エンディングノートの書き方の例|項目別の記入例と書くコツ
エンディングノートは、『もしものときに備えて、自分の情報や希望、家族へのメッセージを書き残しておくノート』です。とはいえ、いざ書こうとすると『何をどう書けばいい?』と迷うもの。この記事では、項目ごとに具体的な記入の例を挙げながら、書き方を解説します。例を参考にすれば、書きやすくなります。家族のためにも自分のためにもなる、エンディングノートの書き方の例を見ていきましょう。
「エンディングノートに何を書けばいい?」「具体例が知りたい」という方に向けて、この記事では項目別の記入例と、書くコツを解説します。
この記事でわかること
- エンディングノートに書く項目
- 項目別の具体的な記入例
- 書くコツ・続けやすくする工夫
- 保管方法・家族への伝え方
★ あわせて準備したい
エンディングノート
エンディングノートには、項目があらかじめ用意された市販のものが書きやすくおすすめです。例を参考に、書ける所から始めましょう。
01
エンディングノートに書く項目
エンディングノートには、主に次のような項目を書きます。
- 自分のこと(基本情報・経歴)
- 資産(預貯金・保険・年金・不動産)
- 医療・介護の希望
- 葬儀・お墓の希望
- 連絡してほしい人・デジタル情報
- 家族へのメッセージ
エンディングノートに決まった形式はありませんが、こうした項目を書いておくと、もしものとき家族が困りません。市販のノートには項目があらかじめ用意されているので、それに沿って書くと迷いません。次から、項目ごとの記入例を見ていきましょう。
02
自分のこと・資産の記入例
まず、自分の基本情報と資産の記入例です。
- 自分のこと:氏名、生年月日、本籍、これまでの経歴など
- 預貯金:銀行名・支店名(口座番号や暗証番号は書かない方が安全)
- 保険:保険会社名、証券番号、担当者
- 年金:基礎年金番号、受け取っている年金の種類
- 不動産:所在地、種類
資産は、家族が把握しやすいように書きます。ただし、口座の暗証番号やカードの番号は、ノートが他人の手に渡ると悪用される恐れがあるため、書かない方が安全です。『どの銀行に口座があるか』が分かれば、家族は手続きを進められます。安全に配慮して書きましょう。
03
医療・介護の希望の記入例
医療や介護の希望は、自分の意思を伝える大切な項目です。
- 医療:延命治療を望むか、告知の希望など
- 介護:希望する場所(自宅・施設)、誰に介護してほしいか
- かかりつけ医:病院名、持病、飲んでいる薬
- 判断できなくなったとき、誰に任せたいか
記入例としては、『延命治療は望まない』『できるだけ自宅で過ごしたい』『持病は○○、薬は△△を服用』などです。自分が判断できなくなったとき、家族が迷わず対応できるよう、希望を書いておきましょう。かかりつけ医や持病、薬の情報も、いざというとき役立ちます。
04
葬儀・お墓・連絡先の記入例
葬儀やお墓の希望、連絡してほしい人も書いておきます。
- 葬儀:規模(家族葬など)、宗教・宗派、喪主の希望
- お墓:あるか、納骨の希望、永代供養の希望など
- 連絡先:亡くなったときに連絡してほしい人のリスト
- 友人・知人の連絡先(家族が知らない人)
記入例としては、『葬儀は家族葬で小さく』『お墓は○○霊園にある』『△△さんに連絡してほしい』などです。特に、家族が知らない友人・知人の連絡先は、書いておかないと連絡が漏れてしまいます。葬儀やお墓の希望は、家族が迷いやすいところなので、書いておくと安心です。
05
デジタル情報・メッセージの記入例
デジタル情報や、家族へのメッセージも残しておきましょう。
- デジタル情報:スマホ・パソコン、利用しているサービス、サブスク
- 解約してほしいサービス、SNSのアカウント
- (パスワードは別に管理し、ありかだけ記す)
- メッセージ:家族への感謝や思い、伝えたいこと
記入例としては、『スマホのロック解除は家族に伝えてある』『○○というサブスクを解約してほしい』などです。デジタル情報は、家族が把握しにくいので書いておくと助かります。パスワードそのものは、安全のため別に管理を。最後に、家族へのメッセージを書けば、ノートが心のこもったものになります。感謝の言葉を、自分の言葉で残しましょう。
06
書くコツ・保管方法
エンディングノートを書くコツと、保管方法です。
- 完璧を目指さず、書ける所から書く
- 一度に全部書かず、少しずつ進める
- 状況が変わったら、書き直す
- 保管場所を、信頼できる家族に伝えておく
- 暗証番号など重要情報は、書きすぎに注意
エンディングノートは、完璧に書こうとすると進みません。書ける項目から、少しずつ書いていきましょう。内容は、状況が変わったら書き直せば大丈夫です。そして大切なのが、保管場所を家族に伝えておくこと。せっかく書いても、見つけてもらえなければ意味がありません。暗証番号などの重要情報は書きすぎず、安全に配慮して保管しましょう。
★ あわせて準備したい
大切な書類の保管に
エンディングノートや保険証券など大切な書類は、ファイルにまとめて保管を。家族が見つけやすいようにしておきましょう。
よくある質問
Q. エンディングノートには何を書けばいいですか?
A. 自分のこと(基本情報・経歴)、資産(預貯金・保険・年金・不動産)、医療・介護の希望、葬儀・お墓の希望、連絡してほしい人・デジタル情報、家族へのメッセージなどを書きます。決まった形式はありませんが、こうした項目を書いておくともしものとき家族が困りません。市販のノートには項目が用意されているので、それに沿って書くと迷いません。
Q. 資産はどこまで詳しく書けばいいですか?
A. 銀行名・支店名、保険会社名・証券番号、基礎年金番号、不動産の所在地など、家族が把握しやすい情報を書きます。ただし口座の暗証番号やカードの番号は、ノートが他人の手に渡ると悪用される恐れがあるため書かない方が安全です。『どの銀行に口座があるか』が分かれば家族は手続きを進められるので、安全に配慮して書きましょう。
Q. 医療や介護の希望はどう書けばいいですか?
A. 『延命治療は望まない』『できるだけ自宅で過ごしたい』『持病は○○、薬は△△を服用』のように、自分の意思を具体的に書きます。延命治療の希望、介護を希望する場所や誰にしてほしいか、かかりつけ医・持病・薬の情報などです。自分が判断できなくなったとき家族が迷わず対応できるよう、希望を書いておきましょう。
Q. デジタル情報やパスワードは書いた方がいいですか?
A. スマホ・パソコン、利用しているサービス、解約してほしいサブスク、SNSのアカウントなどは書いておくと家族が助かります。ただしパスワードそのものは安全のため別に管理し、ノートにはありかだけ記すのがおすすめです。デジタル情報は家族が把握しにくいため、書いておくと死後の手続きや解約がスムーズになります。
Q. エンディングノートを書くコツはありますか?
A. 完璧を目指さず書ける所から書き、一度に全部書かず少しずつ進め、状況が変わったら書き直し、保管場所を信頼できる家族に伝えておくことです。完璧に書こうとすると進まないため、書ける項目から少しずつ進めましょう。せっかく書いても見つけてもらえなければ意味がないので、保管場所を家族に伝えておくことが大切です。
この記事のまとめ
- エンディングノートは自分の情報・希望・家族へのメッセージを書き残すノート
- 書く項目は自分のこと・資産・医療や介護の希望・葬儀やお墓・連絡先・デジタル情報・メッセージ
- 資産は銀行名などを書くが、暗証番号やカード番号は安全のため書かない方がよい
- 医療・介護・葬儀・お墓の希望や、家族が知らない連絡先を具体的に記入
- 完璧を目指さず書ける所から少しずつ。保管場所を家族に伝えておくことが大切
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EDITORIAL TEAM
こもれび編集部 | 生前整理・終活担当
監修:終活・遺品整理の実務に詳しい編集チーム
本記事は公的機関の情報や一般的な実務をふまえて編集部が作成し、定期的に見直しています。内容に誤りがあれば編集部までご連絡ください。
最終更新日: 2026年06月19日




