弔電の書き方|文例・敬称・避けたい表現を解説
弔電の書き方で最も重要なのは「故人への敬称を正しく使う」「忌み言葉を避ける」「差出人と故人との関係が伝わる一言を添える」の3点です。これらを押さえれば、定型文をベースにしても失礼のない弔電を作成できます。
弔電を送る際、故人の続柄によって敬称が変わることや、避けるべき言葉があることを知らずに文面作成に迷う方は多いはずです。この記事では弔電の書き方を、敬称の使い分け・忌み言葉・関係性別の文例・差出人の書き方まで具体的に解説します。
この記事でわかること
- 故人への敬称の正しい使い分け(ご尊父様・ご母堂様など)
- 弔電で避けるべき忌み言葉と言い換え表現
- 関係性別(友人・会社・親族)の弔電文例
- 差出人名・肩書きの書き方のポイント
★ あわせて準備したい
弔事用の便箋・封筒セットを備えておく
弔電と合わせてお悔やみの手紙を送る場合、弔事用の便箋や封筒があると急な訃報にも落ち着いて対応できます。
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01 弔電の基本構成|3つの要素で組み立てる
弔電の文面は、次の3つの要素で構成すると分かりやすくまとまります。
- ①お悔やみの言葉:「ご逝去を悼み、謹んでお悔やみ申し上げます」など
- ②故人や遺族への言葉:「安らかなお眠りをお祈りいたします」「ご遺族の皆様にお見舞い申し上げます」など
- ③差出人:氏名・会社名・故人との関係が分かる肩書きなど
長文にする必要はなく、3行前後の簡潔な文章で十分です。定型文をベースに、差出人情報だけ調整する形で作成すると失敗がありません。
【ポイント】オリジナルの文章を作ろうとして長文になりすぎると、追加料金がかさむだけでなく、かえって読みにくくなります。簡潔にまとめることを意識しましょう。
3つの要素の順番は入れ替えても問題ありませんが、多くの定型文では「お悔やみの言葉」を冒頭に置く構成が一般的です。これは受け取った遺族が最初に目にする一文で弔意がすぐに伝わるようにするためです。慣れないうちは、この基本構成の順番通りに沿って作成すると、自然で読みやすい文面に仕上がります。
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02 故人への敬称の使い分け
弔電では、故人の続柄に応じた敬称を使うのがマナーです。代表的な敬称を紹介します。
- 父:ご尊父様・お父上様
- 母:ご母堂様・お母上様
- 夫:ご主人様・ご夫君様
- 妻:ご令室様・奥様
- 祖父:ご祖父様
- 祖母:ご祖母様
- 息子:ご子息様・ご令息様
- 娘:ご息女様・ご令嬢様
喪主が故人の配偶者や子どもである場合、宛名は喪主宛にしつつ、文面中で故人を指す際にこれらの敬称を使います。続柄が分からない場合は「〇〇様のご逝去」と個人名で表現しても問題ありません。
敬称は続柄だけでなく、故人の社会的な立場によって使い分けることもあります。例えば会社の創業者や役員が亡くなった場合は「会長様」「社長様」といった役職名をそのまま使う、あるいは「ご功績」「ご尽力」といった言葉を添えることで、生前の活躍に対する敬意を示すことができます。関係性に応じて言葉を選ぶことが、より心のこもった弔電につながります。
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03 忌み言葉と避けるべき表現
弔電の文面では、不吉さを連想させる表現を避けるのが基本マナーです。
- 重ね言葉:「重ね重ね」「またまた」「たびたび」「ますます」は不幸が重なることを連想させるため避けます。
- 直接的な表現:「死ぬ」「死亡」ではなく「ご逝去」「お亡くなりになる」を使います。
- 生死に関する数字:「四」「九」は「死」「苦」を連想させるため文面では避けます。
- 宗教に偏った言葉:「成仏」「供養」は仏教用語、「冥福」も仏教由来のため神式・キリスト教式では使いません。
これらを避けた表現を使うことで、どの宗教の弔事でも失礼なく使える文面になります。迷った場合は業者の定型文を活用するのが安全です。
忌み言葉は口頭での挨拶や手紙にも共通するマナーですが、弔電は文字として形に残る点で特に注意が必要です。読み返した際に不吉な言葉が含まれていないか、声に出して読んでみると気づきやすくなります。スマートフォンやパソコンの変換機能で誤変換が起きやすい言葉(「し」を「死」に変換してしまう等)にも注意しましょう。
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04 関係性別のすぐ使える文例
関係性別に、そのまま使える文例を紹介します。
- 友人・知人へ:「〇〇様のご逝去の報に接し、謹んでお悔やみ申し上げます。心よりご冥福をお祈りいたします。」
- 取引先へ:「〇〇様のご逝去を悼み、謹んで哀悼の意を表します。ご遺族の皆様に謹んでお見舞い申し上げます。」
- 上司の親族へ:「ご尊父様のご逝去に際し、心よりお悔やみ申し上げます。安らかなお眠りをお祈り申し上げます。」
- 恩師へ:「〇〇先生の生前のご厚情に深く感謝いたしますとともに、謹んでご冥福をお祈りいたします。」
- 宗教不明の場合:「〇〇様のご逝去を悼み、心よりお悔やみ申し上げます。」
関係性が特に深い場合は、上記の文例に一言、故人との思い出やエピソードを短く添えると気持ちがより伝わります。
文例を組み合わせて使うことも可能です。例えば「お悔やみの言葉」は取引先向けの文例を使い、「遺族への言葉」は上司の親族向けの文例を組み合わせる、といった応用も問題ありません。大切なのは、忌み言葉を避けつつ、故人や遺族への敬意が伝わる自然な流れになっているかどうかです。
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05 差出人名・肩書きの書き方
弔電の差出人欄は、受け取った遺族が「誰から届いたか」を判断する重要な情報です。
- 個人の場合:フルネームを明記します。会社関係なら会社名・部署名・役職名も添えると遺族が分かりやすくなります。
- 連名の場合:3〜4名程度までは全員のフルネームを記載し、それ以上は「〇〇部一同」とまとめます。
- 会社として送る場合:「株式会社〇〇 代表取締役 〇〇」のように会社名と代表者名を明記します。
差出人情報が不十分だと、遺族が後からお礼状を送る際に困ってしまいます。フルネーム・肩書き・連絡先が分かる情報を正確に記載しましょう。
差出人が複数の会社・団体にまたがる場合(合弁企業やグループ会社など)は、代表となる会社名を明記した上で「〇〇グループ一同」のようにまとめる方法もあります。判断に迷う場合は、実際に付き合いのある部署や担当者の名前を主体にし、必要に応じて会社名を添える形が分かりやすいでしょう。
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06 弔電作成から送付までの流れ
実際に弔電の文面を作成し送付するまでの流れを整理します。
- STEP1:訃報を確認し、故人の続柄・喪主名を把握する
- STEP2:定型文またはオリジナル文を選ぶ:迷ったら定型文をベースにするのが安全です。
- STEP3:敬称・忌み言葉をチェックする:文面に問題がないか見直します。
- STEP4:差出人情報を正確に入力する:フルネーム・肩書きを漏れなく記載します。
- STEP5:申込み・配達:開式前に会場に届くよう手配します。
弔電は短い文章の中に弔意を込める大切な手段です。マナーを押さえた書き方をすれば、故人や遺族に対して失礼のない気持ちを伝えることができます。
文面作成に不安がある場合は、下書きをメモ帳などに書き出してから申込みフォームに貼り付けると、誤字脱字のチェックがしやすくなります。特にスマートフォンから申し込む際は、フォームの入力欄が小さく見直しにくいことがあるため、事前に文章を確定させてからコピー&ペーストする方法がおすすめです。
この記事のまとめ
- 弔電は「お悔やみの言葉+故人・遺族への言葉+差出人」の3要素で簡潔にまとめる
- 故人への敬称は続柄によって使い分ける(父はご尊父様、母はご母堂様など)
- 重ね言葉・直接的な表現・宗教に偏った言葉は避けて言い換える
- 関係性別の文例を活用すれば迷わず失礼のない文面が作れる
- 差出人はフルネーム・肩書きを正確に記載し遺族が分かるようにする
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EDITORIAL TEAM
こもれび編集部 | 葬儀・お墓・供養担当
監修:終活・遺品整理の実務に詳しい編集チーム
本記事は公的機関の情報や一般的な実務をふまえて編集部が作成し、定期的に見直しています。内容に誤りがあれば編集部までご連絡ください。
最終更新日: 2026年07月01日
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