合はどうすればいいですか?

A. 永代供養墓、樹木葬、納骨堂、合祀墓、手元供養、散骨などから選べます。承継者がいなくても永代供養なら寺院・霊園が管理・供養してくれます。費用やお参りのしやすさで選びましょう。

Q. 埋葬許可証をなくしてしまいました。

A. 納骨ができないため、発行した自治体(火葬許可を出した市区町村)に再発行を相談しましょう。火葬から年数が経っていても再発行できる場合があります。早めに問い合わせてください。

この記事のまとめ

  • 納骨は『納骨先決定→日程→管理者連絡→埋葬許可証準備→納骨式』の流れ
  • 埋葬許可証は納骨に必須。火葬後に返される大切な書類を紛失しない
  • 時期に決まりはなく四十九日が目安。急がず自宅保管でもよい
  • 費用はお布施3〜5万円+彫刻料など。新規の納骨先は取得費が中心
  • お墓がなければ永代供養・樹木葬・納骨堂・合祀・散骨から選べる

参考・出典

※制度・料金は改正や地域差があります。最新の情報は各公式サイト・お住まいの自治体でご確認ください。

EDITORIAL TEAM

こもれび編集部 | 葬儀・お墓・供養担当

監修:終活・遺品整理の実務に詳しい編集チーム

本記事は公的機関の情報や一般的な実務をふまえて編集部が作成し、定期的に見直しています。内容に誤りがあれば編集部までご連絡ください。

最終更新日: 2026年06月04日

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