一周忌の流れは「①日程決め→②寺院・会場・会食の手配→③案内状の送付→④当日の法要(読経・焼香)→⑤会食→⑥法要後の対応」の6段階で、準備開始から当日まで1〜2ヶ月を見ておくと余裕を持って進められます。一周忌は故人が亡くなって満1年の命日に行う年忌法要で、四十九日に次いで多くの親族が集まる大きな節目です。

「一周忌は何から準備すればいいの?」「当日はどんな流れで進むの?」——初めて施主を務める方に向けて、この記事では一周忌の流れを準備段階から当日の式次第、法要後の対応まで時系列で解説します。日程の決め方・案内状の書き方・お布施の目安・当日の流れを、この記事一つで確認できます。

この記事でわかること

  • 一周忌の準備スケジュール(1〜2ヶ月前からの流れ)
  • 寺院・会場・会食の手配順序と案内状の送り方
  • 当日の式次第(読経・焼香・会食)と所要時間
  • 一周忌法要後にやるべきこと(お布施・返礼・次の法要の案内)

★ あわせて準備したい

年忌法要の準備と進行がわかる実用書

一周忌は施主として2度目以降の法要を任されることが多く、四十九日の記憶が薄れて何から始めればいいか迷いがちです。年忌法要の流れがまとまった実用書があると、段取りを確認しながら進められます。

満1年 一周忌を行うタイミング
命日当日か直前の土日が一般的
30分〜1時間 法要本体の所要時間
会食を含めると2〜3時間
1〜2ヶ月前 準備を始める目安時期
会場・寺院の予約は早めに

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01 一周忌の流れ全体像|6つのステップ

一周忌は次の6ステップで進めます。

  • STEP1(1〜2ヶ月前):日程を決め、寺院・親族の都合を確認する
  • STEP2(1ヶ月前まで):会場・会食・返礼品を手配する
  • STEP3(3週間前まで):案内状を送付する
  • STEP4(前日まで):お布施・供物・当日の持ち物を準備する
  • STEP5(当日):法要(読経・焼香)→会食
  • STEP6(法要後):お布施の御礼・返礼品の発送・次の法要の案内

一周忌のタイミングに厳密な決まりはない

一周忌は命日当日に行うのが本来の形ですが、平日にあたる場合は直前の土日に前倒しして行うのが一般的です。四十九日と同様、後ろ倒しは避ける慣習があるため、命日より後の日程にはしないようにしましょう。

01 一周忌の流れ全体像|6つのステップ
写真: HONG SON / Pexels

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02 STEP1 日程決めと関係者への連絡|1〜2ヶ月前までに

一周忌の日程を決める際は、次の順番で調整するとスムーズです。

  • ①寺院(僧侶)の都合を確認:命日前後の土日は予約が集中しやすいため、2ヶ月前を目安に連絡します。
  • ②会場を確認:自宅・菩提寺・貸し会館のいずれで行うか決め、必要なら予約します。
  • ③親族への連絡:日程が固まったらまず電話等で一報を入れ、案内状の送付につなげます。

誰を呼ぶべきか

一周忌の参列範囲に決まりはありませんが、一般的には四十九日よりもやや近親者に絞る家庭が多い傾向にあります。配偶者・子・孫・故人の兄弟姉妹までを中心に、故人と親交の深かった友人を加えるかどうかは施主の判断です。呼ばない親族には、法要後に「一周忌を無事に済ませました」と一報を入れると丁寧です。

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03 STEP2 会場・会食・返礼品の手配

日程が決まったら、会場と会食、返礼品を手配します。

  • 会場:自宅、菩提寺の本堂・会館、貸し会館などから選びます。参列人数と移動のしやすさで判断しましょう。
  • 会食(お斎):仕出し弁当(1人3千〜5千円)か、料亭・ホテルの会席(1人5千〜1万円)を手配します。
  • 返礼品:お茶・海苔・カタログギフトなど、1人2千〜5千円が目安です。

卒塔婆の依頼も忘れずに

卒塔婆を立てる場合は、法要の2週間前を目安に寺院へ申し込みます(1本2千〜1万円、浄土真宗は不要)。当日になって慌てないよう、会場・会食と合わせて早めに手配しておきましょう。

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04 STEP3 案内状の送付|3週間前までに

親族への案内は、日時・場所に加えて会食の有無や服装の指定を明記した案内状(往復はがき)を送るのが一般的です。

  • 送付時期:法要の1〜1.5ヶ月前を目安に発送し、返信は3週間前までに締め切ります。
  • 記載事項:日時、場所(地図)、会食の有無、平服の可否、施主の連絡先
  • 返信管理:出欠を一覧化し、会食・返礼品の数量確定に使います。

近年はメールやSNSで略式に案内する家庭も増えていますが、目上の親族には往復はがきの方が丁寧な印象を与えます。案内の形式に迷ったら、両方を使い分けるのも一つの方法です。

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02 STEP1 日程決めと関係者への連絡|1〜2ヶ月前までに
写真: Jimmy Liao / Pexels

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05 STEP4 当日の式次第|法要から会食まで

当日は開式の30分前には現地に到着し、供物・お布施の準備を整えます。標準的な式次第は次のとおりです。

  • ①施主の挨拶(1〜2分):「本日はお忙しい中お集まりいただきありがとうございます。これより亡き〇〇の一周忌法要を執り行います」
  • ②読経:僧侶による読経が始まります(20〜30分程度)。
  • ③焼香:施主から血縁の近い順に焼香します。
  • ④僧侶の法話:宗派や寺院によっては、読経後に短い法話があります。
  • ⑤閉式・施主挨拶:御礼と会食の案内をして法要は終了です(全体で30分〜1時間)。
  • ⑥会食(お斎):献杯の挨拶後に会食が始まり、1〜2時間程度が目安です。

お墓参りを合わせて行う場合

法要の前後にお墓参りを組み込む家庭も多くあります。その場合は法要→お墓参り→会食、または法要前にお墓の掃除だけ済ませておく、といった順序で調整しましょう。

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06 STEP5 一周忌法要後にやること

法要・会食が終わっても、施主にはいくつかの対応が残っています。

  • 僧侶へのお布施:式前の挨拶時か式後に、切手盆や袱紗の上に乗せて渡します。会食を辞退された場合は御膳料を添えます。
  • 返礼品の発送:当日渡せなかった参列者には、後日発送します。
  • お礼の連絡:遠方から参列した親族には、後日改めて御礼の電話や手紙を送ると丁寧です。
  • 次の法要の見通し:三回忌は満2年後(一周忌の翌年)に行うのが一般的です。日程の目安を家族で共有しておきましょう。

書類・記録の保管

案内状の返信リストや会食・返礼品の発注記録は、次回の法要(三回忌)の準備に役立ちます。ファイルにまとめて保管しておくと、次回の施主(自分または家族)が参考にできます。

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07 一周忌の流れでよくある失敗と防止策

最後に、一周忌でよくある失敗と防止策をまとめます。

  • 寺院・会場の予約が取れなかった:命日前後の土日は予約が集中するため、2ヶ月前を目安に早めに連絡しましょう。
  • 案内状の返信が集まらず人数確定が遅れた:返信期限を明記し、期限が近づいたら電話でも確認すると確実です。
  • お布施の相場を知らず金額に迷った:3〜5万円が目安ですが、菩提寺に直接確認するのが最も確実です。
  • 会食の席次で親族間に気を遣わせた:目上の親族や遠方から来た方を上座に配置するなど、事前に席次を決めておくとスムーズです。
  • 返礼品の数が足りなかった:出欠確認を徹底し、当日欠席が出ても対応できるよう少し多めに発注しましょう。

一周忌は「日程→手配→案内→当日→会食→事後対応」という明快な流れです。この記事のスケジュールに沿って一つずつ進めれば、初めての施主でも落ち着いて故人を偲ぶ一日を迎えられます。

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この記事のまとめ

  • 一周忌の流れは「日程決め→会場・会食の手配→案内状送付→当日の法要→会食→事後対応」の6ステップ
  • 準備は1〜2ヶ月前から始め、寺院・会場の予約は命日前後の土日が混みやすいため早めに動く
  • 案内状は1〜1.5ヶ月前に送付し、3週間前までに返信を締め切って人数を確定させる
  • 当日の式次第は挨拶→読経→焼香→法話→閉式→会食で、全体2〜3時間が目安
  • 三回忌は満2年後(一周忌の翌年)に行うのが一般的で、次回に向けた記録の保管も大切

参考・出典

※制度・料金は改正や地域差があります。最新の情報は各公式サイト・お住まいの自治体でご確認ください。

EDITORIAL TEAM

こもれび編集部 | 葬儀・お墓・供養担当

監修:終活・遺品整理の実務に詳しい編集チーム

本記事は公的機関の情報や一般的な実務をふまえて編集部が作成し、定期的に見直しています。内容に誤りがあれば編集部までご連絡ください。

最終更新日: 2026年07月01日

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