空き家の解体費用は、建物の構造と広さで決まり、木造でおおむね坪3万〜5万円、鉄骨造で坪4万〜6万円、鉄筋コンクリート造(RC)で坪6万〜8万円程度が目安です。30坪の木造住宅なら、おおよそ100万〜150万円前後が一つの目安になります。

ただし、立地や付帯工事、廃材の量などで金額は大きく変わります。自治体によっては解体費用の補助金もあり、使えば負担を抑えられます。この記事では、構造別の相場、費用の内訳、高くなるケース、補助金、解体後の固定資産税の注意点まで具体的に解説します。

この記事でわかること

  • 空き家の解体費用の構造別・坪単価の相場
  • 費用の内訳と高くなるケース
  • 自治体の解体補助金制度の調べ方
  • 解体後の固定資産税の注意点と安く抑えるコツ

★ あわせて準備したい

解体前の家財整理に役立つグッズ

解体の前には家財をすべて運び出す必要があります。残った家具や荷物の片付けには、段ボールやゴミ袋、運搬グッズを用意しておくとスムーズです。

3〜5万 円/坪
木造の解体費の目安
6〜8万 円/坪
RC造の解体費の目安
補助
自治体の制度を要確認

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空き家の解体費用の相場(構造別)

解体費用は、建物の構造と延床面積(坪数)で大きく決まります。一般的な坪単価の目安は次のとおりです。

  • 木造:坪3万〜5万円程度
  • 鉄骨造(S造):坪4万〜6万円程度
  • 鉄筋コンクリート造(RC造):坪6万〜8万円程度

たとえば30坪の木造住宅なら、坪4万円として約120万円が目安です。これに後述の付帯工事費などが加わります。頑丈な構造ほど解体に手間がかかり、単価が上がります。

空き家の解体費用の相場(構造別)
写真: Helena Jankovičová Kováčová / Pexels

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解体費用の内訳

解体の見積もりは、本体工事だけではありません。主な内訳を知っておくと、見積もりの妥当性を判断できます。

  • 仮設工事:足場・養生シートの設置
  • 本体解体工事:建物の取り壊し
  • 付帯工事:塀・門・庭木・物置・カーポート・浄化槽などの撤去
  • 廃材処分費:産業廃棄物の運搬・処分(費用の大きな割合を占める)
  • 整地費:解体後の土地をならす
  • 近隣対策・諸経費

「建物本体◯◯円」だけの安い見積もりに見えても、付帯工事や処分費が別だと総額は大きく変わります。何が含まれているかを必ず確認しましょう。

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費用が高くなるケース

次のような条件では、相場より費用が上がります。

  • 前面道路が狭く、重機やトラックが入れない(手作業が増える)
  • 隣家との距離が近く、慎重な養生・手壊しが必要
  • 残置物(家財・ゴミ)が多く、別途処分が必要
  • アスベスト(石綿)を含む建材があり、除去工事が必要
  • 地中に古い基礎やガラ、浄化槽が埋まっている

特に残置物は、事前に自分で片付けておくと処分費を抑えられます。家財整理と解体はセットで計画しましょう。

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自治体の解体補助金を活用する

老朽化した空き家の解体には、自治体が費用の一部を補助する制度があります。

  • 「老朽危険空き家除却補助金」などの名称で、解体費の一部(上限あり)を補助する自治体が多い
  • 対象となる条件(老朽度・所在地・所有者の要件など)が決められている
  • 工事の前に申請が必要なことが多く、着工後では受けられない場合がある

制度の有無や条件は自治体ごとに異なります。解体を考えたら、まず市区町村の空き家担当窓口に問い合わせましょう。

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解体費用の内訳
写真: Iban Lopez Luna / Pexels

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解体後の固定資産税に注意

解体を決める前に、税金面も確認しておきましょう。住宅が建っている土地は「住宅用地の特例」で固定資産税が軽減されています。

  • 建物を解体して更地にすると、この特例が外れ、土地の固定資産税が上がることがある
  • 一方、放置して「特定空き家」などに指定されると、勧告を受けて特例が外れる場合がある

「解体して売る」「更地で活用する」など、解体後の計画とあわせて判断するのがおすすめです。税額の試算は市区町村の税務担当に確認できます。

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費用を抑えるコツと業者の選び方

解体費用を抑え、安心して任せるためのポイントです。

  • 複数社で相見積もりを取る:坪単価や内訳を比較する
  • 家財・残置物は自分で片付ける:処分費を減らせる
  • 補助金を活用する:着工前に申請する
  • 建設業や解体工事業の登録・許可がある業者を選ぶ
  • マニフェスト(産業廃棄物管理票)で適正処分を確認:不法投棄を避ける

極端に安い業者は、不法投棄や追加請求のリスクがあります。料金だけでなく、許可・実績・対応を総合的に見て選びましょう。

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解体・売却の判断に役立つ一冊

空き家は解体・売却・活用など選択肢が多く、判断に迷いがちです。空き家の処分や相続の基本がわかる本で、全体像をつかんでおくと安心です。

よくある質問

Q. 空き家の解体費用はいくらですか?

A. 構造と広さで決まり、木造で坪3万〜5万円、鉄骨造で坪4万〜6万円、RC造で坪6万〜8万円が目安です。30坪の木造なら約100万〜150万円が一つの目安ですが、立地や残置物で変動します。

Q. 解体費用を安くする方法はありますか?

A. 複数社で相見積もりを取る、家財や残置物を自分で片付けて処分費を減らす、自治体の解体補助金を着工前に申請する、などが有効です。極端に安い業者は不法投棄などのリスクがあるため避けましょう。

Q. 解体の補助金はありますか?

A. 多くの自治体に老朽危険空き家の除却補助金などがあり、解体費の一部(上限あり)を補助します。対象条件があり、工事前の申請が必要なことが多いので、まず市区町村の空き家窓口に確認しましょう。

Q. 解体すると税金は上がりますか?

A. 住宅が建つ土地は固定資産税が軽減されているため、更地にすると特例が外れて土地の税額が上がることがあります。解体後に売却・活用するかなど、計画とあわせて判断しましょう。

Q. どんな業者に頼めばいいですか?

A. 建設業許可や解体工事業の登録がある業者を選び、複数社で相見積もりを取ります。産業廃棄物のマニフェストで適正処分を確認できる業者だと安心です。料金だけでなく許可・実績で選びましょう。

この記事のまとめ

  • 解体費は構造と坪数で決まる。木造3〜5万円/坪、鉄骨4〜6万円/坪、RC6〜8万円/坪
  • 内訳は仮設・本体・付帯工事・廃材処分・整地。本体価格だけで判断しない
  • 狭い道路・近接・残置物・アスベストは高くなる。残置物は自分で片付けると安い
  • 自治体の解体補助金は着工前申請が基本。まず空き家窓口へ
  • 更地にすると固定資産税が上がることがある。解体後の計画とあわせて判断

参考・出典

※制度・料金は改正や地域差があります。最新の情報は各公式サイト・お住まいの自治体でご確認ください。

EDITORIAL TEAM

こもれび編集部 | 空き家・実家の片付け担当

監修:終活・遺品整理の実務に詳しい編集チーム

本記事は公的機関の情報や一般的な実務をふまえて編集部が作成し、定期的に見直しています。内容に誤りがあれば編集部までご連絡ください。

最終更新日: 2026年06月03日

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