「葬儀を行う」の言い換え表現8選|喪中はがき・メール・弔状別の使い方
喪中はがきや会社への訃報連絡、弔電の文面を作成するとき、「葬儀を行う」という表現をそのまま使ってよいのか迷うことはありませんか。改まった文書や目上の方へのメールでは、より丁寧・格式のある言い回しが求められます。この記事では、「葬儀を行う」の言い換え表現を8つ厳選し、シーン別の使い方と注意点をわかりやすく解説します。
この記事でわかること
- 「葬儀を行う」の格式別・丁寧な言い換え表現8選
- 喪中はがき・メール・弔状・SNSでの使い分け方
- 言い換えの際に避けるべきNG表現
- 葬儀後の手続き(香典返し・喪中はがき)のポイント
「葬儀を行う」の言い換え表現8選
①「執り行う(とりおこなう)」
最も格式が高く、改まった文章や公的な場面で広く使われる表現です。「葬儀を執り行いました」「〇月〇日に葬儀を執り行いましたことをご報告申し上げます」のように使います。喪中はがき・弔状・社内外への訃報連絡など、ほぼすべての場面に対応できる万能な言い換えです。
②「営む(いとなむ)」
「葬儀を営む」は仏教的なニュアンスを含む伝統的な表現です。「去る〇月〇日に葬儀を営みました」のように、比較的フォーマルな文章に使用します。弔状や喪中はがきに自然に馴染む言い回しですが、神式・キリスト教式の葬儀には「執り行う」の方が適切です。
③「済ませる」
「葬儀は近親者のみで済ませました」のように、家族葬や密葬の報告に多く使われます。やや略式の表現になるため、親しい間柄へのメールや訃報通知に向いています。格式を求める弔状や会社の訃報連絡では「執り行う」を優先しましょう。
④「相営む(あいいとなむ)」
「〇月〇日に葬儀を相営みました」と、「相(あい)」を添えることで丁寧さが増す表現です。弔状・お礼状など、かしこまった書き言葉に用いられます。口頭ではほぼ使われない文語的な表現のため、書面専用と覚えておきましょう。
⑤「斎行する(さいこうする)」
神式の葬儀(神葬祭)や宗教的な儀式の場で使われる表現です。「告別式を斎行いたしました」のように、格式の高い神式の文書に適しています。一般的な仏式葬儀では使用しないのが無難です。
⑥「とり行う」(ひらがな表記)
「執り行う」の平易な表記です。SNSやブログ、カジュアルなメールなど、あまり格式を求めない場面での使用に向いています。喪中の報告をSNSで行う場合などに自然に使えます。
⑦「行いました」(シンプルな表現)
「〇月〇日に葬儀を行いました」と、あえてシンプルにまとめる方法です。特にメールやLINEなど、日常的な連絡では過度に格式張る必要はなく、読み手に伝わりやすい表現を選ぶことが大切です。
⑧「相済ませました(あいすみました)」
「おかげをもちまして葬儀は相済ませました」のように、感謝の気持ちとともに葬儀の完了を伝える表現です。お礼状・挨拶状の結びによく使われ、香典返しに同封する挨拶状の定型文としても定着しています。
シーン別の言い換え使い分けガイド
喪中はがき・年賀欠礼状に使う場合
喪中はがきには「執り行いました」または「相済ませました」が最もよく使われます。以下のような文例を参考にしてください。
本年〇月に父〇〇が永眠し、〇月〇日に葬儀を執り行いました。
ここに生前のご厚情に深謝し、喪中につき年末年始のご挨拶を控えさせていただきます。
喪中はがきの印刷は、楽天市場でまとめて注文すると手間が省けます。枚数に応じた格安印刷サービスも豊富です。
会社・職場への訃報メールに使う場合
社内外へのビジネスメールでは、「執り行いました」が最も無難で汎用性が高い表現です。上司・取引先・社外の方へ送る際は以下の文例を参考にしてください。
先日ご連絡いたしました通り、去る〇月〇日、父〇〇の葬儀を執り行いました。
ご多忙のなかご弔問・ご香典を賜り、誠にありがとうございました。
部署内の連絡や社内メールでは「葬儀を行いました」とシンプルにまとめても問題ありません。受け取る相手との関係性に応じて調整しましょう。
弔電・弔状・お礼状に使う場合
弔状・お礼状など書き言葉の場面では、最も格式の高い「執り行う」「相営む」「相済ませました」を使用します。文書の冒頭・結びに応じて使い分けると自然な文章になります。
| シーン | おすすめ表現 | 格式 |
|---|---|---|
| 喪中はがき | 執り行いました・相済ませました | 高 |
| 会社への訃報連絡 | 執り行いました | 高 |
| 弔状・お礼状 | 執り行う・相営む・相済ませました | 高 |
| 親しい友人へのメール | 済ませました・行いました | 中 |
| SNS・ブログでの報告 | とり行う・行いました | 低〜中 |
| 神式の葬儀文書 | 斎行いたしました | 高 |
言い換えの際に避けるべきNG表現・注意点
忌み言葉・重ね言葉に注意
葬儀・弔事の文章では、忌み言葉(不吉な言葉)や重ね言葉(同じ意味の繰り返し)は避けるのがマナーです。「再び」「またまた」「重ね重ね」「ますます」などの重ね言葉は不幸が繰り返すことを連想させるため使用しません。
- NG:「重ね重ねお礼申し上げます」「またの機会に」「ますます〜」
- OK:「心よりお礼申し上げます」「改めて〜」「一層〜」
宗教・宗派によって適切な表現が異なる
「執り行う」はほぼすべての宗教・宗派で使用できる汎用表現ですが、「営む」は仏式に、「斎行する」は神式に向いています。相手方の宗教・宗派が分かっている場合は合わせた表現を選ぶと丁寧です。分からない場合は「執り行う」を選んでおけば問題ありません。
家族葬・密葬の場合の報告文
近年増えている家族葬・密葬では、「葬儀は近親者のみで済ませました」という表現がよく使われます。広く参列を呼びかけなかった場合の事後報告としてよく使われる自然な言い回しです。その後に「生前のご厚情に深謝いたします」と続けるのが定型です。
葬儀後の手続き|香典返しと挨拶状のポイント
香典返しは忌明け後1ヶ月以内が目安
葬儀後の大切な手続きのひとつが香典返しです。仏式では四十九日法要後(忌明け後)、神式では五十日祭後に贈るのが一般的で、いただいた香典の3分の1〜半額程度を目安に品物を選びます。
- カタログギフト:相手が好みのものを選べるため近年最も人気
- 消耗品(お茶・海苔・洗剤):使い切れる実用的な定番品
- スイーツ・お菓子:日持ちするものを選ぶと喜ばれる
香典返しには「挨拶状」を同封するのがマナーで、「おかげをもちまして葬儀は相済ませました」という文例がよく使われます。楽天市場では香典返しに適したギフトセットを豊富に取り扱っており、挨拶状の作成サービスを提供しているショップも多くあります。
香典返しの挨拶状文例
謹啓 このたびは亡父〇〇の葬儀に際しまして、ご丁寧なご厚志を賜り誠にありがとうございました。
おかげをもちまして四十九日の法要を滞りなく執り行いました。
つきましては供養のしるしまでに心ばかりの品をお贈りいたします。何卒お納めくださいませ。
謹白
よくある質問
Q.「葬儀を執り行う」と「葬儀を行う」はどちらが正しいですか?
A. どちらも正しい日本語です。「執り行う」は格式・丁寧さが高く、公的文書・弔状・喪中はがきに適しています。「行う」はよりシンプルな表現で、日常的なメールや口頭連絡に使いやすいです。相手や場面に応じて使い分けましょう。
Q. 喪中はがきで「葬儀を済ませました」は失礼になりますか?
A. 少し砕けた印象になるため、喪中はがきでは「執り行いました」または「相済ませました」の方が無難です。特に目上の方や会社関係の方への喪中はがきでは格式のある表現を選びましょう。
Q. 家族葬だった場合、事後報告の文面はどう書けばいいですか?
A. 「葬儀は近親者のみにて滞りなく執り行いました」または「家族葬にて相済ませました」という表現がよく使われます。参列できなかった方への配慮として「お知らせが遅れましたことをお詫び申し上げます」と添えると丁寧です。
Q. 「葬儀を行う」の敬語表現はどうなりますか?
A. 敬語(謙譲語)として使う場合は「葬儀を執り行いました」「葬儀を相営みました」が適切です。さらに丁寧にする場合は「〜執り行いましたことをご報告申し上げます」のように結びに「〜申し上げます」を添えます。
Q. 香典返しの挨拶状に「葬儀を行う」の言い換えは必要ですか?
A. 香典返しの挨拶状では「おかげをもちまして葬儀を相済ませました」「四十九日の法要を滞りなく執り行いました」という形式が一般的です。印刷業者やギフトショップによっては定型文を用意しているので活用するのもおすすめです。
まとめ|場面に合った「葬儀を行う」の言い換えを選ぼう
「葬儀を行う」の言い換えは、どの場面で使うかによって最適な表現が異なります。基本は「執り行う」を押さえておけば大半の場面で対応できます。喪中はがき・弔状には「相済ませました」「相営む」、SNSや親しい間柄には「とり行う」「済ませました」と使い分けると、受け取る相手への配慮が伝わります。葬儀後の香典返しや喪中はがきの準備も、楽天市場で手軽にまとめて手配できますので、ぜひ活用してみてください。
