授乳クッションは必要かというと、「必須ではないが、新生児期の授乳負担を大きく減らせるため、あると確実に楽になる」が結論です。新生児の授乳は1日8回以上、1回10〜30分続くため、赤ちゃんの高さを保つ支えがないと腕・肩・腰への負担が積み重なります。特に帝王切開後や腱鞘炎持ちの方、体格的に高さが合いにくい方には実用性の高いアイテムです。

一方で、「使わなかった」「普通の枕で足りた」という先輩ママの声があるのも事実で、出産準備で買うべきか迷いやすいアイテムでもあります。この記事では、授乳クッションが必要といわれる理由、必要な人・いらない人の特徴、枕やバスタオルで代用する方法と限界、買う場合に後悔しない選び方、授乳以外の活用法まで、購入判断に必要な情報をまとめて解説します。

この記事でわかること

  • 授乳クッションが「あると楽」といわれる理由(授乳回数と姿勢の負担)
  • 必要な人・いらない人の特徴チェックリスト
  • 枕・バスタオルなど家にある物で代用する方法とその限界
  • 買うなら失敗しない選び方(高さ・硬さ・カバーの洗いやすさ)

★ あわせて準備したい

洗えるカバーの授乳クッション

授乳クッションは吐き戻しや母乳で想像以上に汚れます。カバーを外して洗えるタイプ、へたりにくい中材のものを選ぶと、新生児期の毎日の授乳がぐっと楽になります。

1日8回以上 新生児期の授乳回数の目安
1回10〜30分×昼夜問わず続く
生後3〜6ヶ月頃 授乳クッションを使う期間の目安
首すわり・授乳の安定とともに卒業が多い
2,000〜6,000円 授乳クッションの価格帯の目安
抱き枕兼用タイプはやや高め

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01 結論|必須ではないが「あると楽」。判断基準は授乳スタイル

授乳クッションは、母子手帳やおむつのような「なければ困る必需品」ではありません。実際、クッションなしで乗り切った家庭も、普通の枕で代用した家庭もあります。それでも出産準備の定番であり続けるのには理由があります。

  • 新生児期の授乳は1日8回以上:1回10〜30分の授乳が昼夜問わず続き、姿勢の負担が積み重なります
  • 赤ちゃんの口と乳首の高さを合わせる道具:高さが合わないと、腕で支え続けるか、前かがみになるかの二択になり、腕・肩・腰を痛めやすくなります
  • 浅飲み・飲みにくさの一因を減らせる:赤ちゃんが安定した高さで飲めると、授乳姿勢が整いやすくなります

つまり授乳クッションの本質は「授乳の高さ合わせを、腕力ではなく道具で解決する」ことです。母乳中心で授乳回数が多い人ほど恩恵が大きく、ミルク中心で抱き方の自由度が高い人は必要性が下がる、と整理すると判断しやすくなります。迷ったら、まず家にある枕やバスタオルで代用してみて、不便を感じたら買い足す方法でも遅くはありません。

01 結論|必須ではないが「あると楽」。判断基準は授乳スタイル
写真: Sarah Chai / Pexels

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02 授乳クッションが必要といわれる理由|姿勢の負担は積み重なる

「たかがクッション」と思われがちですが、授乳期の体には次のような負担がかかります。

  • 腕・手首への負担:新生児は体重約3kgとはいえ、10分以上支え続けると腕はパンパンになります。産後は腱鞘炎になりやすい時期でもあります
  • 肩・首・腰への負担:赤ちゃんの位置が低いと前かがみ姿勢が習慣化し、肩こり・腰痛の原因になります。産後の体は骨盤まわりも不安定で、悪い姿勢の影響を受けやすい状態です
  • 夜間授乳での消耗:眠い状態での授乳は姿勢が崩れがちです。クッションで赤ちゃんの位置が決まると、夜間の授乳が格段に楽になります

授乳姿勢が整うことは、赤ちゃん側にもメリットがあります。口と乳首の高さが合うと深くくわえやすくなり、乳首の痛みや飲み残しのトラブルを減らすことにつながります。授乳の悩みは母子それぞれの状況で異なるため、飲み方や乳首の痛みが続く場合は、産院や自治体の助産師・母乳外来に相談しましょう。道具はあくまで補助であり、正しい抱き方・くわえさせ方とセットで効果を発揮します。

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03 授乳クッションが必要な人・いらない人の特徴

先輩ママたちの声をもとに、必要性が高い人・低い人の特徴を整理します。当てはまる数で判断してみてください。

  • 必要性が高い人:母乳中心またはその予定/帝王切開の傷があり赤ちゃんの重みを腹部にかけたくない/腱鞘炎・肩こり・腰痛がある/座椅子やベッドの上など授乳場所が安定しない/双子育児(専用の大型クッションが活躍)/抱き枕として妊娠中から使いたい
  • 必要性が低い人:ミルク中心で授乳時間が比較的短い/ソファやアームチェアなど、ひじ掛けと枕で高さを作りやすい環境がある/家に代用できるクッションや枕が十分ある/物を増やしたくない・収納が少ない

【ポイント】帝王切開になるかどうかは事前に分からないことも多いため、「産後に必要と感じたら即日買う」計画でも構いません。通販なら翌日には届く時代です。出産前に商品の目星だけ付けておくと安心です。

なお、産院の多くは入院中に授乳クッションを用意しています。入院中に使い心地を確かめ、「これは家にも欲しい」と感じたら購入する、という判断方法が実は最も失敗がありません。

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04 買わない場合の代用方法と限界|枕・バスタオルで作る授乳サポート

授乳クッションを買わない場合、家にある物で高さを作ることになります。代表的な代用方法と、その限界を知っておきましょう。

  • 枕+バスタオル:枕を膝に載せ、バスタオルを畳んで高さを微調整する定番の方法。高さの自由度が高い反面、授乳のたびに組み直す手間があります
  • クッション2枚重ね:ソファのクッションなどを重ねる方法。柔らかすぎると赤ちゃんが沈んで高さが安定しないのが弱点です
  • ひじ掛け付きソファ・座椅子の活用:ひじ掛けに腕を預けると、クッションなしでも腕の負担を減らせます
  • 掛け布団・毛布を畳んで使う:夜間の添い寝環境では手軽ですが、赤ちゃんの顔まわりに柔らかい寝具を置かないよう注意が必要です

代用の限界は「高さの安定」と「手間」です。授乳クッションは適度な硬さで高さが一定に保たれるよう作られており、毎回同じ姿勢を再現できます。代用品は1回ごとの調整が必要で、夜間ににじむ疲労感が違ってきます。1日8回の授乳が数ヶ月続くことを考えると、数千円で手間を買う価値は十分ある、というのが多くの経験者の実感です。逆に、代用で特に不便を感じなければ、無理に買う必要はありません。

02 授乳クッションが必要といわれる理由|姿勢の負担は積み重なる
写真: https://kaboompics.com/ / Pexels

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05 買うなら失敗しない選び方|「へたり」と「高さ」で選ぶ

授乳クッションで最も多い後悔は「すぐへたって高さが足りなくなった」です。買うと決めたら、次のポイントで選びましょう。

  • ①中材のへたりにくさ:綿がぎっしり詰まった高密度タイプや、しっかりした厚みのあるタイプを選びます。ふわふわで薄い物は数週間で沈みがちです
  • ②高さ(厚み):体格や座る場所にもよりますが、厚み15cm前後のしっかりしたタイプが定番です。低めの場合はバスタオルで補整できるので「高め」を選ぶほうが調整しやすくなります
  • ③カバーが外して洗える:母乳・吐き戻し・よだれで毎日汚れます。洗い替えカバーが手に入る定番品だとさらに安心です
  • ④形状:定番の三日月型のほか、腰に巻いて固定できるベルト付き、妊娠中は抱き枕として使える大型タイプなどがあります。妊娠中から買うなら抱き枕兼用が経済的です
  • ⑤価格の目安:2,000〜6,000円程度。西松屋やニトリなどの手頃な物から、サンデシカなど専門ブランドまで幅があります(価格・仕様は公式で要確認)

双子の場合は、2人同時授乳に対応した双子用の大型授乳クッションという選択肢もあります。体格差で高さが合わないと感じたら、クッションの下にバスタオルを敷いて微調整するのが定番の解決策です。

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06 いつまで使う?授乳以外の活用法と手放し方

授乳クッションの使用期間は意外と短く、首がすわり授乳が安定してくる生後3〜6ヶ月頃に卒業する家庭が多数派です。ただし、工夫しだいで活躍期間を延ばせます。

  • 妊娠中:抱き枕として:大型タイプなら妊娠中期からシムス位の抱き枕として使え、購入費の元を取りやすくなります
  • 授乳期:授乳サポート:母乳・ミルクどちらでも、高さ合わせと腕の負担軽減に活躍します
  • 授乳後:大人のリラックス用:腰当てやごろ寝枕として使い続ける家庭も多くあります

注意したいのは、「おすわり練習の支え」としての使用です。クッションで囲えば倒れにくくはなりますが、赤ちゃんをクッションに座らせたまま目を離すと、前のめりやのけぞりで顔が埋まる危険があります。柔らかい物のそばに赤ちゃんを置くときは必ず大人が付き添い、寝かせる場所には使わないでください。

卒業後の手放し方は、洗ってから譲る・フリマで売る・自治体区分に従って処分するのが一般的です。次の子の予定がある場合は、へたり具合を見て保管するか買い替えるかを判断しましょう。授乳クッションは「短期間だが毎日使う」道具です。必要かどうかは、あなたの授乳スタイルと体の状態に照らして、この記事のチェックリストで判断してみてください。

この記事のまとめ

  • 授乳クッションは必須ではないが、1日8回以上続く新生児期の授乳負担を減らす効果は大きい
  • 母乳中心・帝王切開後・腱鞘炎持ち・双子育児の人は必要性が高く、ミルク中心で環境が整う人は低め
  • 枕+バスタオルで代用できるが、高さの安定と毎回の手間に差が出る。産院で試してから買う方法が確実
  • 買うなら「へたりにくい中材」「厚み15cm前後」「洗えるカバー」を基準に。価格の目安は2,000〜6,000円
  • 使用期間は生後3〜6ヶ月頃まで。抱き枕や腰当てへの転用で元を取り、目を離した支え使いはしない

参考・出典

※制度・料金は改正や地域差があります。最新の情報は各公式サイト・お住まいの自治体でご確認ください。

EDITORIAL TEAM

こもれび編集部 | 編集部担当

監修:終活・遺品整理の実務に詳しい編集チーム

本記事は公的機関の情報や一般的な実務をふまえて編集部が作成し、定期的に見直しています。内容に誤りがあれば編集部までご連絡ください。

最終更新日: 2026年07月20日

よくある質問

Q. 授乳クッションは本当に必要ですか?

必須ではありませんが、新生児期は1日8回以上の授乳が続くため、高さを支える道具があると腕・肩・腰の負担が大きく減ります。母乳中心の方、帝王切開後の方、腱鞘炎持ちの方は特に恩恵が大きく、「あると楽」が実感に近い答えです。

Q. 授乳クッションなしで乗り切れますか?

乗り切れます。枕とバスタオルを組み合わせて高さを作る、ひじ掛け付きの椅子を使うなどの代用で十分な人もいます。ただし毎回の高さ調整の手間と安定感には差があるため、不便を感じたら買い足すのがおすすめです。

Q. 授乳クッションはいつまで使いますか?

首がすわり授乳姿勢が安定する生後3〜6ヶ月頃に卒業する家庭が多いです。妊娠中は抱き枕、卒業後は大人の腰当てやごろ寝枕として使えば、活躍期間を前後に延ばせます。

Q. 出産前に買うべきですか?産後でも間に合いますか?

産後でも間に合います。産院で授乳クッションを試せることが多いので、入院中に使い心地を確認し、必要と感じたら通販で購入すれば退院に間に合います。妊娠中から抱き枕として使いたい場合は、妊娠中期の購入がおすすめです。

Q. 授乳クッションでおすわりの練習をさせてもいいですか?

支えとして使う場合は、必ず大人が付き添ってください。クッションに座らせたまま目を離すと、前のめりやのけぞりで柔らかい部分に顔が埋まる危険があります。また、寝かせる場所として使うのは避けてください。

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こもれび編集部
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