とうとう介護が始まった|最初にやること7step
親の介護がとうとう始まったら、まず地域包括支援センターに相談することが最初の一歩です。ここを起点に要介護認定の申請やケアマネジャー選びが進み、介護保険のサービスを使えるようになります。
突然のことで何から手をつけるか分からなくても大丈夫です。順番に進めれば、ひとりで抱え込まずに支援を受けられます。
この記事でわかること
- 介護が始まって最初にやること7ステップ
- 地域包括支援センター・要介護認定・ケアマネの役割
- 使える介護保険サービスとお金の話
- 家族が抱え込まないための心構え
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01
まず地域包括支援センターに相談する
介護で最初に頼るべき窓口が、地域包括支援センターです。
地域包括支援センターとは
地域包括支援センターは、高齢者の介護・福祉・健康をまとめて支える公的な相談窓口です。各市区町村に設置され、保健師・社会福祉士・主任ケアマネジャーなどの専門職が無料で相談に応じてくれます。
何を相談できる?
「親の物忘れが増えた」「一人暮らしが不安」といった漠然とした悩みでも大丈夫です。要介護認定の申請方法、使えるサービス、お金のことまで、状況に合わせて案内してもらえます。
NOTE
どこに相談するか分からないときは、市区町村の介護保険窓口に電話すれば、担当の地域包括支援センターを教えてもらえます。
02
要介護認定を申請する
介護保険のサービスを使うには、要介護認定の申請が必要です。
申請の流れ
- 市区町村の窓口または地域包括支援センターで申請する
- 調査員が自宅などを訪問し、心身の状態を調査する
- かかりつけ医が意見書を作成する
- 審査会を経て、要支援・要介護の区分が通知される(原則30日程度)
認定区分の目安
| 区分 | 状態の目安 | 主な利用イメージ |
|---|---|---|
| 要支援1〜2 | 日常生活はほぼ自立、一部支援が必要 | 介護予防サービス |
| 要介護1〜2 | 立ち上がりや歩行に部分的な介助 | 訪問介護・デイサービス |
| 要介護3〜5 | 日常生活に多くの介助が必要 | 手厚い在宅・施設サービス |
03
ケアマネジャーを決めてケアプランを作る
認定が出たら、ケアマネジャー(介護支援専門員)を決めます。
ケアマネジャーは、本人や家族の希望を聞き取り、どのサービスをどう使うかをまとめたケアプランを作成します。サービス事業者との調整役にもなる、介護生活の心強いパートナーです。
相性も大切なので、合わないと感じたら変更も可能です。遠慮せず、地域包括支援センターに相談しましょう。
04
使える介護保険サービスを知る
ケアプランに組み込める主なサービスを知っておくと、選びやすくなります。
| サービス | 内容 |
|---|---|
| 訪問介護 | ヘルパーが自宅で身体介護・生活援助を行う |
| デイサービス | 日帰りで入浴・食事・レクを受ける |
| 福祉用具レンタル | 車いす・介護ベッドなどを借りる |
| ショートステイ | 短期間の宿泊で介護を受ける |
| 住宅改修 | 手すり設置・段差解消などの工事費を補助 |
PRODUCT
在宅介護の負担を減らすグッズをチェック
見守りカメラや介護用の手すり、滑り止めマットなど、自宅でできる工夫を支えるグッズが豊富です。本人の状態に合わせて少しずつ取り入れましょう。
05
介護にかかるお金と負担軽減制度
費用の見通しと、負担を抑える制度を確認しておきましょう。
介護保険サービスの自己負担は原則1〜3割です。負担が一定額を超えると払い戻される高額介護サービス費や、おむつ代の助成、医療費控除など、軽減につながる制度もあります。
どの制度が使えるかは状況で変わります。ケアマネジャーや地域包括支援センターに、早めに相談しておくと安心です。
NOTE
介護と医療の両方で負担が大きいときは、高額医療・高額介護合算制度の対象になる場合があります。窓口で確認してみましょう。
06
家族が抱え込まないための心構え
介護を長く続けるには、家族が共倒れしない工夫が欠かせません。
- すべてを自分でやろうとせず、サービスや他の家族と分担する
- ショートステイなどで定期的に休む時間(レスパイト)をつくる
- 仕事との両立には介護休業・介護休暇を活用する
- つらいときは地域包括支援センターや家族会に相談する
介護の開始は、これからの暮らしや相続を考えるきっかけにもなります。落ち着いてきたら終活の始め方や生前整理の進め方も少しずつ進めておくと、将来の負担を減らせます。
07
よくある質問
Q. 介護はまず誰に相談すればいいですか?
A. お住まいの地域包括支援センターが最初の窓口です。無料で相談でき、要介護認定やサービス利用の案内をしてくれます。市区町村の介護保険窓口でも教えてもらえます。
Q. 要介護認定の結果が出るまでどれくらいかかりますか?
A. 申請から原則30日程度が目安です。急ぐ場合は申請日にさかのぼってサービスを利用できる仕組みもあるため、ケアマネジャーに相談しましょう。
Q. 仕事をしながら介護はできますか?
A. 介護休業や介護休暇など、仕事と介護を両立するための制度があります。会社の人事や地域包括支援センターに相談し、サービスを組み合わせて負担を分散しましょう。
Q. 介護費用はどれくらいかかりますか?
A. 介護保険サービスは原則1〜3割の自己負担です。負担が重いときは高額介護サービス費などの軽減制度があります。ケアマネジャーに相談すると見通しが立てやすくなります。
Q. 親が介護を拒否します。どうすれば?
A. 本人の自尊心に配慮し、無理に進めないことが大切です。まずは地域包括支援センターやかかりつけ医に相談し、本人が受け入れやすい形から少しずつ始めましょう。
まとめ
介護が始まったら、まず地域包括支援センターに相談し、要介護認定の申請から進めるのが基本の流れです。ケアマネジャーと一緒にケアプランを作れば、介護保険サービスを使えるようになります。
大切なのは、家族だけで抱え込まないことです。使える制度とサービスを早めに知り、専門職の力を借りながら、無理のない介護を続けていきましょう。
SUMMARY
介護はまず地域包括支援センターへ。要介護認定から始まる。
相談→要介護認定の申請→ケアマネ選び→ケアプラン作成→サービス利用が基本の流れ。自己負担は原則1〜3割で軽減制度もあります。家族だけで抱え込まず、早めに専門職へ相談しましょう。
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EDITORIAL TEAM
こもれび編集部 | 介護とシニアの暮らし担当
監修:介護・高齢者支援に詳しい編集チーム
本記事は公的機関の情報や一般的な実務をふまえて編集部が作成し、定期的に見直しています。内容に誤りがあれば編集部までご連絡ください。
最終更新日: 2026年06月01日
