遺品整理のスマホの扱い|データ・連絡先の確認と解約・処分の方法
遺品整理で出る故人のスマホは、「①中のデータ・重要情報を確認→②必要なデータを保存→③契約を解約→④データを消去して処分」という流れで扱います。スマホには写真や連絡先、ネット銀行などの重要情報(デジタル遺品)が詰まっているため、解約や処分を急がず、まず中身を確認することが大切です。
「親のスマホをどうすれば?」「中身が見られない」という方に向けて、この記事では遺品整理でのスマホの扱い、データの確認、解約・処分の方法を解説します。
この記事でわかること
- 遺品整理でのスマホの扱いの流れ
- 中のデータ・連絡先・重要情報の確認
- ロックが解除できない場合の対処
- 解約・データ消去・処分の方法
★ あわせて準備したい
データ保存グッズ
スマホの写真や連絡先など必要なデータは、外付けドライブやパソコンに保存しておくと安心です。思い出を失わずに整理できます。
01
スマホの中の重要情報を確認する
スマホを解約・処分する前に、中の重要な情報を確認しましょう。スマホは「デジタル遺品」の入口です。
- 写真・動画・思い出のデータ
- 連絡先(訃報の連絡などに必要)
- ネット銀行・ネット証券・電子マネーのアプリ
- 有料サービス・サブスクの契約
- SNS・メールのアカウント
- 二段階認証で連携している他のサービス
これらは相続手続きや、思い出の保存、サービスの解約に関わります。解約を急がず、まず中身を確認しましょう。
02
ロックが解除できない場合
パスコードが分からず、スマホのロックを解除できないこともあります。
- 家族でも、ロックの解除は簡単ではない
- 心当たりのパスコード(誕生日・よく使う番号)を試す
- 携帯会社でもロック解除には対応していないことが多い
- どうしても開けない場合は、デジタル遺品の専門業者に依頼する方法もある(費用がかかる)
ロックされていると、写真やネット銀行などの確認が難しくなります。生前にパスコードや重要情報の在りかをエンディングノートに残しておくことが、家族の負担を減らします。
03
必要なデータを保存する
解約・処分の前に、残したいデータを保存します。
- 写真・動画を、パソコンや外付けドライブにコピーする
- 連絡先を確認・保存する(訃報の連絡に必要)
- クラウドにバックアップがあれば、それも確認する
一度解約・処分すると、中のデータは取り出せなくなることがあります。必要なものは先に保存しておきましょう。
04
スマホの契約を解約する
故人のスマホの契約は、携帯会社で解約します。
- 契約している携帯会社のショップ窓口で手続きする(原則 店頭)
- 死亡を証明する書類(会葬礼状・死亡診断書のコピーなど)と、手続きする人の本人確認書類が必要
- 最終料金・端末の残債を精算する
- 番号を残したい場合は、承継(名義変更)という選択肢も
スマホで契約していた有料サービスは、スマホを解約しても請求が続くことがあります。サブスクなどは、別途 個別に解約しましょう。
05
データ消去と処分方法
スマホには個人情報が大量に入っています。処分前に、必ずデータを消去しましょう。
- 初期化(工場出荷状態に戻す)してデータを消す
- SIMカード・SDカードを抜く
- 処分は、携帯ショップの回収、自治体の小型家電回収、メーカー回収などへ
- スマホ買取は、データ消去を確認してから
データを消去せずに処分すると、個人情報が流出するリスクがあります。必ずデータ消去をしてから処分しましょう。
06
生前のスマホの備え
スマホは、生前の備えが特に重要です。
- パスコードの在りかを家族に残す
- ネット銀行・証券・サブスクのアプリを一覧にする
- 残したいデータと消してほしいデータを分けておく
- エンディングノートにスマホの情報をまとめる
スマホは本人しか分からないことが多く、ロックされると家族が何も確認できません。元気なうちに備えておくことが、大きな安心につながります。
★ あわせて準備したい
デジタル遺品の備えに
スマホやネットの情報は本人しか分からないもの。エンディングノートにパスコードや重要情報の在りかを残しておくと、家族の負担を減らせます。
よくある質問
Q. 遺品整理でスマホはどう扱えばいいですか?
A. 中のデータ・重要情報を確認し、必要なデータを保存してから、契約を解約し、データを消去して処分します。スマホには写真や連絡先、ネット銀行などの重要情報(デジタル遺品)が詰まっているため、解約や処分を急がず、まず中身を確認することが大切です。
Q. スマホのロックが解除できません。
A. 家族でもロックの解除は簡単ではなく、携帯会社も解除に対応していないことが多いです。心当たりのパスコードを試し、どうしても開けない場合はデジタル遺品の専門業者に依頼する方法もあります。生前にパスコードや在りかをエンディングノートに残しておくと安心です。
Q. スマホの契約はどう解約しますか?
A. 契約している携帯会社のショップ窓口で、死亡を証明する書類(会葬礼状や死亡診断書のコピー)と手続きする人の本人確認書類を持参して手続きします。最終料金・端末の残債を精算します。番号を残したい場合は承継(名義変更)という選択肢もあります。
Q. スマホは処分前に何をすればいいですか?
A. 必ず初期化(工場出荷状態に戻す)してデータを消去し、SIMカード・SDカードを抜きます。データを消去せずに処分すると個人情報が流出するリスクがあります。処分は携帯ショップの回収や自治体の小型家電回収、メーカー回収などへ。買取はデータ消去を確認してから。
Q. 生前にできるスマホの備えは?
A. パスコードの在りかを家族に残し、ネット銀行・証券・サブスクのアプリを一覧にし、残したいデータと消してほしいデータを分け、エンディングノートにスマホの情報をまとめましょう。スマホは本人しか分からず、ロックされると家族が何も確認できないため、生前の備えが重要です。
この記事のまとめ
- 遺品整理のスマホは『重要情報の確認→データ保存→契約解約→データ消去・処分』
- 写真・連絡先・ネット銀行など重要情報(デジタル遺品)を処分前に確認
- ロックが解除できないと確認が困難。生前にパスコードを残す
- 契約は携帯ショップで解約。サブスクは別途個別に解約
- 処分前に必ず初期化・SIM抜き取り。個人情報の流出を防ぐ
EDITORIAL TEAM
こもれび編集部 | 遺品整理担当
監修:終活・遺品整理の実務に詳しい編集チーム
本記事は公的機関の情報や一般的な実務をふまえて編集部が作成し、定期的に見直しています。内容に誤りがあれば編集部までご連絡ください。
最終更新日: 2026年06月10日




