THE ANSWER

「葬儀を行う」の改まった言い換えは、
「執り行う・営む・取り行う」が基本。

シーン・相手・文書か口頭かで使い分けが必要。直接的な「葬儀を行う」は身内向け、対外的には敬語表現で配慮を示すのがマナー。

葬儀の場面で「葬儀を行う」とそのまま伝えると、ややカジュアルに響くことがあります。訃報の連絡、案内状、弔辞など、それぞれの場面に応じた言い換え表現を覚えておくと安心です。

本記事では、シーン別に使える8つの言い換え表現と、避けるべき表現、文書テンプレートまで完全ガイドします。

8
シーン別言い換え表現
3種類
場面別の使い分け
4
避けるべき表現

01

「葬儀を行う」の代表的な言い換え8選

表現 ニュアンス 使う場面
執り行う 正式・改まった印象 案内状・公式文書
営む 丁寧・感情が伝わる 訃報・口頭
取り行う 厳粛・古風な響き 格式高い葬儀
執行する 事務的・公的 公式アナウンス
挙行する 改まった式典 社葬・大型葬儀
催す 一般的・幅広い 案内・告知
お別れする 感情を込めた表現 弔辞・お別れ会
お見送りする 心を込めた言い回し 親族・親しい間柄

「執り行う」「営む」が最も使い回しが効く。

02

場面別の使い分け方

言い換え表現は、相手と場面によって最適なものが変わります。以下の3パターンを押さえれば迷わなくなります。

01

公式・案内状

「執り行います」「営みます」が標準

02

訃報・電話連絡

「営みます」「お別れを」が自然

03

親族・親しい間柄

「行う」「お見送りする」がやや砕けて伝わる

04

弔辞・追悼

「お別れする」「お見送りする」で感情を込める

03

実例:訃報・案内状の文例

NOTE

案内状の冒頭は「謹啓」または「謹んで」で始まり、葬儀の表現は「執り行います」が定番。故人の続柄を最初に明記するのが基本マナーです。

家族葬の案内文例

謹んで(故人氏名)の永眠をお知らせ申し上げます。葬儀は家族のみで執り行います。生前のご厚誼に感謝申し上げます。

一般葬の案内文例

故(故人氏名)儀 永眠いたしました。下記の通り葬儀を営みますので、お知らせ申し上げます。

社葬の案内文例

故(故人氏名)の社葬を下記の通り執行いたします。生前のご厚情に深く感謝申し上げ、ご通知申し上げます。

04

避けるべき表現と理由

葬儀の場面では、明るすぎる表現や直接的すぎる言葉は避けるのが無難。以下4つは特に注意が必要です。

NG表現 理由
やる・やります カジュアル過ぎる
開催する・開催します イベント感がある
催し物・式典 祝事の印象
執り行わせていただきます 敬語の重複

「謙虚さと厳粛さ」を意識した言葉選びが基本。

05

口頭での伝え方のコツ

口頭で伝える際は、文書よりも自然なトーンで。声のトーン・間の取り方も合わせて配慮します。

01

ゆっくり明瞭に

感情を込めすぎず落ち着いて伝える

02

敬語の重複に注意

「執り行わせていただきます」はNG

03

故人の名前は丁寧に

「故◯◯」「亡くなった父」など

04

相手の都合を聞く

通夜・葬儀への参列可否を強制しない

06

葬儀後の手続きと遺品整理

葬儀が無事終わったあと、待ち受けるのが各種手続きと遺品整理。心の整理が追いつかないなか、形見分け・処分・相続の判断は意外と負担が大きいものです。

遺品整理は専門業者に依頼することで、家族の心理的負担を大幅に軽減できます。経験豊富な業者なら、形見と処分品の仕分け、不用品の引き取り、特殊清掃まで一括対応してくれます。

故人が古銭・記念硬貨・古紙幣を遺していた場合、専門業者で査定を受けると思わぬ価値がつくこともあります。捨てる前に一度確認するのが賢明です。

07

宗教・宗派ごとの言い回しの違い

仏式・神式・キリスト教式で、葬儀を表す表現が異なります。宗派により異なる言い換えが必要です。

宗派 言い換え表現
仏式 葬儀・葬送を執り行う
神式 葬場祭・神葬祭を執り行う
キリスト教(カトリック) 葬儀ミサを行う
キリスト教(プロテスタント) 葬儀式を行う
無宗教 お別れの会・お別れ式

08

よくある質問

「葬儀を行う」と「葬儀を営む」、どちらが丁寧?

「営む」のほうが感情を含み、より丁寧な印象。「行う」もOKですが、改まった場面では「執り行う」が安心です。

家族葬のときも「執り行う」を使う?

使えます。「家族のみで執り行います」と書けば、参列を辞退する旨も伝わります。

メールやLINEでの伝え方は?

改まった内容なら「営みます」、親しい間柄なら「行います」でも問題ありません。文末の敬語は揃えること。

「お別れの会」と「葬儀」の違いは?

宗教色を排した告別形式が「お別れの会」。芸能人や著名人で多く採用される形式です。

社葬・お別れの会の案内文例は?

「下記の通り社葬を執行いたします」「故◯◯氏のお別れの会を◯月◯日に営みます」が定番です。

葬儀後の挨拶状での表現は?

「葬儀は近親者のみで執り行いました」「葬儀ならびに告別式を滞りなく営みました」と過去形にします。

FINAL TAKE

「執り行う」「営む」を覚えれば、ほぼ全シーンで対応できる。

葬儀は人生の重要な節目。改まった言葉で故人と参列者への敬意を示すことが、何より大切な配慮になります。

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こもれび編集部
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