感染予防のための清掃は、『手洗いと換気をこまめに行い、ドアノブなどよく触れる場所を消毒液で拭くこと』が基本です。家庭でできる感染対策の中心は、特別な道具よりも、正しい手洗い・部屋の換気・消毒拭きの3つです。アルコールと次亜塩素酸ナトリウムを場面で使い分け、手袋やマスクで身を守れば、家庭や介護の現場でも安全に清掃ができます。

実家の片付けや介護、家族の体調不良のときには、感染を広げないための清掃や消毒が気になります。「どこをどう拭けばいいのか」「消毒液は何を使えばいいのか」と迷う方に向けて、この記事では厚生労働省などの情報をもとに、家庭でできる感染予防の清掃と消毒のやり方をやさしく解説します。

この記事でわかること

  • 手洗い・換気・消毒の基本
  • よく触れる場所の拭き掃除のやり方
  • アルコールと次亜塩素酸ナトリウムの使い分け
  • 嘔吐物の処理とゴミの捨て方

★ あわせて準備したい

消毒・清掃の準備に

よく触れる場所の拭き掃除には、除菌用のスプレーがあると便利です。手袋とあわせて準備しておくと安心です。

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まず 手洗いと
換気が基本
よく触れる 場所を
消毒拭き
手袋・マスク
身を守る

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感染予防の基本は手洗い・換気・消毒

感染予防の清掃で、まず押さえたい基本は3つです。

  • 手洗い:外出後や調理前、トイレのあとに石けんでていねいに洗う
  • 換気:窓を開けて空気を入れ替える(1〜2時間に1回が目安)
  • 消毒:よく触れる場所を消毒液で拭く
  • 体調が悪い人がいるときは特に念入りに

感染を防ぐ基本は、ウイルスや菌を手や部屋に残さないことです。手洗いは、せっけんを使って指の間や爪、手首まで20秒以上かけて洗い、流水でしっかりすすぎます。換気は、空気のたまりを防ぐために定期的に窓を開けます。そのうえで、人がよく触れる場所を消毒すれば、家庭内での感染リスクを下げられます。特別な機械や薬剤よりも、この基本の積み重ねがいちばん効果的です。

感染予防の基本は手洗い・換気・消毒

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よく触れる場所の拭き掃除のやり方

消毒は、家じゅうをくまなく拭くより、人がよく触れる場所を重点的に拭くのが効率的です。

  • ドアノブ・取っ手・引き出しの持ち手
  • 電気のスイッチ・リモコン・水道の蛇口
  • テーブル・手すり・トイレのレバー
  • スマートフォンや携帯電話の表面

拭き掃除は、消毒液を含ませた布やペーパーで、一方向にふき取るのが基本です。同じ面で何度もこすると汚れを広げてしまうため、布の面を変えながら拭きます。スプレーを直接吹きかけると周囲に飛び散るので、布に含ませてから拭くと安全です。1日1回、人がよく触れる場所をまとめて拭く習慣をつけると、無理なく続けられます。拭いたあとは、しっかり乾かしましょう。

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消毒液の種類と使い分け

家庭でよく使う消毒液は、大きく2種類あります。場面によって使い分けます。

  • アルコール(消毒用エタノール):手指やドアノブ、スイッチなどに。すぐ乾き、手軽
  • 次亜塩素酸ナトリウム(家庭用塩素系漂白剤を薄めたもの):テーブルや床、嘔吐物の処理に。手指には使わない
  • 塩素系は金属を傷めやすく、換気しながら使う
  • 2つの薬剤は絶対に混ぜない(有害なガスが出る)

アルコールは手軽で、手指やよく触れる場所の消毒に向いています。次亜塩素酸ナトリウムは、家庭用の塩素系漂白剤を水で薄めて作り、ノロウイルスなどアルコールが効きにくいものにも使えます。厚生労働省は、物に使う場合は0.05パーセント程度、嘔吐物などの処理には0.1パーセント程度に薄める目安を示しています。塩素系は刺激が強いため、必ず手袋をして換気しながら使い、金属部分は最後に水拭きします。

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手袋・マスクで身を守る

清掃や消毒のときは、自分自身を守る準備も大切です。

  • 使い捨ての手袋をつけて、直接触れない
  • 汚れがひどいときや嘔吐物の処理ではマスクも着ける
  • 作業後は手袋を外し、すぐに手を洗う
  • 手袋を外すときは、表面に触れないように裏返す

消毒液や汚れから手を守るため、使い捨ての手袋を使います。手袋を外すときは、汚れた表面に素手で触れないよう、内側が外になるように裏返しながら外し、すぐにゴミ袋に入れます。そのあとは必ず石けんで手を洗いましょう。汚物の処理や、においの強い場所の清掃ではマスクも着けると安心です。エプロンや汚れてもよい服を着れば、衣類への付着も防げます。

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よく触れる場所の拭き掃除のやり方

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嘔吐物・汚物の安全な処理とゴミの捨て方

嘔吐物や排せつ物には、感染を広げる菌やウイルスが含まれることがあります。あわてず、決まった手順で処理します。

  • 手袋・マスクを着け、窓を開けて換気する
  • ペーパータオルで外側から内側へ静かにふき取る
  • そのあと次亜塩素酸ナトリウム(薄めた塩素系漂白剤)で拭く
  • 使ったペーパーや手袋はポリ袋に二重に入れて密閉
  • 処理後は手をしっかり洗う

嘔吐物の処理は、乾く前に手早く行うのがコツです。乾くとウイルスが舞い上がり、空気を通じて感染が広がるおそれがあります。ふき取ったペーパーや手袋は、ポリ袋に入れて口をしばり、さらにもう1枚の袋で二重にして密閉してから、燃えるゴミとして捨てます。処理した範囲は広めに消毒し、最後に必ずていねいに手を洗いましょう。家族にうつさないよう、その場ですぐ片付けることが大切です。

06

高齢者・介護現場での感染対策と特殊清掃の目安

高齢の方や持病のある方は、感染すると重くなりやすいため、より丁寧な対策が必要です。

  • 介護の前後は必ず手を洗うか手指消毒をする
  • 食器やタオルは共用せず、こまめに洗う・換える
  • 部屋の換気と、よく触れる場所の消毒を毎日行う
  • 排せつ物の処理は手袋・マスクをして手早く
  • 自分での清掃が難しいときは専門業者に相談

介護の現場では、世話をする人が菌やウイルスを運ばないよう、ケアの前後の手洗いがとても大切です。タオルや食器を分けると、家庭内での広がりを防げます。長く人が住んでいなかった家や、汚れが激しく自分では手に負えない場合、強いにおいや害虫がある場合は、無理をせず特殊清掃などの専門業者に相談しましょう。専門業者は、防護や消毒の知識と道具を備えており、安全に作業してくれます。

★ あわせて準備したい

汚物処理・防護の備えに

嘔吐物の処理や介護の場面では、使い捨ての手袋があると安心です。マスクとあわせて常備しておくと、いざというときに困りません。

よくある質問

Q. 感染予防の清掃で、まず何をすればいいですか?

A. 基本は手洗い・換気・消毒の3つです。外出後や調理前、トイレのあとに石けんで20秒以上かけて手を洗い、1〜2時間に1回を目安に窓を開けて換気します。そのうえで、ドアノブやスイッチなど人がよく触れる場所を消毒液で拭きます。特別な機械や薬剤よりも、この基本を毎日続けることが、家庭内での感染リスクを下げるいちばんの近道です。

Q. どこを重点的に拭けばいいですか?

A. 家じゅうをくまなく拭くより、人がよく触れる場所を重点的に拭くのが効率的です。ドアノブ・取っ手・電気のスイッチ・リモコン・水道の蛇口・テーブル・手すり・トイレのレバー・スマートフォンの表面などです。消毒液を含ませた布で一方向にふき取り、布の面を変えながら拭きます。1日1回まとめて拭く習慣をつけると、無理なく続けられます。

Q. アルコールと次亜塩素酸ナトリウムはどう使い分けますか?

A. アルコール(消毒用エタノール)は手軽で、手指やドアノブ、スイッチなどによく触れる場所の消毒に向いています。次亜塩素酸ナトリウム(薄めた塩素系漂白剤)は、テーブルや床、嘔吐物の処理に使い、手指には使いません。塩素系は金属を傷めやすいので換気しながら使い、最後に水拭きします。2つの薬剤は有害なガスが出るため、絶対に混ぜないでください。

Q. 嘔吐物はどう処理すればいいですか?

A. 手袋とマスクを着け、窓を開けて換気します。乾く前に、ペーパータオルで外側から内側へ静かにふき取り、そのあと薄めた塩素系漂白剤で広めに拭きます。使ったペーパーや手袋はポリ袋に入れて口をしばり、もう1枚の袋で二重にして密閉してから燃えるゴミに出します。乾くとウイルスが舞い上がるため、その場ですぐ手早く片付け、最後にていねいに手を洗いましょう。

Q. 自分での清掃が難しいときはどうすればいいですか?

A. 長く人が住んでいなかった家や、汚れが激しく自分では手に負えない場合、強いにおいや害虫があるときは、無理をせず特殊清掃などの専門業者に相談しましょう。専門業者は、防護や消毒の知識と道具を備えており、安全に作業してくれます。特に高齢の方や持病のある方がいる家庭では、無理な作業で体調を崩さないよう、早めに専門家を頼ることも大切です。

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この記事のまとめ

  • 感染予防の基本は、手洗い・換気・よく触れる場所の消毒拭きの3つ
  • ドアノブ・スイッチ・蛇口・手すりなど、人がよく触れる場所を重点的に拭く
  • アルコールは手指やよく触れる場所、次亜塩素酸ナトリウムは床や嘔吐物に使い分ける
  • 清掃時は手袋・マスクで身を守り、作業後は必ず手を洗う
  • 嘔吐物は手早く処理してゴミは二重に密閉。手に負えないときは専門業者へ

参考・出典

※制度・料金は改正や地域差があります。最新の情報は各公式サイト・お住まいの自治体でご確認ください。

EDITORIAL TEAM

こもれび編集部 | 不用品処分・清掃担当

監修:終活・遺品整理の実務に詳しい編集チーム

本記事は公的機関の情報や一般的な実務をふまえて編集部が作成し、定期的に見直しています。内容に誤りがあれば編集部までご連絡ください。

最終更新日: 2026年06月21日

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こもれび編集部
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