遺品処分の費用は間取りによって大きく異なり、1R・1Kで3万〜8万円、2LDK〜3LDKで10万〜30万円、一戸建てで20万〜60万円程度が相場です。費用は「作業員の人数」「作業時間」「処分する物の量」で決まるため、事前の見積もり比較が欠かせません。

「親の家を片付けなければならないが、遺品処分にいくらかかるのか見当がつかない」という悩みは非常に多く聞かれます。この記事では、遺品処分の費用相場を間取り別に紹介し、費用の内訳、追加料金が発生しやすいケース、費用を抑える具体的なコツまで解説します。

この記事でわかること

  • 遺品処分費用の間取り別相場(1R〜一戸建てまで)
  • 費用の内訳(人件費・処分費・車両費等)の考え方
  • 追加料金が発生しやすいケースと注意点
  • 遺品処分の費用を安く抑える具体的な方法

★ あわせて準備したい

梱包・仕分け用の資材

業者に依頼する前に、貴重品や形見分けしたい品を自分で仕分けておくと、見積もり金額を抑えられることがあります。段ボールやゴミ袋、養生シートを事前に用意しておくと作業がスムーズです。

不用品の処分は「不用品回収」も便利です(PR)

PR
3万〜8万円 1R・1Kの遺品処分費用相場
作業員1〜2名・半日程度
10万〜30万円 2LDK〜3LDKの遺品処分費用相場
作業員2〜4名・1日程度
20万〜60万円 一戸建て(3LDK以上)の遺品処分費用相場
作業員3〜6名・1〜2日程度

01

01 遺品処分費用の全体像|何にお金がかかるのか

遺品処分の費用は、主に以下の要素で構成されています。

  • 人件費:作業員の人数×作業時間で決まる、費用の中で最も大きな割合を占める要素
  • 処分費(廃棄物処理費):家具・家電・粗大ゴミなどを処分場に持ち込む際にかかる費用
  • 車両費:トラックの台数・サイズに応じて発生
  • オプション費用:仏壇・位牌の供養、特殊清掃、買取査定などの追加サービス

遺品整理業者の見積もりは、この4つの要素を合算して算出されます。同じ間取りでも「荷物の量」によって金額が大きく変わるため、複数社に現地見積もりを依頼して比較することが重要です。

【ポイント】電話やメールだけの「概算見積もり」は実際の作業で追加料金が発生しやすいため、可能な限り現地見積もりを依頼しましょう。

01 遺品処分費用の全体像|何にお金がかかるのか
写真: RDNE Stock project / Pexels

02

02 間取り別の費用相場

遺品処分の費用相場を間取り別に紹介します。あくまで目安であり、荷物の量や地域によって変動します。

  • 1R・1K:3万〜8万円(作業員1〜2名、半日程度)
  • 1DK・1LDK:5万〜12万円(作業員2〜3名、半日〜1日)
  • 2DK・2LDK:10万〜20万円(作業員2〜4名、1日程度)
  • 3DK・3LDK:15万〜30万円(作業員3〜5名、1日程度)
  • 一戸建て(4LDK以上):20万〜60万円以上(作業員3〜6名、1〜2日程度)

一戸建ての場合は、庭木の伐採、物置・倉庫の中身、車庫の処分品などが加わると、さらに費用が上がることがあります。荷物が極端に多い「ゴミ屋敷」状態の場合は、通常の1.5〜2倍程度の費用がかかることも珍しくありません。

03

03 追加料金が発生しやすいケース

見積もり時に想定していなかった追加料金が発生するケースがあります。事前に確認しておきましょう。

  • エレベーターなしの2階以上の部屋:階段の上げ下ろしで作業時間が延び、追加料金が発生することがある
  • 大型家具・家電の解体が必要な場合:搬出経路が狭く分解作業が必要になると追加費用がかかる
  • 仏壇・ピアノなど特殊な処分が必要な物がある場合:供養費用や特殊運搬費が別途必要
  • 敷地内に停車できず、駐車場を別途借りる必要がある場合:駐車場代が加算されることがある
  • 特殊清掃が必要な状態(孤独死等)の場合:通常の遺品整理費用に数万円〜数十万円のクリーニング・消臭費用が加算される

見積書には「追加料金が発生する条件」を必ず明記してもらい、当日になって想定外の請求をされないよう契約前に確認しましょう。

04

04 費用を安く抑える5つのコツ

遺品処分の費用は工夫次第で抑えることができます。

  • ①複数社から相見積もりを取る:最低3社に見積もりを依頼し、金額と対応の丁寧さを比較しましょう。同じ間取り・荷物量でも数万円の差が出ることがあります。
  • ②貴重品・形見分けの品を事前に仕分けておく:処分する量が減れば、その分費用も下がります。
  • ③買取可能な品物は査定に出す:貴金属・骨董品・ブランド品などは買取金額が処分費用から相殺されることがあります。
  • ④自治体の粗大ゴミ回収を併用する:時間に余裕があれば、一部の家具・家電を自治体の粗大ゴミとして自分で処分すると業者費用を抑えられます。
  • ⑤繁忙期(3〜4月)を避ける:引っ越しシーズンと重なる時期は料金が高くなりがちなため、可能であれば時期をずらすと安くなることがあります。
PR
02 間取り別の費用相場
写真: SHVETS production / Pexels

05

05 遺品処分業者を選ぶ際の注意点

費用だけで業者を選ぶと、後々のトラブルにつながることがあります。

  • 一般廃棄物収集運搬の許可の有無を確認する:無許可業者は不法投棄のリスクがあり、依頼者側も責任を問われる可能性があります。
  • 見積書の内訳が明確かどうか:「一式」とだけ書かれた見積書は要注意。人件費・処分費・車両費などの内訳を確認しましょう。
  • 極端に安い金額を提示する業者に注意:後から高額な追加料金を請求される「見積もり詐欺」のような事例が報告されています。
  • 遺品整理士等の資格保有者が在籍しているか:遺品への配慮や供養に関する知識がある業者だと安心です。

国民生活センターにも遺品整理サービスに関するトラブル相談が寄せられています。契約前に許可番号や口コミを確認し、慎重に業者を選びましょう。

06

06 遺品処分の流れと費用発生のタイミング

実際の依頼から作業完了までの流れと、費用が発生するタイミングを整理します。

  • STEP1:複数社に見積もり依頼(無料の場合が多い)
  • STEP2:現地見積もり・荷物量の確認:正式な金額が提示される段階
  • STEP3:契約・日程調整:契約書の内容(キャンセル規定含む)を確認
  • STEP4:仕分け・搬出作業(当日または数日):貴重品・形見分けの立ち会いも可能
  • STEP5:作業完了後、代金の支払い:現金・振込・カード払いなど業者により対応が異なる

支払いは作業完了後が一般的ですが、高額な案件では着手金を求められることもあります。前払いを強く求める業者には注意し、契約内容をよく確認してから依頼しましょう。

PR

この記事のまとめ

  • 遺品処分費用は1R・1Kで3万〜8万円、一戸建てで20万〜60万円程度が相場
  • 費用は人件費・処分費・車両費・オプション費用の合算で決まる
  • エレベーターなし物件や特殊清掃が必要な場合は追加料金が発生しやすい
  • 相見積もり・事前の仕分け・買取査定の活用で費用を抑えられる
  • 一般廃棄物収集運搬の許可の有無と見積書の内訳を確認して業者を選ぶ

参考・出典

※制度・料金は改正や地域差があります。最新の情報は各公式サイト・お住まいの自治体でご確認ください。

EDITORIAL TEAM

こもれび編集部 | 遺品整理担当

監修:終活・遺品整理の実務に詳しい編集チーム

本記事は公的機関の情報や一般的な実務をふまえて編集部が作成し、定期的に見直しています。内容に誤りがあれば編集部までご連絡ください。

最終更新日: 2026年07月03日

ABOUT ME
アバター画像
こもれび編集部
国内旅行・暮らしのお役立ち情報を発信中。実際に訪れたホテルレビュー・観光モデルコース・育児に役立つグッズ比較など、日常がちょっと豊かになる記事をお届けしています。旅行プランのご参考にぜひご活用ください。