緊急連絡先の管理は、『家族・親族・かかりつけ医・ケアマネなどの連絡先を1枚のリストにまとめ、スマホと紙の両方で備えること』が基本です。入院や急な体調の変化、災害のときに、誰に連絡すればよいかがすぐわからないと対応が遅れます。とくに高齢の親や一人暮らしの方は、本人が話せない状況でも周りが連絡できるよう、見える場所に連絡先を残しておくことが大切です。

親が高齢になり、介護や終活を意識し始めると、「もしものとき誰に連絡すればいいのか」という不安が出てきます。この記事では、緊急連絡先のまとめ方と管理方法、いざというときにすぐ使えるようにするコツを、介護・終活の視点からわかりやすく解説します。

この記事でわかること

  • 緊急連絡先にまとめておくべき相手
  • 高齢の親のための連絡先リストの作り方
  • 冷蔵庫に貼る救急医療情報キットの活用
  • スマホと紙の両方で備えるコツ

★ あわせて準備したい

救急医療情報キットで備えるなら

持病やかかりつけ医、緊急連絡先を入れて冷蔵庫に保管する救急医療情報キットがあると、いざというときに役立ちます。

1枚に まとめて
見える場所へ
スマホと紙 の両方
で備える
定期的に 見直し
情報を更新

01

緊急連絡先とは何をまとめるのか

緊急連絡先とは、もしものときに連絡してほしい相手の情報をまとめたものです。

  • 家族・親族(子・きょうだい・配偶者など)
  • かかりつけ医・病院・薬局
  • ケアマネジャー・訪問介護・地域包括支援センター
  • 近隣の人・親しい友人・職場

緊急連絡先には、急に体調が悪くなったときや入院したとき、災害のときに連絡が必要になる相手を入れます。家族だけでなく、かかりつけ医やケアマネジャーなど、本人の状況を知っている人の連絡先もまとめておくと安心です。一人暮らしの親であれば、近所の人や民生委員など、すぐ駆けつけられる人の連絡先も加えておくと、いざというときに役立ちます。連絡先をまとめる目的は、本人が自分で連絡できない状況になっても、周りの人が代わりに必要な相手へ知らせられるようにすることです。誰に何を頼みたいのかを意識して、相手を選んでいきましょう。

緊急連絡先とは何をまとめるのか

02

高齢の親のための連絡先リストの作り方

一人暮らしの親や高齢の家族のために、わかりやすい連絡先リストを作りましょう。

  • 名前・続柄・電話番号を1枚にまとめて書く
  • 連絡してほしい順番(優先順位)をつける
  • 持病・服用中の薬・アレルギーも一緒に書く
  • かかりつけ医や保険証の情報も添える

連絡先リストは、誰が見てもわかるように大きな字で書きます。「まず子どもの○○に、つながらなければきょうだいの△△に」というように、連絡する順番を決めておくと、駆けつけた人や救急隊が迷いません。あわせて持病や飲んでいる薬、アレルギーなどの医療情報を書いておくと、本人が話せない状態でも適切な処置につながります。生年月日や血液型、加入している健康保険の種類なども書き添えておくと、病院での手続きがスムーズになります。手書きが負担なら、パソコンで作って印刷してもかまいません。大切なのは、本人と家族の双方が内容を把握していることです。情報が変わったら、その都度書き直しましょう。

03

冷蔵庫に貼る・救急医療情報キットを使う

緊急連絡先は、人目につく場所に置くことが何より大切です。

  • 玄関や冷蔵庫など、すぐ見つかる場所に貼る
  • 多くの自治体が配る『救急医療情報キット』を使う
  • キットは情報を入れた筒を冷蔵庫に保管する
  • 玄関や冷蔵庫にキットがある目印のシールを貼る

多くの自治体では、緊急連絡先やかかりつけ医、持病などを書いた紙を専用の筒に入れて冷蔵庫で保管する『救急医療情報キット』を配布しています。冷蔵庫はどの家にもあり、救急隊が探しやすいため、保管場所に選ばれています。玄関のドアや冷蔵庫にキットがあることを示すシールを貼っておくと、駆けつけた救急隊がすぐ情報を見つけられます。お住まいの自治体や地域包括支援センターに問い合わせてみましょう。

04

スマホと紙の両方で備える

緊急連絡先は、スマホと紙の両方に残しておくと確実です。

  • スマホは画面ロックで他人が見られないことがある
  • 停電や電池切れでスマホが使えない場合もある
  • 紙のリストなら誰でもすぐ確認できる
  • スマホの緊急連絡先・医療ID機能も設定しておく

スマホには家族の連絡先が入っていますが、画面ロックがかかっていると他人は確認できません。スマートフォンには、ロック画面からでも見られる緊急連絡先や医療情報を登録する機能があるので、設定しておくと安心です。一方で、停電や電池切れ、災害時にはスマホが使えないこともあります。紙のリストなら電源がなくても誰でも読めるため、スマホと紙の両方で備えるのが確実です。財布の中に小さくたたんだ連絡先カードを入れておくと、外出先で倒れたときにも周りの人が気づけます。スマホと紙、それぞれの弱点を補い合うように準備しておくと安心です。

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高齢の親のための連絡先リストの作り方

05

エンディングノートで連絡先を整理する

終活の一環として、エンディングノートに連絡先をまとめておく方法もあります。

  • 家族・親族の連絡先を一覧にして書いておく
  • 友人・知人など訃報を知らせたい相手も整理
  • かかりつけ医・保険・契約先の連絡先も記載
  • 保管場所を家族に伝えておく

エンディングノートには、緊急時の連絡先だけでなく、もしものときに知らせてほしい友人・知人や、加入している保険、契約しているサービスの連絡先まで幅広く整理できます。ただし、ノートをしまい込んでしまうと家族が見つけられません。どこに置いてあるかを家族に伝えておくことが大切です。日々の緊急連絡先は冷蔵庫など見える場所に、詳しい情報はエンディングノートにと、役割を分けて備えると無駄がありません。

06

入院・急変・災害時にすぐ使えるようにするコツ

いざというときに本当に役立つよう、ふだんから準備しておきましょう。

  • 連絡先は定期的に見直して情報を更新する
  • 家族の間でも連絡先と保管場所を共有する
  • 入院に備え保険証・診察券の場所も決めておく
  • 災害時の安否確認の方法を家族で話し合う

連絡先は、引っ越しや退職などで変わることがあるため、年に一度は見直しましょう。離れて暮らす家族とも、緊急連絡先やその保管場所を共有しておくと、誰かが対応できます。入院に備えて、保険証や診察券、お薬手帳の置き場所を決めておくと、付き添う家族がすぐ持ち出せます。災害時には電話がつながりにくいため、災害用伝言ダイヤルや家族の集合場所など、安否確認の方法をあらかじめ話し合っておくと安心です。

★ あわせて準備したい

見やすい連絡先リストを作るなら

冷蔵庫や玄関に貼れるマグネット式のメモボードがあると、緊急連絡先を見やすくまとめて掲示できます。

よくある質問

Q. 緊急連絡先には何をまとめておけばいいですか?

A. もしものときに連絡してほしい家族・親族のほか、かかりつけ医や病院、ケアマネジャー、地域包括支援センター、近隣の人や職場などをまとめます。あわせて持病や服用中の薬、アレルギー、保険証の情報も書いておくと、本人が話せない状態でも適切な対応につながります。一人暮らしの親であれば、すぐ駆けつけられる近所の人や民生委員の連絡先も加えておくと安心です。

Q. 高齢の親のための連絡先リストはどう作ればいいですか?

A. 名前・続柄・電話番号を1枚にまとめ、誰が見てもわかるよう大きな字で書きます。「まず子どもへ、つながらなければきょうだいへ」というように連絡の優先順位をつけておくと、駆けつけた人や救急隊が迷いません。持病や飲んでいる薬、かかりつけ医の情報も一緒に書いておき、情報が変わったらその都度書き直しましょう。

Q. 救急医療情報キットとは何ですか?

A. 緊急連絡先やかかりつけ医、持病などを書いた紙を専用の筒に入れ、冷蔵庫で保管する仕組みで、多くの自治体が配布しています。冷蔵庫はどの家にもあり救急隊が探しやすいため、保管場所に選ばれています。玄関や冷蔵庫にキットがある目印のシールを貼っておくと、駆けつけた救急隊がすぐ情報を見つけられます。お住まいの自治体や地域包括支援センターに問い合わせてみましょう。

Q. スマホだけで管理してはいけないのですか?

A. スマホには家族の連絡先が入っていますが、画面ロックがかかっていると他人は確認できません。ロック画面からでも見られる緊急連絡先や医療情報の機能を設定しておくと安心です。ただし停電や電池切れ、災害時にはスマホが使えないこともあるため、誰でもすぐ読める紙のリストもあわせて用意し、スマホと紙の両方で備えるのが確実です。

Q. 災害や入院のときにすぐ使えるようにするコツはありますか?

A. 連絡先は引っ越しや退職で変わるため、年に一度は見直して更新し、離れて暮らす家族とも保管場所を共有しておきましょう。入院に備えて保険証や診察券、お薬手帳の置き場所を決めておくと付き添う家族がすぐ持ち出せます。災害時は電話がつながりにくいため、災害用伝言ダイヤルや集合場所など安否確認の方法を家族で話し合っておくと安心です。

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この記事のまとめ

  • 緊急連絡先は家族・親族・かかりつけ医・ケアマネなどを1枚にまとめるのが基本
  • 高齢の親には大きな字で優先順位をつけ、持病や薬の情報も添える
  • 自治体の救急医療情報キットを使い、冷蔵庫など見える場所に保管する
  • スマホと紙の両方で備える。停電や電池切れに備え紙のリストも残す
  • 定期的に見直して更新し、保管場所を家族で共有しておく

参考・出典

※制度・料金は改正や地域差があります。最新の情報は各公式サイト・お住まいの自治体でご確認ください。

EDITORIAL TEAM

こもれび編集部 | お役立ち情報担当

監修:終活・遺品整理の実務に詳しい編集チーム

本記事は公的機関の情報や一般的な実務をふまえて編集部が作成し、定期的に見直しています。内容に誤りがあれば編集部までご連絡ください。

最終更新日: 2026年06月20日

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