仏壇の処分方法は、「①閉眼供養(魂抜き)をして→②寺院・仏具店・遺品整理業者・自治体のいずれかで処分する」のが基本の流れです。仏壇には魂が宿るとされるため、いきなり処分せず、まず僧侶に魂抜きをしてもらってから手放します。

「実家じまい」や「お墓・仏壇の引き継ぎ手がいない」といった理由で、仏壇を処分する人が増えています。この記事では、魂抜きの流れと、5つの処分方法それぞれの進め方、位牌や本尊の扱い、注意点まで具体的に解説します。費用の相場を知りたい方は、関連の『仏壇の処分費用』もあわせてご覧ください。

この記事でわかること

  • 仏壇を処分する前の閉眼供養(魂抜き)の流れ
  • 5つの処分方法それぞれの進め方
  • 位牌・本尊・過去帳の扱い
  • 仏壇じまいの手順と注意点

★ あわせて準備したい

仏壇じまい後の供養スペースに

仏壇を処分した後も、位牌や手元供養で故人を偲べます。コンパクトに祀れるミニ仏壇や供養グッズを用意しておくと、気持ちの区切りになります。

1 STEP
まず魂抜きをする
5 方法
寺院/仏具店/業者/自治体ほか
位牌 別扱
本尊・過去帳とともに別途検討

01

仏壇を処分する前に|閉眼供養(魂抜き)

仏壇は本尊や位牌を祀り、魂が宿った場所とされます。そのまま処分するのは避け、まず僧侶に「閉眼供養(魂抜き・お性根抜き)」をしてもらい、ただの“もの”に戻してから処分するのが一般的です。

  • 菩提寺(先祖代々のお寺)があれば、まず相談する
  • 菩提寺がない場合は、同じ宗派のお寺や、僧侶手配・供養サービスを利用する
  • 当日は僧侶に読経してもらい、お布施(1万〜3万円程度)を渡す

魂抜きは宗教的な決まりとして必須ではありませんが、気持ちの区切りとして行う人が多いです。魂抜きを済ませれば、その後は通常の“もの”として処分できます。

仏壇を処分する前に|閉眼供養(魂抜き)
写真: Matthew Jesús / Pexels

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方法1:寺院に引き取ってもらう

閉眼供養とあわせて、お寺に仏壇を引き取ってもらう方法です。

  • 供養と処分を一括で任せられ、最も丁寧で安心感がある
  • 菩提寺や、引き取りに対応するお寺に相談する
  • お焚き上げまで対応してもらえることがある

すべてのお寺が引き取りに対応しているわけではないため、事前に確認が必要です。

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方法2:仏具店に依頼する

仏壇を買い替える、または専門店に処分を頼む方法です。

  • 新しい仏壇への買い替え時に、古い仏壇を引き取ってもらえる
  • 処分のみの引き取りに対応する店もある
  • 魂抜きの手配を相談できることが多い

仏壇の扱いに慣れた専門店なので、丁寧に運び出してもらえます。買い替えなら下取りで費用を抑えられることもあります。

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方法3:遺品整理・不用品回収業者に依頼する

他の家財とまとめて処分したい場合に便利な方法です。

  • 遺品整理や生前整理とあわせて、仏壇も運び出し・処分してもらえる
  • 大きな仏壇でも運搬を任せられる
  • 供養(お焚き上げ)に対応する業者を選べば、魂抜きから処分まで一括で頼める

実家じまいなどで家全体を片付ける場合は、この方法が効率的です。供養に対応しているか、許可のある業者かを確認しましょう。

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方法1:寺院に引き取ってもらう
写真: Nikon / Pexels

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方法4・5:自治体の粗大ごみ/専門の供養サービス

費用を抑えたい場合や、近くに頼める寺院がない場合の方法です。

方法4:自治体の粗大ごみに出す

魂抜きを済ませれば、粗大ごみとして出せる自治体もあります。最も安く済みますが、自分で解体・運び出しが必要で、心情的に抵抗を感じる人もいます。サイズによっては解体が必要な場合があります。

方法5:供養・お焚き上げの専門サービス

郵送や引き取りで、供養から処分まで代行してくれるサービスです。近くに菩提寺がない、遠方の実家の仏壇を処分したいといった場合に便利です。

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位牌・本尊・過去帳の扱いと注意点

仏壇本体とは別に、中に納められたものの扱いも考える必要があります。

  • 位牌:故人の魂が宿るとされる。引き続き供養するなら新しい供養先へ移す。処分するなら閉眼供養のうえお焚き上げする
  • 本尊・脇侍:お寺に相談して引き取り・お焚き上げを依頼する
  • 過去帳:先祖の記録なので、手元に残すか、別途丁寧に扱う
  • 引き出しの中に通帳・現金・貴重品が入っていることもあるため、処分前に必ず確認する

仏壇じまいは、家族・親族の気持ちにも関わります。独断で進めず、事前に相談して納得のうえで進めるのが、後悔しないコツです。

★ あわせて準備したい

仏壇の運び出し・梱包の準備に

仏壇を運ぶ際は、傷を防ぐ毛布や養生材があると安心です。中の仏具を取り出してまとめる箱もあわせて用意しておきましょう。

よくある質問

Q. 仏壇はどうやって処分すればいいですか?

A. まず僧侶に閉眼供養(魂抜き)をしてもらい、その後に寺院・仏具店・遺品整理業者・自治体の粗大ごみ・供養サービスのいずれかで処分します。供養と処分を一括で頼めるところもあります。

Q. 魂抜きをせずに処分してもいいですか?

A. 宗教的な決まりとして必須ではありませんが、仏壇には魂が宿るとされ、魂抜きをしてから処分するのが一般的です。気持ちの区切りにもなります。魂抜き後は通常のものとして処分できます。

Q. 仏壇を粗大ごみに出せますか?

A. 魂抜きを済ませれば、粗大ごみとして出せる自治体もあります。最も安く済みますが、自分で解体・運び出しが必要で、心情的に抵抗を感じる人もいます。サイズによっては解体が必要です。

Q. 位牌や本尊はどうすればいいですか?

A. 位牌は引き続き供養するなら新しい供養先へ移し、処分するなら閉眼供養のうえお焚き上げします。本尊はお寺に相談し、過去帳は先祖の記録なので手元に残すか丁寧に扱いましょう。

Q. 実家の仏壇を遠方から処分したいのですが。

A. 郵送や引き取りで供養から処分まで代行する専門サービスや、供養に対応した遺品整理業者を利用すると便利です。実家じまいで家全体を片付けるなら、遺品整理とまとめて依頼すると効率的です。

この記事のまとめ

  • 仏壇は『魂抜き(閉眼供養)→処分』が基本。お布施は1万〜3万円が目安
  • 処分方法は寺院・仏具店・遺品整理業者・自治体・供養サービスの5つ
  • 実家じまいは遺品整理業者にまとめると効率的。買い替えは仏具店の引き取り
  • 費用最優先なら魂抜き後に粗大ごみ。近くに寺がなければ供養代行サービス
  • 位牌・本尊・過去帳は別扱い。引き出しの貴重品を処分前に必ず確認

参考・出典

※制度・料金は改正や地域差があります。最新の情報は各公式サイト・お住まいの自治体でご確認ください。

EDITORIAL TEAM

こもれび編集部 | 葬儀・お墓・供養担当

監修:終活・遺品整理の実務に詳しい編集チーム

本記事は公的機関の情報や一般的な実務をふまえて編集部が作成し、定期的に見直しています。内容に誤りがあれば編集部までご連絡ください。

最終更新日: 2026年06月03日

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