弔電を辞退したい時の断り方|家族葬での伝え方と文例
弔電を辞退したい場合は、訃報の案内状や連絡の段階で「誠に勝手ながら、弔電・供花の儀は固くご辞退申し上げます」と明記するのが一般的です。家族葬や近親者のみの葬儀では、弔電を含めた形式的なやり取りを控えたいと考える遺族が増えています。
近年は家族葬や小規模葬を選ぶ家庭が増え、弔電や香典、供花を辞退したいというニーズも高まっています。この記事では弔電を辞退する際の伝え方、文例、会場での対応方法、辞退したのに弔電が届いてしまった場合の対応まで具体的に解説します。
この記事でわかること
- 弔電を辞退する際の基本的な伝え方と文例
- 訃報連絡・案内状での辞退の明記方法
- 会場スタッフへの事前依頼と当日対応
- 辞退したのに弔電が届いた場合の対処法
★ あわせて準備したい
家族葬向けの案内状・返礼品を検討する
家族葬で弔電・香典を辞退する場合、その旨を明記した案内状のテンプレートや、それでも届いた場合の返礼品を事前に用意しておくと安心です。
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01 弔電を辞退する理由と近年の傾向
近年、家族葬や小規模な葬儀を選ぶ家庭が増え、それに伴い弔電・香典・供花を辞退するケースも一般的になってきました。
- 遺族の負担軽減:弔電や香典返しの対応、供花の管理など、遺族側の手間を減らしたいという理由が多く挙げられます。
- 故人の遺志:生前から「大げさな葬儀にしないでほしい」という故人の意向を尊重するケースもあります。
- 会場の規模:小規模な会館では供花や弔電を飾るスペースに限りがあることも理由の一つです。
辞退は失礼にあたるものではなく、現代では広く受け入れられている選択です。ただし、意思をきちんと伝えないと弔電が届いてしまうため、伝え方が重要になります。
【ポイント】辞退の意思は「弔電・供花・香典」をまとめて辞退するのか、一部だけ辞退するのかを明確にしましょう。香典は受け取るが弔電・供花は辞退、という家庭も多くあります。
辞退の背景には、故人や遺族が「お返しの手間をかけたくない」という配慮もあります。香典を受け取ると香典返しの準備が必要になり、供花を受け取ると飾る場所の確保や後片付けの手間が発生します。弔電は形として残りにくい分、こうした返礼の負担が少なく、辞退の対象から外して受け取る家庭も少なくありません。何を辞退し何を受け取るかは、遺族の負担感に応じて柔軟に決めて構いません。
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02 訃報連絡・案内状での伝え方と文例
弔電を辞退する場合、最も効果的なのは訃報を知らせる段階で明記することです。
文例①:全て辞退する場合
「なお、誠に勝手ながら、故人の遺志により、ご香典・ご供花・ご弔電の儀は固くご辞退申し上げます。」
文例②:弔電・供花のみ辞退する場合
「なお、誠に勝手ながら、ご弔電・ご供花につきましては固くご辞退させていただきます。」
文例③:家族葬で参列も限定する場合
「誠に勝手ながら、葬儀は近親者のみにて執り行い、ご弔問・ご香典・ご供花の儀は固くご辞退申し上げます。」
これらの文言を、訃報の電話連絡・メール・案内状・会葬礼状などに明記することで、周囲に辞退の意思を確実に伝えられます。
文例はあくまでテンプレートであり、家庭の事情に応じて言い回しを調整しても問題ありません。例えば「新型の感染症対策のため」「遠方の親族のみで執り行うため」といった理由を添えることで、辞退の背景がより伝わりやすくなることもあります。ただし理由を詳しく書きすぎると文章が長くなるため、簡潔にまとめるのがポイントです。
03
03 会場スタッフへの事前依頼と当日対応
案内状での明記に加えて、葬儀会場側にも事前に依頼しておくと安心です。
- 葬儀社への依頼:弔電・供花を辞退する旨を葬儀社の担当者に伝えておけば、万が一届いた場合の預かり方法や返送対応を相談できます。
- 受付での対応:受付スタッフに「弔電・供花は辞退している」旨を共有しておけば、当日届けに来た方への案内もスムーズです。
- 会葬案内の掲示:会場の入り口に辞退の旨を掲示するケースもあります。
事前準備をしっかりしておくことで、当日バタバタと弔電の対応に追われる事態を避けられます。
特に地域の慣習が強く残る土地では、辞退を伝えていても慣例的に弔電や供花を送ろうとする方が一定数いることがあります。こうした地域性を踏まえ、葬儀社の担当者に「地域の慣習でどの程度辞退が伝わりにくいか」を事前に相談しておくと、当日の対応方針をより具体的に決めておくことができます。
04
04 辞退したのに弔電が届いてしまった場合の対応
辞退の意思を伝えていても、訃報が伝わるタイミングのずれなどで弔電が届いてしまうことがあります。
- 基本的にはありがたく受け取る:辞退を知らずに送ってくださった相手の気持ちを汲み、無下に返送する必要はありません。
- 後日お礼の連絡をする:落ち着いた頃合い(1週間以内が目安)に、電話や手紙で「お気遣いいただきありがとうございました。今後はどうぞお気遣いなく」と一言添えると丁寧です。
- 今後の辞退を再度伝える:法要など今後の機会でも同様に辞退したい場合は、その旨もあわせて伝えておくと誤解を防げます。
辞退の意思を伝えていたにもかかわらず届いた弔電は、相手の厚意として受け止め、感謝の気持ちを伝えることが大切です。
お礼の連絡は、電話・手紙のどちらでも問題ありません。特に目上の方や取引先から届いた場合は、手紙の方がより丁寧な印象を与えられます。文面は「この度はご丁寧に弔電を賜り、誠にありがとうございました。故人になり代わりまして御礼申し上げます」といった簡潔な内容で十分です。長々とした文章にする必要はありません。
05
05 弔電を辞退する側・送る側それぞれの心構え
弔電の辞退は遺族側の判断ですが、送る側にも心構えが必要です。
- 遺族側:辞退の意思は明確かつ早めに伝えることが最も重要です。訃報連絡の段階で伝え漏れがないようにしましょう。
- 送る側:訃報に「辞退」の記載がある場合は、その意向を尊重し弔電・供花・香典を控えるのがマナーです。どうしても気持ちを伝えたい場合は、後日改めてお悔やみの手紙を送るという方法もあります。
双方が「相手の負担を増やさない」という視点を持つことで、家族葬・小規模葬がスムーズに執り行われます。
会社として取引先の訃報に接した際、訃報に辞退の記載があるかどうかを見落とさないよう、担当者が複数人いる場合は情報共有を徹底することが大切です。うっかり辞退の記載を見落として弔電を送ってしまうと、かえって遺族の意向に反する形になり、良かれと思った行動が負担になってしまうこともあります。
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06 弔電辞退の伝達から当日対応までの流れ
辞退の意思を伝えるための一連の流れを整理します。
- STEP1:葬儀の形式(家族葬・一般葬)と辞退範囲を決める:弔電のみか、香典・供花も含めるか事前に家族で相談します。
- STEP2:訃報連絡・案内状に辞退の文言を明記する:電話連絡やメールでも同じ文言を伝えます。
- STEP3:葬儀社・会場スタッフに共有する:当日の対応をスムーズにするため事前相談しておきます。
- STEP4:それでも届いた弔電への対応を決めておく:受け取る、預かるなど方針を決めておきます。
- STEP5:落ち着いてから感謝の連絡をする:辞退を知らずに送ってくれた方へのお礼を忘れずに行います。
辞退の意思をきちんと伝えることは、失礼にあたるのではなく、遺族と周囲双方の負担を減らすための現代的な配慮です。
近年は終活の一環として、自分自身の葬儀について「弔電・香典・供花は辞退してほしい」という希望をエンディングノートに書き残しておく方も増えています。生前に本人の意向を明確にしておけば、遺族が判断に迷うことなく、故人の遺志に沿った形で葬儀を執り行うことができます。
この記事のまとめ
- 弔電の辞退は家族葬・小規模葬の増加に伴い一般的になっている選択
- 辞退の意思は訃報連絡・案内状の段階で明確に伝えるのが最も効果的
- 葬儀社や会場スタッフにも事前に共有しておくと当日の対応がスムーズ
- 辞退していても届いた弔電はありがたく受け取り後日お礼を伝える
- 送る側は訃報に辞退の記載があれば遺族の意向を尊重するのがマナー
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EDITORIAL TEAM
こもれび編集部 | 葬儀・お墓・供養担当
監修:終活・遺品整理の実務に詳しい編集チーム
本記事は公的機関の情報や一般的な実務をふまえて編集部が作成し、定期的に見直しています。内容に誤りがあれば編集部までご連絡ください。
最終更新日: 2026年07月01日
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