特殊清掃の流れは、「①警察・大家への対応→②業者に連絡・現地見積もり→③特殊清掃(汚損除去・消臭・除菌)→④遺品整理→⑤原状回復」が基本です。孤独死や事故の後の現場を、専門業者が衛生的に回復します。精神的にも負担が大きいため、無理せず専門業者に任せることが大切です。

「特殊清掃はどんな流れで進むの?」「何をすればいい?」という方に向けて、この記事では特殊清掃の流れ、日数、遺族がやること、賃貸での対応まで解説します。

この記事でわかること

  • 特殊清掃の依頼から完了までの流れ
  • 発見後に遺族がまずやること
  • 作業の手順と日数
  • 遺品整理との順番と賃貸での対応

★ あわせて準備したい

供養・手元供養の準備に

特殊清掃・遺品整理のあとは、故人を偲ぶ供養も大切です。手元供養のグッズを用意して、心の区切りをつける準備をしておきましょう。

警察 対応が先
調査後に着手
清掃 →整理
特殊清掃を先に
日数 状況次第
数日〜が目安

01

発見後にまずやること

孤独死などが発見されたら、特殊清掃の前にやるべきことがあります。

  • 警察の対応に従う:事件性の確認が済むまで、室内の物を動かさない
  • 賃貸なら管理会社・大家に連絡:状況を伝え、今後の対応を相談する
  • 相続人・親族へ連絡
  • 相続放棄を検討するなら、遺品に手をつけない:先に専門家へ相談

警察の調査が終わるまでは、清掃を始められません。まずは指示に従いましょう。

発見後にまずやること
写真: Tima Miroshnichenko / Pexels

02

特殊清掃の流れ

特殊清掃は、おおむね次の流れで進みます。

  • ①業者に連絡・現地見積もり:状況を確認し、作業内容と費用を見積もる
  • ②特殊清掃:汚損箇所の処理、消臭・除菌、害虫駆除
  • ③遺品整理:貴重品の捜索、形見分け、仕分け・処分
  • ④原状回復:床材の交換やリフォームなど(必要に応じて)
  • ⑤供養:仏壇・人形・写真などのお焚き上げ(希望する場合)

汚損が残ったまま遺品整理をすると衛生上の問題があるため、特殊清掃を先に行うのが原則です。両方に対応できる業者に頼むと一貫してスムーズです。

03

作業の手順(特殊清掃の中身)

特殊清掃の作業は、専門の技術と機材で行われます。

  • 汚損箇所(体液など)の除去と、床材・壁の処理
  • 消臭・脱臭(オゾン処理など)
  • 除菌・害虫駆除
  • 汚染された家財の撤去
  • 必要に応じて原状回復(床・壁の張り替えなど)

強い臭気は、表面を清掃しただけでは取りきれず、床下や壁内まで処理が必要なこともあります。専門業者は、においの元から対処します。

04

作業にかかる日数

特殊清掃にかかる日数は、状況によって変わります。

  • 軽度な消臭・除菌:1日〜
  • 原状回復を含む場合:数日〜
  • 消臭は、オゾン処理を繰り返すため日数がかかることも
  • 遺品整理・リフォームを含むと、さらに日数が必要

発見まで日数が経っている、汚損が広範囲な場合は、作業も長くなります。見積もり時に、日数の目安も確認しましょう。

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特殊清掃の流れ
写真: Matilda Wormwood / Pexels

05

賃貸での対応と費用負担

賃貸住宅での特殊清掃は、原状回復をめぐる対応が必要です。

  • まず管理会社・大家へ早めに連絡し、状況を共有する
  • 原状回復の範囲・費用負担を協議する
  • 大家が孤独死保険・家賃保証に加入していれば、補償されることがある
  • 故人の火災保険(借家人賠償など)が使える場合も

相続放棄を検討している場合、清掃費の支払いや遺品の処分が『相続の承認』とみなされる可能性があります。不安なときは、先に専門家に相談しましょう。

06

業者選びと遺族の心のケア

つらい状況だからこそ、信頼できる業者を選び、自分の心も大切にしましょう。

  • 特殊清掃と遺品整理の両方の実績がある業者を選ぶ
  • 一般廃棄物の許可、書面で内訳の明確な見積もりを確認
  • 複数社で相見積もりを取る
  • 無理に自分で作業せず、専門業者に任せる
  • つらいときは一人で抱えず、家族やグリーフケアの相談先を頼る

専門業者に任せることは、安全に、心の負担を減らして進めるための賢い選択です。

★ あわせて準備したい

貴重品・書類の保管に

遺品整理で見つかる通帳・印鑑・権利証などは、まとめて保管できるケースがあると安心です。その後の相続手続きもスムーズになります。

よくある質問

Q. 特殊清掃はどんな流れで進みますか?

A. 警察・大家への対応→業者に連絡・現地見積もり→特殊清掃(汚損除去・消臭・除菌)→遺品整理→原状回復、の流れです。汚損が残ったまま遺品整理をすると衛生上の問題があるため、特殊清掃を先に行います。両方に対応できる業者に頼むと一貫してスムーズです。

Q. 発見後、まず何をすればいいですか?

A. 警察の調査が終わるまで室内の物を動かさず、指示に従います。賃貸なら管理会社・大家に連絡し、相続人・親族へも連絡します。相続放棄を検討するなら、遺品に手をつけず先に専門家へ相談しましょう。警察の調査が終わるまで清掃は始められません。

Q. 作業はどのくらいかかりますか?

A. 軽度な消臭・除菌は1日〜、原状回復を含むと数日〜が目安です。消臭はオゾン処理を繰り返すため日数がかかることもあります。発見まで日数が経っている、汚損が広範囲な場合は作業も長くなります。見積もり時に日数の目安も確認しましょう。

Q. 賃貸での費用負担はどうなりますか?

A. まず管理会社・大家へ早めに連絡し、原状回復の範囲と費用負担を協議します。大家が孤独死保険に加入していれば補償されることがあり、故人の火災保険が使える場合もあります。相続放棄を検討中なら、清掃費の支払いが相続の承認とみなされる場合があるため先に専門家へ相談を。

Q. 業者はどう選べばいいですか?

A. 特殊清掃と遺品整理の両方の実績があり、一般廃棄物の許可や書面で内訳の明確な見積もりを出す業者を選びます。複数社で相見積もりを取りましょう。つらい状況なので、無理に自分で作業せず専門業者に任せ、一人で抱えず家族やグリーフケアの相談先も頼りましょう。

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この記事のまとめ

  • 特殊清掃の流れは『警察・大家対応→業者連絡・見積もり→特殊清掃→遺品整理→原状回復』
  • 警察の調査が終わるまで室内を動かさない。相続放棄検討なら遺品に手をつけない
  • 汚損があれば特殊清掃を先に。両対応の業者にまとめて依頼すると安心
  • 作業は消臭・除菌・汚損除去・原状回復。日数は数日〜、状況による
  • 賃貸は管理会社へ早めに連絡。孤独死保険や火災保険の確認も

参考・出典

※制度・料金は改正や地域差があります。最新の情報は各公式サイト・お住まいの自治体でご確認ください。

EDITORIAL TEAM

こもれび編集部 | 遺品整理担当

監修:終活・遺品整理の実務に詳しい編集チーム

本記事は公的機関の情報や一般的な実務をふまえて編集部が作成し、定期的に見直しています。内容に誤りがあれば編集部までご連絡ください。

最終更新日: 2026年06月09日

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