家族葬の服装|遺族・参列者の喪服マナーと平服の正しい意味
家族葬でも、服装は基本的に喪服(準喪服=ブラックフォーマル)が正解です。家族や親しい人だけの少人数の葬儀だからといって、普段着でよいわけではありません。遺族・親族は正喪服から準喪服を着るのが一般的です。ただし、ごく近い身内だけで『平服で』と案内された場合は、略喪服(ダークスーツや地味なワンピース)でかまいません。
家族葬は身内中心の落ち着いた葬儀ですが、故人を見送る大切な儀式であることに変わりはありません。「家族だけだから普段着でいいの?」「何を着ればいいの?」と迷う方に向けて、この記事では家族葬の服装のマナーを、男性・女性・子ども別にやさしく解説します。
この記事でわかること
- 家族葬でも基本は喪服(準喪服)であること
- 男性・女性・子どもの服装と小物のマナー
- 『平服で』と言われたときの正しい意味
- 避けるべき服装と自宅での弔問時の服装
★ あわせて準備したい
家族葬に向けて喪服を用意するなら
急な葬儀で慌てないよう、サイズの合う喪服を一着用意しておくと安心です。男性用のブラックフォーマルは長く使えます。
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家族葬でも服装は基本的に喪服
家族葬は参列者が身内中心の少人数の葬儀ですが、服装の基本は一般の葬儀と同じく喪服です。
- 遺族・親族は正喪服〜準喪服(ブラックフォーマル)が基本
- 「家族だけ」でも普段着・カジュアルは避ける
- 故人を見送る場にふさわしい装いを心がける
- 案内に特別な指定がなければ喪服を選べば間違いない
喪服には格があり、最も格式の高い正喪服、一般的な準喪服、それより軽い略喪服に分かれます。家族葬で遺族や親族が着るのは、多くの場合『準喪服』と呼ばれるブラックフォーマルです。男性なら光沢のない黒スーツ、女性なら黒のワンピースやアンサンブルがこれにあたります。少人数だからと油断せず、まずは準喪服を基準に考えると安心です。
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男性の服装(スーツ・シャツ・小物)
男性の家族葬の服装は、黒のブラックフォーマルを基本にそろえます。
- スーツ:光沢のない黒の礼服(ブラックフォーマル)
- シャツ:白の無地、レギュラーカラー
- ネクタイ:黒の無地。ネクタイピンは付けない
- 靴下・靴:黒の靴下、黒の革靴(金具や飾りの少ない物)
男性は、光沢のない黒の礼服に白のシャツ、黒の無地ネクタイが基本です。ビジネス用の濃紺やグレーのスーツは略喪服にあたり、急な弔問では許容されますが、家族葬の式当日は黒の礼服が望ましいでしょう。ベルトや靴も黒で統一し、エナメルや派手な金具の付いた靴は避けます。腕時計も目立つ物は外し、結婚指輪以外のアクセサリーは付けないのが無難です。
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女性の服装(ワンピース・小物)
女性の家族葬の服装は、黒で統一した控えめな装いが基本です。
- 服:黒のワンピース、アンサンブル、スーツ(肌の露出を控える)
- ストッキング:黒の薄手(30デニール前後)
- 靴・バッグ:黒で光沢のない物。飾りの少ない物
- アクセサリー:付けるなら一連のパールのみ。結婚指輪は可
女性は、黒のワンピースやアンサンブルなど、肌の露出を抑えた服装を選びます。スカート丈はひざが隠れる長さが目安です。ストッキングは黒の薄手を着用し、素足やタイツは避けます。アクセサリーを付ける場合は、涙を連想させるとされる一連のパールが基本で、二連のネックレスは『不幸が重なる』を連想させるため避けます。メイクやネイルも控えめにし、香水は使わないようにしましょう。
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子どもの服装は制服が基本
子どもには専用の喪服がなくても、地味で清潔感のある服装であれば問題ありません。
- 学校の制服があれば制服が正装になる
- 制服がなければ、黒・紺・グレーなど地味な色の服
- 白のシャツやブラウスに、暗い色のズボン・スカート
- 派手なキャラクター物やスニーカーは避ける
子どもは学校の制服があれば、それが正式な装いになります。制服がない場合や乳幼児は、黒・紺・グレーなど落ち着いた色の服を選び、白のシャツやブラウスと合わせると整います。靴も黒や紺の地味な物が望ましいですが、手持ちがなければきれいなスニーカーでもかまいません。赤ちゃんの場合は無理をせず、白やベージュなど淡く地味な色でそろえれば失礼にはあたりません。
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『平服で』と言われたときの正しい意味
家族葬では、ごく近い身内だけのときに『平服でお越しください』と案内されることがあります。
- 平服=普段着ではなく『略喪服』のこと
- 男性は濃紺やダークグレーの地味なスーツ、黒や地味なネクタイ
- 女性は黒・紺・グレーの地味なワンピースやスーツ
- ジーンズ・Tシャツ・派手な色柄など本当の普段着はNG
葬儀の場で言う『平服』とは、ふだん着のことではなく、喪服よりやや軽い『略喪服』を指します。遺族が参列者の負担に配慮して使う言葉で、それでも黒や濃紺・グレーといった地味な色で、きちんとした装いが求められます。男性はダークスーツに地味なネクタイ、女性は地味な色のワンピースが目安です。判断に迷うときは、案内した遺族に直接確認すると安心です。
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避けるべき服装・自宅での弔問時の服装
家族葬でも、ふさわしくない服装や小物は避けるのがマナーです。
- 光る物:金や銀のアクセサリー、エナメルの靴、光る時計
- 派手な色柄:明るい色、原色、大きな柄の服
- 露出の多い服:肩や胸元、ひざ上の短いスカート
- 毛皮・革製品:殺生を連想させるため避ける
光る物や派手な色柄、肌の露出が多い服は、家族だけの葬儀でも避けます。毛皮やヘビ革などは殺生を連想させるため、ファッションでも控えましょう。なお、訃報を受けて急いで自宅へ弔問する通夜前の段階では、あえて喪服を着ず、地味な平服で伺うのがマナーとされます。喪服で駆けつけると『死を予期して用意していた』という印象を与えるためです。安置されたご遺体に対面する際も、地味な服装で静かに弔意を示しましょう。
★ あわせて準備したい
女性の喪服・小物をそろえるなら
女性は黒のワンピースやアンサンブルに加え、黒のフォーマルバッグや一連パールがあると安心です。急な葬儀に備えて用意しておくと慌てません。
よくある質問
Q. 家族葬でも喪服を着たほうがいいですか?
A. はい、家族葬でも服装は基本的に喪服(準喪服=ブラックフォーマル)が正解です。家族や親しい人だけの少人数の葬儀でも、故人を見送る大切な儀式であることに変わりはありません。遺族・親族は正喪服から準喪服を着るのが一般的です。普段着やカジュアルな服装は避け、案内に特別な指定がなければ喪服を選べば間違いありません。
Q. 家族葬での男性の服装を教えてください。
A. 男性は光沢のない黒の礼服(ブラックフォーマル)に、白の無地シャツ、黒の無地ネクタイが基本です。靴下と革靴も黒でそろえ、金具や飾りの少ない物を選びます。ネクタイピンは付けず、結婚指輪以外のアクセサリーや目立つ腕時計も外すのが無難です。濃紺やグレーのビジネススーツは略喪服にあたり、式当日は黒の礼服が望ましいでしょう。
Q. 『平服でお越しください』と言われたら普段着でいいですか?
A. いいえ、葬儀での『平服』は普段着ではなく『略喪服』のことです。男性は濃紺やダークグレーの地味なスーツに地味なネクタイ、女性は黒・紺・グレーの地味なワンピースやスーツが目安です。ジーンズやTシャツ、派手な色柄の本当の普段着は避けます。遺族が参列者の負担に配慮して使う言葉ですが、地味できちんとした装いが求められます。
Q. 子どもの服装はどうすればいいですか?
A. 子どもは学校の制服があれば、それが正式な装いになります。制服がない場合や乳幼児は、黒・紺・グレーなど落ち着いた色の服を選び、白のシャツやブラウスと合わせると整います。靴も黒や紺の地味な物が望ましいですが、なければきれいなスニーカーでもかまいません。派手なキャラクター物は避けましょう。
Q. 家族葬で避けたほうがよい服装はありますか?
A. 金や銀のアクセサリー、エナメルの靴、光る時計などの光る物、明るい色や大きな柄の派手な服、肩や胸元が出る露出の多い服は避けます。毛皮やヘビ革などは殺生を連想させるため控えましょう。なお通夜前に急いで自宅へ弔問する際は、あえて喪服ではなく地味な平服で伺うのがマナーとされます。
この記事のまとめ
- 家族葬でも服装は基本的に喪服(準喪服=ブラックフォーマル)が正解
- 男性は黒の礼服・白シャツ・黒ネクタイ・黒靴下と黒革靴で統一する
- 女性は黒のワンピースやアンサンブル、黒ストッキング、付けるなら一連パール
- 子どもは制服が基本、なければ黒・紺・グレーの地味な服でよい
- 『平服で』は普段着ではなく略喪服のこと。光る物・派手色・毛皮は避ける
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EDITORIAL TEAM
こもれび編集部 | 葬儀・お墓・供養担当
監修:終活・遺品整理の実務に詳しい編集チーム
本記事は公的機関の情報や一般的な実務をふまえて編集部が作成し、定期的に見直しています。内容に誤りがあれば編集部までご連絡ください。
最終更新日: 2026年06月25日


