直葬の費用相場|内訳・含まれるもの・抑えるコツと注意点
直葬の費用は、おおよそ10万〜30万円程度が目安です。直葬(火葬式)は通夜や葬儀・告別式を行わず火葬のみを行うため、一般葬や家族葬と比べて費用をぐっと抑えられます。ただし、火葬料や安置の日数、お布施の有無などで金額は変わります。何にいくらかかるのかを知っておくことが、後悔しないための第一歩です。
親を亡くしたばかりで、できるだけ静かに、負担を少なく見送りたい。そんな思いから直葬を選ぶ方が増えています。この記事では、直葬の費用相場と内訳、含まれるもの・別途かかるもの、費用を抑えるコツと注意点を、気持ちにも配慮しながらやさしく解説します。
この記事でわかること
- 直葬の費用相場の目安と幅
- 費用に含まれるもの・別途かかるもの
- 一般葬・家族葬より安い理由と火葬場の差
- 費用を抑えるコツと後悔しないための考え方
★ あわせて準備したい
故人を静かに見送る供養に
直葬でも、自宅で手を合わせる場をつくると心が落ち着きます。コンパクトな供養台やろうそく・線香があると安心です。
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直葬(火葬式)とは
直葬とは、通夜や葬儀・告別式を行わず、火葬のみで故人を見送る方法です。火葬式とも呼ばれます。
- 通夜・葬儀・告別式を省き、火葬のみを行う
- 参列者はごく少人数(家族・親族のみ)が一般的
- 費用は10万〜30万円程度が目安
- 死後24時間は火葬できず、安置の時間が必要
従来の葬儀は、通夜・葬儀・告別式と段階を踏みますが、直葬ではこれらを行いません。故人を安置し、火葬場で短いお別れをしたあと火葬する、という流れです。費用を抑えたい方、高齢で交友関係が小さくなった方、本人が「簡素に送ってほしい」と望んでいた場合などに選ばれます。なお、法律で死後24時間は火葬できないと定められているため、その間は自宅や安置施設で安置する必要があります。
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直葬の費用相場の目安と幅
直葬の費用は、内容や地域、火葬場によって幅があります。
- 全体の目安は10万〜30万円程度
- シンプルなプランで15万〜20万円前後が多い
- 安置日数が延びると安置費・ドライアイス代が加算
- 火葬料は地域や公営・民営で差が大きい
直葬の費用は、おおよそ10万〜30万円程度が目安です。葬儀社のシンプルなプランでは15万〜20万円前後が多く見られますが、これはあくまで幅のある目安で、地域や火葬場、安置の日数によって変わります。たとえば、死後すぐに火葬できず数日安置することになると、安置費用やドライアイス代がその分加算されます。また、火葬料そのものが地域や公営・民営で大きく異なるため、同じ『直葬』でも合計金額に差が出ます。まずは複数の葬儀社で見積もりを取り、何が含まれているかを確認しましょう。
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費用に含まれるもの・別途かかるもの
直葬のプラン料金に何が含まれるかは、葬儀社によって違います。別途かかる項目を見落とさないことが大切です。
- 含まれることが多い:ご遺体の搬送、安置、棺、ドライアイス、火葬の手配
- 別途かかりやすい:火葬料(自治体・施設による)、骨壷・骨箱
- お寺に読経を頼む場合:お布施が別途必要
- 安置が長引いた場合の追加のドライアイス・施設利用料
プラン料金に火葬料が含まれていないこともあります。公営火葬場では数千円〜数万円、民営では数万円程度かかることが多く、地域差が大きい項目です。また、僧侶に読経をお願いする場合は、プラン料金とは別にお布施が必要になります。お布施の額は宗派やお寺との関係で変わりますが、数万円〜が一般的です。骨壷や骨箱も別料金のことがあるため、見積もりで『これ以外に追加でかかるものはありますか』と必ず確認しましょう。
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一般葬・家族葬より安い理由
直葬が一般葬や家族葬より安いのは、行わない項目が多いからです。
- 通夜・葬儀・告別式の式場費がかからない
- 祭壇・生花・装飾の費用がかからない
- 参列者向けの飲食(通夜ぶるまい等)や返礼品が不要
- 司会・進行などの運営費が最小限ですむ
一般葬では、式場を借り、祭壇や生花を用意し、参列者をもてなす飲食や返礼品の費用がかかります。家族葬でも規模は小さいながら同様の費用が発生します。直葬はこれらの儀式そのものを行わないため、式場費・祭壇費・飲食費・返礼品費がまるごと不要になり、結果として費用が抑えられます。費用面の負担が小さいことが直葬の最大の利点です。一方で、ゆっくりお別れする時間や、参列者に見送ってもらう機会は限られる点は、あらかじめ理解しておきましょう。
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公営・民営火葬場の費用の差
火葬料は、火葬場が公営か民営かで差が出ます。
- 公営火葬場:その自治体の住民は無料〜数万円と低めのことが多い
- 公営でも、自治体外の住民は料金が高くなる場合がある
- 民営火葬場:数万円程度かかることが多い
- 火葬場の混み具合で、安置日数(=安置費)が変わることも
公営の火葬場は、その自治体に住んでいた方であれば無料〜数万円程度と低めに設定されていることが多く、費用を抑えやすいのが特徴です。ただし、住んでいた自治体以外の火葬場を使う場合は料金が高くなることがあります。民営の火葬場は数万円程度かかることが一般的です。また、都市部では火葬場が混み合い、希望日にすぐ火葬できず数日待つこともあります。その場合は安置の日数が延び、安置費やドライアイス代が増える点も覚えておきましょう。お住まいの自治体の火葬料は、市区町村のホームページで確認できます。
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費用を抑えるコツと安すぎるプランの注意点
費用を抑えるには、内容を比べて選ぶことが大切です。安さだけで決めると、後で追加費用がかかることもあります。
- 複数の葬儀社で見積もりを取り、含まれる内容を比べる
- 『総額でいくらか』『追加費用は何か』を必ず確認
- 住んでいた自治体の公営火葬場を使えるか調べる
- 極端に安い表示は、火葬料や安置費が別の場合がある
『火葬式◯万円〜』と安く表示されていても、火葬料・安置費・骨壷などが含まれず、最終的な総額がかなり高くなることがあります。安置が長引けばドライアイス代も加算されます。見積もりを取るときは『この金額に含まれないもの』『追加でかかる可能性のあるもの』を具体的に聞き、書面で総額を確認しましょう。複数社を比べれば、適正な料金かどうかが見えてきます。急いで1社だけで決めず、落ち着いて検討することが、後悔しないコツです。
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香典が入らない点・後悔しないための考え方
直葬を選ぶときは、費用以外の面も知っておくと、後悔が少なくなります。
- 参列者を招かないため、香典がほとんど入らない
- ゆっくりお別れする時間や、見送る機会が限られる
- 後日、親族や知人から『お別れしたかった』と言われることも
- 気になる場合は、後日に『お別れの会』や法要を行う方法もある
直葬は費用を抑えられる一方で、参列者を招かないため香典がほとんど入りません。一般葬では香典が費用の一部をまかなうこともあるため、『安いプランでも自己負担はそれなりにある』と考えておくと安心です。また、儀式を省くぶん、お別れの時間が短く、後から『もっとちゃんと見送りたかった』と感じる方もいます。気持ちの整理がつかない場合は、火葬後に四十九日などの法要を営んだり、後日『お別れの会』を開いて知人に集まってもらう方法もあります。費用だけでなく、ご家族の気持ちや故人の希望も大切にして選びましょう。
★ あわせて準備したい
火葬後のご供養・お参りに
直葬のあとも、ご自宅で手を合わせる場があると心の支えになります。骨壷カバーや写真立て、線香などをそろえておくと安心です。
よくある質問
Q. 直葬の費用はどれくらいかかりますか?
A. おおよそ10万〜30万円程度が目安です。葬儀社のシンプルなプランでは15万〜20万円前後が多く見られますが、地域や火葬場、安置の日数によって幅があります。火葬料が公営か民営かで差が出るほか、安置が長引くとドライアイス代や安置費が加算されます。あくまで目安なので、複数の葬儀社で見積もりを取り、総額と含まれる内容を確認しましょう。
Q. 直葬の費用には何が含まれていますか?
A. 搬送、安置、棺、ドライアイス、火葬の手配などが含まれることが多いです。一方で、火葬料そのものや骨壷・骨箱は別料金のことがあります。また、お寺に読経をお願いする場合のお布施はプランとは別に必要です。見積もりを取るときは『この金額に含まれないもの』『追加でかかる可能性があるもの』を具体的に確認することが大切です。
Q. 直葬はなぜ一般葬や家族葬より安いのですか?
A. 通夜・葬儀・告別式を行わないため、式場費・祭壇費・生花・飲食(通夜ぶるまい等)・返礼品といった費用がまるごと不要になるからです。火葬のみのシンプルな見送りなので、運営にかかる費用も最小限ですみます。費用面の負担が小さいことが直葬の利点ですが、お別れの時間や見送る機会は限られる点も理解しておきましょう。
Q. 公営と民営の火葬場で費用は変わりますか?
A. 変わります。公営火葬場は、その自治体の住民であれば無料〜数万円程度と低めのことが多いです。ただし住んでいた自治体以外を使う場合は高くなることがあります。民営火葬場は数万円程度かかることが一般的です。お住まいの自治体の火葬料は市区町村のホームページで確認できます。都市部では混雑で安置日数が延び、費用が増えることもあります。
Q. 安い直葬プランを選ぶときの注意点はありますか?
A. 『火葬式◯万円〜』と安く表示されていても、火葬料・安置費・骨壷などが含まれず、総額が高くなることがあります。安置が長引けばドライアイス代も加算されます。見積もりでは含まれない項目と追加費用を具体的に聞き、書面で総額を確認しましょう。また、参列者を招かないため香典がほとんど入らない点も踏まえ、複数社を比べて落ち着いて選ぶことが後悔しないコツです。
この記事のまとめ
- 直葬(火葬式)は通夜・葬儀告別式を行わず火葬のみ。費用の目安は10万〜30万円程度
- プランには搬送・安置・棺・ドライアイス等が含まれ、火葬料・骨壷・お布施は別途のことがある
- 式場費・祭壇・飲食・返礼品が不要なため、一般葬や家族葬より費用を抑えられる
- 火葬料は公営か民営かで差が大きい。住んでいた自治体の公営火葬場は低めのことが多い
- 安すぎる表示は追加費用に注意。香典が入らない点も踏まえ、気持ちも大切に選ぶ
EDITORIAL TEAM
こもれび編集部 | 葬儀・お墓・供養担当
監修:終活・遺品整理の実務に詳しい編集チーム
本記事は公的機関の情報や一般的な実務をふまえて編集部が作成し、定期的に見直しています。内容に誤りがあれば編集部までご連絡ください。
最終更新日: 2026年06月25日




